haruichiban0707の読書&視聴のおと

読書メモや映画やテレビ番組視聴メモです

書評:漫画

田河水泡『のらくろ上等兵』講談社(1984/11/24)

もともとは昭和7(1932)年12月発行 入営し斥候になり、飛行機を作ったり、猿の国や海賊と戦い、二等兵から伍長に昇進するまで。 入営や斥候という言葉はこの漫画で知ったものだ。 昔は学校の図書室や町の図書館にもあったが今はどうなのだろう? 戦争中は「こ…

竹宮惠子『吾妻鏡』(上・中・下)中公文庫 マンガ日本の古典 14/15/16 (2000/05/25)

2022年(令和4年)の大河ドラマ『鎌倉殿の13人』の登場人物達が活躍するのが本書『吾妻鏡』だ。 それを22年前に文庫化したのが本書だ。初出は1994年だから28年前の本になる。 『草燃える』や『鎌倉殿の13人』の役者達がダブる。源実朝暗殺やその時の北条義時の…

石ノ森章太郎『古事記』中公文庫(1999/06/18)

世界の始まりから神武天皇誕生までの『古事記』上巻をマンガにまとめた本。 不思議な『古事記』の物語をうまくマンガでまとめている。 イザナキ、イザナミの物語やスサノオノミコトや大国主命、因幡の白兎の話、天孫降臨、海彦山彦の話がわかりやすく描かれ…

安彦良和『虹色のトロツキー』双葉社(2010/05/23)

Kindle版第1巻はこちら 満洲事変からノモンハン事件までの満洲や中国を舞台にした物語。 スターリンに追放されたトロツキーをかついだりそれを防ごうとするなどの思惑を持った日本人、満洲人、モンゴル人、中国人、ロシア人達。 石原莞爾、辻政信、尾崎秀実…

松本零士『ハーロック&トチロー』秋田書店(2017/06/30)

もくじはこちら キャプテン・ハーロックや大山トチローについて、単行本未収録作品を集めたもの。 『ガン・フロンティアII』は小説だ。 1978年にタカラから発売された「エアダッシュシリーズ宇宙海賊キャプテンハーロック」の「ポレット」「コスモウィング」…

松本零士『宇宙海賊キャプテン・ハーロック』(秋田書店) (1994/04/30)

事なかれ主義に陥った地球人類の大多数。 そんなか、宇宙海賊キャプテン・ハーロックと40人(41人)の海賊と1匹と1羽は、我が青春のアルカディア号で宇宙を旅する。 この宇宙戦艦の中央コンピューターは、ハーロックの親友でエメラルダスが愛した男、大山トチ…

白土三平『ワタリ』小学館 (1998/08/10)

第一部 第三の忍者の巻 プロローグ 第1章 二面地蔵 第2章 二つの砦 第3章 おきての柱 第4章 赤目党 第5章 6人の忍者(1) 第6層 6人の忍者(2) 第二部 0の忍者の巻 第1章 闇の大老 第2章 暗影の里 第3章 陰の影 第4章 最後の砦 第三部 ワタリ一族の巻 第1章 三…

半藤一利原作・星野之宣漫画『日本のいちばん長い日』文藝春秋(2022/07/30)

映画にもなった半藤一利の『日本のいちばん長い日』を星野之宣が描いた漫画版だ。 星野之宣のリアルな絵で描いているので迫力が凄い。 星野之宣の想像が含まれているのが、原作や映画と違うところだ。 77年前の今日から明日にかけてを描いた傑作だ。 原作、…

アカツキ『味のプロレス オールスター編2』新紀元社(2022/07/10)

起承転結を守った4コマ漫画の王道。 プロレスファンには嬉しい、ちょっと笑えて、ほろっとする優しさあふれる漫画だ。

小林源文『パンツァークリーク』ゴマブックス(2019/10/10)

『パンツァークリーク』、『12時間ON FIRE』、『英雄列伝』、『東亜総統特務隊』の4編が納められている。 『パンツァークリーク』 1942年末のスターリングラードの戦いから1943年7月13日のクルスクの戦いまでを、最前線で戦う兵士の視点で描いた作品だ。 歴…

