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池沢さとし『サーキットの狼』マインドカルチャーセンター

 

 スーパーカーブームを巻き起こしたジャンプコミックスサーキットの狼』全27巻を全18巻+番外編1巻にして再発行したもの。

 第1巻から第4巻までは、公道グランプリ編。1位風吹裕也、2位沖田、3位早瀬左近

 第4巻の首都高速道路でのレースでは、1位早瀬、2位風吹、3位魅死魔。

 第5巻から第6巻ではA級ライセンス取得の模擬レース。1位早瀬、2位風吹、3位土方、4位魅死魔。このとき慣性ドリフトを体得する。

 第6巻から第12巻は、流石島レース編。1周30kmx20周=600kmのレース。第9巻では幻の多角形コーナーリングをマスターする。第11巻では、フェラーリの女豹が死に、隼人ピーターソンがクラッシュする。そして、1位風吹、2位早瀬、3位飛鳥。

 第12巻では富士フレッシュマンレースで、1位風吹。筑波サーキットでの暴走族の頭を集めたホークスのレースでも1位は風吹。

 第13巻では、ル・マン・イン・ジャパン(日光レース)では風吹は予選50位。

第14巻から第16巻にかけて、ル・マン・イン・ジャパン(日光レース)の本選。浜の黒ヒョウが死に、早瀬が精神的ショックで走れなくなる。風吹が早瀬をサポートして復活させる。結局、1位飛鳥、2位早瀬、3位、椿、4位生島、5位桑沢、6位関根、7位魅死魔、8位原田、9位土方。風吹はゴール前でリタイア。芝生に横たわって「空っぽ」というシーンは、なんとなく『あしたのジョー』のラスト・シーンを彷彿とさせる。これで最終回かと思ったが物語はまだまだ続く。

 燃え尽き症候群になった風吹だが、ミキとのデートで立ち寄ったカート・レースで1位になり復活し、マンション売ったお金でヨーロッパに飛びF1を目指す。まずはF3から。

 BPF3では、優勝候補のジョージ・プライスを抑えて優勝。第17巻ではモナコF3。予選では、1位フランケン、2位セシル・・・・8位風吹。だが、ジャンピング・ターン・フラッシュを体得する。

 第17巻から第18巻ではモナコF3の決勝。なんと宿命のライバル早瀬が死ぬが、1位風吹。2位プライス。

 そして第18巻ではとうとうF1スペインGP出場。飛鳥と1位2位を争いチェッカーを受けるところで堂々完結!!飛鳥と風吹のどちらが勝ったかはわからない。

 第19巻は番外編で、ギャグ漫画チックな話が並ぶ。フェラーリの女豹の本名が田原ミカといい、大金持ちのお嬢様であることがわかる。風吹裕也がまだ★1個の時に、トヨタ2000GTに乗った女性に負けていた話には驚いた。

 アグネス・ラムならぬプリンセヌ・ラムや、後の秋本治である山止たつひこをもじった山下たつひこらが登場して笑える。

 

 スーパーカーブームを作った名作だけに面白い!これを読んだ後は車の運転気をつけないと(笑)