諸星大二郎の初期代表作。
『月刊少年チャンピオン』に連載していたのかぁ・・・。
ニューギニアの森の奥で精霊達や昔ながらの生活をしていたガワン族のコドワ。
人類学者の父を持つ波子と東京で波子の家に住みながら近代化した東京で生活をすることになる。
文明の発展によって忘れられてしまった精霊達や神話世界。
そして日本のイザナギ・イザナミ神話と重なり・・・。
1970年代から1980年代にかけて、科学の発展とともに忘れられていく神話や文化と人々の葛藤をコドワや人類学者達を通して描いている。
波子の位置づけは意外な展開を見せる。
地球温暖化やSDGsなどの環境が大きな問題となっている現在、改めて読んでみると面白い。