白土三平『忍者武芸帳-影丸伝-』小学館(1976/04/20)

白土三平の代表作。個人的には『カムイ伝』よりこちらの方が好きだ。登場人物の数が『カムイ伝』では多すぎて追い切れない。本作だと十分追い切れる また、実現不可能ではあるが、忍術の種明かしがある。 実在の人物や事件を題材に、架空の人物を配し、戦国…

小林まこと『格闘探偵団』講談社(2003/09/22)

『1・2の三四郎2』の後、いろいろあって、三四郎は探偵になっていた。 また、いつかプロレスか格闘技に戻ってくるのか、と思ったら、結局、最後まで探偵だったのは残念だ。 しかし、実戦でも、やはり三四郎は強かった!!

小林まこと『1・2の三四郎2』講談社(2000/07/12)

『1・2の三四郎』の続編だ。 3年間の海外武者修行を終えて帰国したプロレスラー・東三四郎は、新東プロが解散していたため引退し、ファミリーレストランの店長になっていた。 三四郎の店に五頭信が現れる。彼は、新団体ドリームチームを立ち上げることを決意…

手塚治虫『I・L[アイエル]小学館(1996/11/10)

映画監督の伊万里大作のもとに突然現れたアルカード伯爵。(ドラキュラのアナグラム) 彼が置いていった棺桶にはI.Lという名前の女性が入っていた。彼女は誰にでも変身できる能力を持っていた。 伊万里大作とI.Lはその力を利用して・・・ 『ザ・クレーター』の…

横山光輝他『忍法十番勝負』秋田書店(1966/10/05)

大阪城の抜け穴が書かれた巻物をめぐり、忍者同士が戦う連作・忍者コミックス。 当時第一線で活躍していた漫画家たち以下の10人による連作漫画だ。 堀江卓 藤子不二雄 松本あきら 古城武司 桑田次郎 一峰大二 白土三平 小沢さとる 石森章太郎 横山光輝 もく…

松本零士『潜水艦スーパー99』秋田書店(1975/10/20)

沖博士が設計した潜水艦スーパー99と世界征服を目指す謎の組織、ヘルメット党の戦いを描いた物語。 沖博士の息子、五郎とススムが大活躍する。 スーパー99の名称の由来は五郎が戦時中に使っていた99式小銃からだ。 沖博士と五郎はヘルメット党に捕らわれの身…

諸星大二郎『夢のあもくん』角川書店(2022/03/30)

少年の頃、ふと思ったちょっとした非日常の世界。 あるいは、夢で見た物語。 そんなどこかで共感を感じる漫画だ。 人形を持っている少女と人形が入れ替わってしまう「人形少女」 さなぎになってしまう「羽毛田君の奥さん」 うどんの先に女の頭がついている「…

諸星大二郎『アリスとシェエラザード』小学館(2022/04/04)

行方不明の人を探すのが専門の霊媒アリス・ミランダと助手でファーストネームで呼ばれることが大嫌いなシェエラザード・ホブソンが活躍する。 19世紀末のイギリスを舞台にした怪奇事件を扱った物語。 手の綺麗な女性を探すように依頼したドクター・マロー。…

永井豪『キューティーハニー』秋田書店(1985/03/25)

悪の秘密結社パンサークローと戦う、「空中元素固定装置」による着るものを自在に変化させる能力と人間を超えた戦闘力を発揮する少女型アンドロイド・キューティーハニーこと如月ハニーの活躍を描いた漫画だ。 「空中元素固定装置」を発動すると一瞬、裸にな…

さいとう・たかを『ザ・シャドウマン』秋田書店(1967/12/25)

『ゴルゴ13』で有名なさいとう・たかをのSFスパイアクション漫画だ。 デビュー時の絵はかなり丸くて漫画風だったが、この頃の絵は劇画になっている。 もくじは次の通り。 レリッシュという秘密結社によって、特殊な手術を受けた片桐。 黒い皮膚に日光を浴び…

武論尊原作 平松伸二画『ドーベルマン刑事』集英社(1976/09/30)

