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さいとう・たかを『ゴルゴ13 33 戦艦ヨークシャーの反乱』(リイド社)(1979/08/05)

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====もくじ=====

=============

 

第113話 チェックメイト(1976/11作品)

脚本協力:浜家幸雄

ページ数:85ページ

依頼者:

   1)不明

   2)武器商人ウェルトン卿
ターゲット:

   1)ヌオールズの娘とその夫

   2)クリーブランドのヌオールズ
依頼金額:

   1)不明

   2)不明

殺害場所:

     1)不明

     2)空港の待合室

殺害人数:

     1)2

     2)4人

殺害相手:

     1)ヌオールズの娘とその夫

     2)ヌオールズに雇われた殺し屋3人(クレイトンとシュルツ兄弟)とヌオールズの孫娘エミリー

H:0人

 

Part1 21:10の空港

 雷雨の空港に館内放送が流れた。20:30発第8便シカゴ行きが最終便となり、21:30のシカゴ行きは欠航となった。それを聞いているゴルゴ13。

 第8便はすいているので、搭乗券の変更が可能だ。しかしゴルゴ13は変更しない。

 

Part2 風雨を貫く一弾

 風雨の中を走る一台の車。中にはウェルトン卿とロビンソンと呼ばれる運転手が乗っていた。その車のタイヤを何者かが狙撃し、車は崖下に転落した。ロビンソンは辛うじて助かった。

 

Part3 21:30発最終便欠航

 21:30のシカゴ行きが欠航となったことを聞いた飛行機の客達がいる中、傷だらけのロビンソンがデューク・東郷を探してやってきた。デューク・東郷は館内放送で空港電話をとるよう、ロビンソンに指示した。

 ウェルトン卿が死んだことをゴルゴ13はロビンソンに聞かされた。

 

Part4 4:00までに何が起こる!?

 ウェルトン卿の秘書であるロビンソンとデューク・東郷が会った。ロビンソンによると、ウェルトン卿は、オハイオ州・クリーブランドに組織を持つヌオールズ暗殺を依頼するつもりだった。ウェルトン卿は武器製造工場を持つ男だが、ヌオールズに200万ドルにのぼる商品を騙し取られていたのだ。

 デューク・東郷はウェルトン卿の死と21:30発の最終便のエンジン不良(トラブル)がただの偶然かどうか始発の4:00までになにが起こるか確かめてから依頼を受けるかどうかあらためて聞く、と言った。

 

Part5 情報屋のベルが鳴る

 情報屋のジミーのもとにデューク・東郷から電話が入った。デューク・東郷の依頼は、ウェルトン卿周辺の最近の動きを調べることだった。

 

Part6 ・・・すべて順調・・・

 空港の外のトラック内では、男が「すべて順調だ!ヌオールズさんに連絡しろ!」と言って、トラックは走り去った。

 

Part7 クリーブランドのヌオールズ

 ヌオールズに、部下がウェルトン卿の秘書ロビンソンを放っておくのか、きくが、ヌオールズは、放っておけ、と言う。情報屋のジミーが動いている、という情報もヌオールズに入ったが、それも放っておけ、という。

 

Part8 ヌオールズの"罠"

 ジミーからの電話がデューク・東郷に入った。ヌオールズの娘とその夫を、4年前、ゴルゴ13が殺していた。その復讐のためにヌオールズがゴルゴ13に罠をしかけたのだった。ジミーは、早く空港から出ろ、と言うが、ゴルゴ13は、ヌオールズがチェスが得意だからその罠からヘタにもがかないほうがいい、と答えて、空港に残ることにした。

 

Part9 "狼"よ待て

 ゴルゴ13は空港内で動かなかった。

 

Part10 生命を賭けて

 クリーブランド-オハイオ州-

 情報屋のジミーはクリーブランドに入った。ヌオールズはなりゆきにまかせろ、と部下に命じた。

 ヌオールズは、回想する。彼は悪性脳腫瘍になっていた。早ければ6か月、遅くても1年の命だった。

 そのため、ヌオールズはゴルゴ13に復讐しようと決意したのだった。

 

Part11 ヌオールズの”罠”

 情報屋のジミーはゴルゴ13に、欠航になったこともウェルトン卿が死んだこともすべてヌオールズの罠だと伝えた。またクレイトンとシュルツ兄弟の3人の殺し屋をヌオールズが雇ったことも伝えた。

 伝え終わったジミーはヌオールズの部下につかまった

 

Part12 始発を待つ待合室

 始発を待つ待合室にバスがやって来て、女と女の子、3人の男が降りてきた。ゴルゴ13は待合室の全員の様子を見る。

 ボーイがカウンター下の電信機で待合室外のトラックに待合室の状況を伝える。

 

Part13 王手(チェック)はかかった!!

