haruichibanの読書&視聴のおと

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白土三平『死神少年キム』小学館(1978/8/20)

1963年の作品。

アメリカ西部を舞台に死神と呼ばれる少年キムをめぐる物語だ。

彼が来ると、災害が発生したり撃ち合いが発生したりして大勢の人間が死ぬからだ。シートン動物記で有名なシートンにも追われる。

キムはクロマニョン人とのこと。クロマニョン人は現生人類と同じだからそれを言うならネアンデルタール人だろう。

黒いピューマ「アタタカイ闇のオフクロ」を母親のように慕って後を追う。

最後までキムの過去や正体はわからないで完結してしまう。

白土三平が亡くなった今、この作品の完成を見ることはできない。

読者が妄想するだけだ。