ドーベルマンのようにしつこく強くてすぐに銃をぶっ放す、凶悪犯罪専門の警視庁特別犯罪課、通称“特犯課”に所属する、加納錠治の物語。 彼は、犯罪を強く憎むが、更正しようとする元犯罪者には優しい。 刑事は女性を幸せにできない、という考えの持ち主で、…

手塚治虫『どろろ』秋田書店(1994/04/30)

醍醐景光は、天下をとりたいがために、48匹の妖怪にわが子の身体を1箇所ずつ差し出す。 その結果、産まれた子供は、手足も目鼻もない。たらいに載せて捨てられた。 その子が医者によって、義手や義足をつけられ、百鬼丸と名付けられる。彼はやがておのれの身…

さいとう・たかを『空気男爵 死太刀双之進』桃源社(1975/12/10)

『空気男爵』は、さいとう・たかをのデビュー作だ。絵柄が後の『ゴルゴ13』の面影は全然ないのに驚く。手塚治虫風の丸みを帯びた絵なのだ。 エジプトの星と呼ばれる宝石を盗む、空気男爵と名乗る男が、予告する。 ぼんぼん探偵こと田良良一と相棒の菅田が空…

あすなひろし『風と海とサブ』秋田書店(1977/10/05)

島が多数ある海の新人船員サブローと彼をとりまく人達の青春漫画。 船長とその家族。 いつも着物を着ていて何か謎のワケがありそうな甲板長の山本研次。 彼らをとりまく女性達。 ギャグ漫画っぽいところもあるが、真面目なところもあり、物語の中で「こう生…

梶原一騎原作 宮田淳一画 『タイガーマスク二世』講談社(2001/12/12)

初代タイガーマスクの正体だった伊達直人が交通事故で亡くなった後、その遺志を継いだ二代目タイガーマスクの物語だ。 富士山のふもとにトレーニング・ルームを作ったり、宇宙プロレス連盟が日本のプロレス界に挑戦してきたり、スケールは壮大になっている。…

小林まこと『それいけ岩清水』講談社(1982/01/20)

『1・2の三四郎』に登場する岩清水が主人公の漫画だ。 岩清水が女の子のお尻に「岩清水」というハンコ(?)を押すことで、その子は岩清水家の奥さんになってしまう。 岩清水の母親も祖母も同じだった。祖父は戦争で南の島に行ったが、そこでも同じ手口で一夫多…

高森朝雄作 辻なおき画 『ジャイアント台風~ジャイアント馬場物語~』講談社漫画文庫(2002/05/10)

プロ野球で活躍する夢を自由契約や怪我によってあきらめた馬場正平が、日本プロレスに入門し、ジャイアント馬場となり、アメリカで活躍し、力道山亡き後、日本プロレスでルー・テーズを破り、インターナショナルヘビー級王座につくまでを描いた漫画だ。 梶原…

諸星大二郎『MUDMEN最終版』光文社コミック叢書[SIGNAL0020](2010/01/25)

諸星大二郎の初期代表作。 『月刊少年チャンピオン』に連載していたのかぁ・・・。 ニューギニアの森の奥で精霊達や昔ながらの生活をしていたガワン族のコドワ。 人類学者の父を持つ波子と東京で波子の家に住みながら近代化した東京で生活をすることになる。…

小澤さとる『黄色い零戦』世界文化社(1998/8/1)

『サブマリン707』や『青の6号』やロボダッチで有名な小澤さとるが描いた、零戦の設計者、堀越二郎物語。 ただ単に飛行機を作ることだけが楽しみな堀越二郎。 彼が設計した飛行機は、アヒルと呼ばれた7試艦上戦闘機、96式艦上戦闘機、そして零戦。 時代はそ…

新谷かおる『ソニック・デザーター』朝日ソノラマ(1980/01/30)

新谷かおるの、飛行機乗りに関する7編の物語を集めた短編集だ。 もくじは以下 『ソニック・デザーター』は、新型機のテストとして実弾を積んだ他の戦闘機と戦わせるという話。事前にそのことを聞かされなかったテスト・パイロットは生き残るために敵国に亡命…