haruichibanの読書&視聴のおと

読書メモや映画やテレビ番組視聴メモです

ニュートン(Newton) 2022年3月号


f:id:Haruichiban0707:20220201123941j:image

 


f:id:Haruichiban0707:20220201125905j:image

 

Newton2022年3月号を読んでみた。

1月末が忙しくて危うく買い忘れるところだった。

この号はどの記事も読みたくなるものばかりでお得感満載だ。

 

p5 探査機がはじめて太陽にふれた

太陽の大気(コロナ)と宇宙空間の境界「アルフベン境界面」を探査機パーカー・ソーラー・プローブが通過したそうだ。今後600万キロメートルまで接近して観測するらしい。

コロナは100万度に達するというが大丈夫なのかなぁ~?

 

p5 新型コロナの呼気検出法

アメリカ、ロードアイランド病院で「バブラー法」という容器に呼気を吐き出すことで新型コロナのウイルスの量や株を検出する方法を開発したそうだ。

 

p7 アヒルの隊列に学ぶ省エネ輸送

ヒルの親子が一列に並んで泳ぐ姿はよく見かけるが、それは後ろにいる子どもにとって省エネになっているそうだ。間隔を間違うと逆に抵抗になるらしい。本能的に楽な間隔がわかるとは生物は凄い。

 

p9 リュウグウは、やはり有機物と水に富む

はやぶさ2が持ち帰ったリュウグウの試料から有機物や含水鉱物の特徴が見られ「CIコンドライト」とよばれる隕石のタイプに似ているそうだ。

 

p10 新型コロナの「ファクターX」の一つを解明

これは大ニュースだと思う。記憶免疫キラーT細胞が新型コロナウイルスと季節性コロナウイルスに対して交差反応するらしい。日本人の約6割がHLA-A24というエピトープを持つそうだ。欧米人は1から2割、隣の韓国で2.5割しかもたない。

これがファクターXのすべてではないだろうが解明されたことは嬉しいことだ。

 

p14 人類の歴史

シャレド・ダイアモンドの本を彷彿とさせるが、写真やイラストが豊富でわかりやすい。

 

p.34 忘却の脳科学

忘れることも大事だなぁ~。体内時計の狂いが記憶力低下につながるとのこと、これは納得。

 

p.44 宇宙探査のターゲット

太陽系の惑星や小惑星、太陽系を飛び出した探査機などが一覧になっていて、何を探査しているかがよくわかる。

 

p.58 究極の無

無や空の概念を素粒子論、宇宙論、般若心経を交えて解説している。イラストがとてもわかりやすい。宇宙空間でも1立方メートルあたり1個の原子があり無ではない。波であり粒子であるというのをイラストで説明していてわかりやすい。宇宙全体では、プラスマイナスゼロかもしれない。など面白かった。

 

p90 スポーツと性別をめぐる最新事情

性未分化疾患(DSD)とスポーツの男女についての説明。男女差というのが明確ではないというのには驚いた。スポーツの種目をどう区分するか難しいことだと思った。

 

p.100 天気と気象が好きになる雲図鑑

雲の形は風にまかせてテキトーな形になっていると思ったらそうではないらしい。勉強になった。

 

p.112 限界をこえた北極の崩壊

日本には関係ない、と思っていた北極の温暖化だが、大いに影響があるそうだ。温暖化対策が間に合うだろうか??

 

p122 異形の昆虫ツノゼミ

ツノゼミカメムシの仲間だそうだ。全然知らなかったが、随分いろいろな姿のツノゼミがいるのにとても驚いた。