haruichibanの読書&視聴のおと

読書メモや映画やテレビ番組視聴メモです

さいとう・たかを『ゴルゴ13 194 苦いチョコレート』(リイド社)(2019/09/19)

 



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『顔のない男』(2012/08作品)(脚本協力 ながいみちのり)

依頼者:カダフィ大佐の影武者アブド

ターゲット:リビア武装組織

依頼金額:不明

狙撃場所:リビア カダフィ大佐の秘密基地

殺害人数:不明(多数)

 

リビアカダフィ大佐の影武者アブドが、カダフィ大佐死後、余命1年あまりと知り、リビア武装組織壊滅をゴルゴ13に依頼する。

ゴルゴ13南アフリカ製ツルベロ モデルSR14.5(口径14.5mm)で依頼を遂行する。

 

苦いチョコレート(2013/01作品)(脚本協力香川まさひと)

 

依頼者:アラン・フランシス

ターゲット:コートジボワールのカカオ農場で児童労働現場監督のヤヤ

児童労働で利益を上げていたコートジボワール・カカオ生産協議情報委員会会長コフィ・アッド

アビジャン港港湾運営者バカリ・ゾロ

 

依頼金額:不明

狙撃場所:コートジボワール

 

殺害人数:13人

 ヤヤ

 コフィ・アッド

 バカリ・ゾロ

 ヤヤとともにいた2人

 コフィ・アッドのボディガード3人

 バカリ・ゾロの手下5人

 

児童労働が問題視されているコートジボワール。依頼者のアランはそこで働いていたが、ある日サリフとともに脱走する。

そしてイギリスの養父母に育てられ成功した。

コートジボワール時代の農場管理者ヤヤとその背後の黒幕を判断し殺害することをゴルゴ13に依頼する。

 

無事に依頼を遂行したゴルゴ13

サリフの仇をとって安心するアラン。

 

しかしゴルゴに殺された者の一人がサリフだった。

 

切ない物語だ。

 

 

DEATH POOL(2013/06作品)(脚本協力香川まさひと)

 

依頼者:なし

ターゲット:女優ナンシー・フィッシャー

依頼金額:なし

狙撃場所:アメリカ ビバリーヒル

殺害人数:1人

 

10人のリストの中から誰が一番先に死ぬかに大金を賭ける遊びがデス・プール。 

それにはまる女優ナンシー・フィッシャーは、偽の情報を流したり、勝利のために殺人を依頼したりしていた。そして、リストにいるボゴス共和国大統領ヌバイがゴルゴ13に狙われている、という偽情報を流す。

別な狙撃者に狙われたヌバイは一命をとりとめる。

「彼は自分を利用する人間を許さない!・・・絶対に、ね!」デス・プールでナンシーの偽情報に踊らされて損をした美術商ダニエル・モーガンの言葉の後、ナンシーはゴルゴ13に額を撃ち抜かれる。

 

最後のコマに登場するモーガンが扱う現代美術の女性像が印象的だ。