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007『ノー・タイム・トゥ・ダイ』(2021/10/01)

eiga.com

 

 

ダニエル・クレイグ版007第5作目。

 

『カジノロワイヤル』『慰めの報酬』『スカイフォール』『スペクター』に続く連作だ。

 

幼少期のマドレーヌ・スワンは自宅にいたところを、「能面の男」によって襲撃される。能面の男はかつて、マドレーヌの父親で「スペクター」の一員でもあるミスター・ホワイトに、自身の家族を殺害されたという経緯があった。マドレーヌと同居していた母親は、無抵抗のまま彼によって殺害される。隠れていたマドレーヌは戸棚で拳銃を見つけ、男の不意をついてこれを射殺したかに思われたものの、男の身体を家の外に引きずり出している最中に男は息を吹き返す。結氷湖の上を逃げようとした彼女は足下の氷が割れて水中へ転落するが、男はなぜか彼女を救い上げる。

 

どこまでが彼女の本当の体験でどこからが夢なのかよくわからない描写だ。

 

ボンドは過去と決別するため、かつて愛したヴェスパー・リンドの墓を訪れたが、墓が爆発しボンドは負傷する。ボンドを襲う謎の敵と戦い撃退したボンド。

だが、ボンドが墓に向かうことを知っていたのはマドレーヌだけだ。そこからマドレーヌを疑うボンドは、彼女と駅で別れる。

 

5年後、現役を退きジャマイカで穏やかな生活を送っていたボンドのもとに、CIA出身の旧友フィリックス・ライターが誘拐された科学者を救出してほしい、と助けを求めにやってきた。ボンドは一度は断るが、その仕事を受ける。

ここで黒人の女性と出会うが、彼女は新しい007だった。

 

フィリックスの指示でキューバに赴いたボンドはCIAエージェントであるパロマと合流、そこでスペクターの構成員全員が集うブロフェルドの誕生日パーティ会場に潜入する。そこでプリモの義眼を通してブロフェルドと対峙し、直前にオブルチェフが開発していたナノマシンで命を奪われそうになる。開発中にオブルチェフがデータを入れ替えていたことで、逆にスペクターの構成員だけが全員ナノマシンで命を奪われ、ボンド達は命拾いする。

 

オブルチェフの開発していたナノマシンは、DNAを読み込み、対象かどうかを判断して、天然痘のような症状を起こして対象を殺す機能を持つ。それは「ヘラクレス計画」というMI6のMの指示で作られた兵器だった。

 

フェリックスが殺され、大切な友人をまた一人、007は失った。

 

ブロフェルドはボンドとマドレーヌを別れさせるためにヴェスパーの墓を爆破しボンドとマドレーヌを襲わせたのだ。マドレーヌは、「能面の男」ことリュートシファー・サフィンに脅されて、ボンドにナノマシンを感染させた。ボンドがブロフェルドと接触したため感染したブロフェルドは死んでしまった。

 

ボンドはマドレーヌの故郷に向かう。そこでマドレーヌの娘、マチルドに会う。ボンドと同じ碧い眼。マドレーヌはボンドの子ではない、と言い張る。

ノルウェーでマドレーヌとマチルドはサフィンに連れ去られてしまう。

 

マドレーヌとマチルドを追って、日本の北方領土にあるサフィンの基地に潜入する。

そこを破壊するためには、英国海軍が発射するミサイルでなければ破壊できない。ボンドは基地に残り、ミサイル・サイロのフタを開けるが、脱出には間に合わない。

 

MI6ではM、Q、ノーミ(新007)、マネーペニー、タナーが集いボンドに献杯を行う。

一方、マテーラではマドレーヌがボンドの形見であるV8ヴァンテージサルーンを駆りながら、助手席のマチルドにボンドのことを語っていた。

 

不死身のボンドだから、何とか生き残ってハッピーエンドになるかと思ったが残念ながらそうではなかった。

今回でダニエル・クレイグが007を演じるのは最後だという。

今後、もう007シリーズは作られないのかと思ったら、「ジェームズ・ボンドはまた現れる」という字幕で終わる。

次回作は作られるのか?作られるとしたら誰がジェームズ・ボンドなのか?

まだまだこれからも楽しみだ。