夏川草介原作の小説『神様のカルテ』を漫画化したもの。
この作品はドラマや映画にもなった作品だ。
原作にかなり忠実に漫画化した作品になる。映画やドラマだと主人公の栗原一止がかなりのイケメン(福士蒼汰や櫻井翔)だが、漫画版だと普通の顔だ。
長野県の24時間365日診療することをうたい文句にする地方病院に勤務する医師栗原一止が主人公だ。彼は御嶽荘という元旅館の古いアパートに住んでいる。
そこには、自称絵描きの男爵や自称大学院生のドクトルのような変人が住んでいる。
主人公栗原一止は、24時間365日診療の病院勤めのため、病院に泊まり込むことも多い過酷な勤務をこなしている。
妻の栗原榛名は、山岳写真家で家を不在にすることが多い。
そんな病院や御嶽荘を中心に繰り広げられる人間模様。
人はいずれ死んでゆくが、いかに行き、死んでゆくか、淡々と描かれている。
なぜこの物語が好きなのか自分でもよくわからないのだが、なんだかとてもいい話で読む度に毎回涙が出てきて心が綺麗になる話だ。