主人公の千太や万里がいる町に怪しい人物がやってきて「赤いトナカイに乗った死の使いによって人類が滅びる。だから助けるために一人10万円持って来い。持ってきた人はロケットに乗せて宇宙に逃がす。」という。
彼は本当は詐欺師だった。
だが、詐欺師のウソが現実になった。
ソ連が「赤いトナカイ」という「地球ロケット」(ミサイルのことか)を発明したと発表。
米ソの水爆を使った第三次世界大戦が起こり人類が滅亡する。
地球人を動物園に送り込んだり食べたりするために、そこにUFOに乗った宇宙人がやってくる。
主人公の千太や万里は宇宙人を助けたため、その宇宙人の恩返しで、別なロケットに乗せられて、どこかの惑星に送られ、そこのアダムとイブになる。
地球が破滅するバッド・エンドの物語。ソ連が滅ぶまでこの恐怖感の中で生きていた。それがまたロシアのウクライナ侵攻でまた再現してきた。
人類はなんと愚かなのだろう。