【1】坂口征二vs大木金太郎 1975/05/16 日大講堂
日本プロレス崩壊時からの因縁がある二人はプロレスにならなかった。
止めに入るこのモザイクかかっている若手は誰だ!?
【2】アントニオ猪木vsミスターX 1979/02/06 大阪府立体育会館
梶原一騎原作の『四角いジャングル』でさんざん煽られたミスターX。道着の上からもわかるブヨブヨの身体。素人が結んだと思える黒帯。
アントニオ猪木の異種格闘技戦を見なくなったきっかけになった試合だった。
今見ると意外と投げはスムーズだ。正体はきっとプロレスラーだろうなぁ。
【3】アントニオ猪木vsマサ斎藤 1987/03/26 大阪城ホール
前半いい試合だったのに海賊男が登場してマサ斎藤を控え室に連れて行ってしまいヘンな終わり方をした試合。暴動になった。
古舘伊知郎アナの最後のプロレス実況だった。
ブラックキャットが本当は猪木に手錠をかけるのを間違えたという噂だが、そういう姑息な手段をとらなくてもこの二人にまっとうに試合をさせてほしかった。
【4】前田日明vsマサ斎藤 1987/05/18 千葉公園体育館
スーパー・ストロング・マシンの乱入により前田が大流血して試合が台無しになった。
前田vsスーパー・ストロング・マシン(平田)だったら藤波vs長州みたいに名勝負数え歌になったと思うのだが・・・
【5】長州力vs後藤達俊 1990/01/18 徳山市体育館
猪木が政治家になり藤波が欠場しリング上が沈滞していた時の試合。悩める現場監督の長州力を叱咤するアニマル浜口。
【6】武藤敬司&馳浩vs蝶野正洋&スーパー・ストロング・マシン 1994/10/30 両国国技館
最初からギクシャクしていた蝶野正洋とスーパー・ストロング・マシン。そしてとうとう仲間割れしてしまった。
マシンはマスクを取って有名な「しょっぱい試合ですいません」発言。
結局この後もマシンはマスクをとらなかったからあのマスクをとって投げつけたのは何だったんだろう?
マスクをとることでチャンスをつかめたかはわからないが、チャンスをつかみきれなかったマシン(平田淳嗣)のレスラー人生を象徴する試合だったと思う。