 ヌオールズの目前に情報屋のジミーが連れてこられた。

 ヌオールズは、ゴルゴ13はジミーの情報がなくても自分の目で殺し屋を見つけるだろう。だが、王手(チェック)はかかった、と言う。

 ジミーは3人の殺し屋が囮だと推理した。

 

Part14 "罠"は銃声とともに

 4時発シカゴ行き第1便への搭乗案内の館内放送が流れた。

 拳銃を取り出した3人の男達。ゴルゴ13も拳銃を取り出し、3人の男達を殺した。

 その時、カチッという音を聞いたゴルゴ13は音の方向に振り向いた。そこには女の子とその母親がいた。ほぼ同時に銃声が響いた。ゴルゴ13の左肩に銃弾が当たった。

 女の子の眉間をゴルゴ13の銃弾が貫いた。

 女の子の母親は、芸能学校の生徒で母親役を頼まれ、ハンドバックを開けたのだった。

 

Part15 ”ご搭乗を・・・”

 作戦は失敗し、ヌオールズの孫エミリーも死んだ。

 ヌオールズは孫娘のエミリーに親の仇を討たせるよう練習させていたが、失敗して返り討ちにあったのだった。

 

[感想]

 娘を失ったヌオールズの作戦は完璧に近いものだったが、孫娘を使うとは・・・

 仮にうまくいっても、彼女の人生を考えると、可哀相な作戦だ。

 さすがのゴルゴ13も、母と娘を見た瞬間は驚きの表情だった。しかし、さすがはゴルゴ13だ。彼は非情にも引き金を引いた。

 ゴルゴ13を狙う人は、なぜいつもそんな危険な賭をするのだろう。

 孫娘のエミリーが哀しすぎる。

 なお「checkmate」とは、チェスの用語で、相手のキングが逃げ場を失い、次の一手で必ず取られる状態を指す。これはチェスのゲームが終了する瞬間を示し、その瞬間を指して「チェックメイト」と言う。

 

 

第114話 ステール・メイト(1976/12作品)

脚本協力:浜家幸雄

ページ数:40ページ
依頼者:なし

ターゲット:クリーブランドのヌオールズ
依頼金額:なし

殺害場所:
 1)クリーブランドのホテル近く
 2)クリーブランド郊外・ワーレン墓地

殺害人数:
 1)4人
 2)1人

殺害相手:
 1)ヌオールズの部下
 2)クリーブランドのヌオールズ

H:0人


Part1 ヌオールズの落ち着き

 クリーブランド郊外・ヌオールズ邸

 ヌオールズの部下達がクリーブランド中を見張っていたが、ゴルゴ13は現れない。

 ヌオールズはゴルゴ13が絶対にクリーブランドにやってくると確信していた。

 情報屋のジミーは地下室に閉じ込められていた。

 

Part2 その”時間と場所”
 ゴルゴ13が作業員に変装して空港の建物に入った。

 ヌオールズの孫娘の柩を飛行機で運ぼうとするところをゴルゴ13は撃とうとしていた。しかしヌオールズは現れない。そこへ情報屋のジミーがやって来た。情報屋のジミーは、ヌオールズが何か”罠”以上の”罠”を計画していると警告した。ゴルゴ13はジミーに手を引け、と指示する。そして「おれがやめても向こうがやめはしない・・・」と言って立ち去った。

 ゴルゴ13が泊まったホテルを探し出したヌオールズの手下5人のうち4人が一瞬のうちにゴルゴ13に殺された。

 

Part3 たとえ鬼神といえど!

 ゴルゴ13殺しに失敗した手下の一人がヌオールズに報告した。ヌオールズの指示ではなかった。今度の”罠”からはたとえ鬼神といえども逃れられない、と断言するヌオールズだった。

 ジミーのもとに、ヌオールズがワーレン墓地へ向かって動きだした、という情報が入った。ジミーはゴルゴ13に手を引け、と言われていたし、ゴルゴ13が今どこにいるかも知らなかった。

 

Part4 息づまる墓地

 クリーブランド郊外-ワーレン墓地-

 ワーレン墓地で、部下も連れずに一人で下りたヌオールズ。

 部下もあれではゴルゴ13に狙い撃ちしてくれ、といっているようなものだ、と言う。

 孫娘のエミリーの葬儀中、ゴルゴ13に狙撃されたヌオールズ。だが、彼は「わ、わしの勝ちだ、ゴルゴ13!!・・・」と言う。そして右手の発信器のボタンから指を離す。

多数の爆発音がした

 

Part5 ゴルゴ13との距離

 ワーレン墓地で7平方キロにおよんで大爆発が起こっていた。

 ジミーはカー・ラジオのニュースでそれを聞いた。7平方キロということは、半径1.5kmだ。ゴルゴ13が1km先の狙撃にも成功しているので、1.5kmの範囲を爆破すればゴルゴ13を殺せると判断したのだった。

 だが、ゴルゴ13が、ヘリコプターから降りてきた。

 ゴルゴ13は、広く爆破されようと関係ない、空からヌオールズを撃ったのだった。

 

[感想]

 第113話の続きになる。

 ヌオールズの罠のスケールには驚くが、その上をいったゴルゴ13のスーパーショットは凄い。

 タイトルの「stalemate」とは、チェスにおける用語で、どちらのプレーヤーも次の手を打つことができず、勝敗が決まらない状態を指す。

 

第26話 死に絶えた盛装(1970/03作品)

脚本協力:K・元美津

ページ数:44ページ
依頼者:オランダ・アルスメールの農協の元会長
ターゲット:メル(現マダム・マルタン)を女にし彼女を操っているバン・シュルツ(通称チョコレート・バン)
依頼金額:不明
殺害場所:
   1)オランダ・アルスメール
   2)モナコ・モンテカルロの路上
   3)マダム・マルタンの山荘
   4)モンテカルロ・ラリー会場
殺害人数:
   1)2人
   2)1人
   3)3人
   4)1人
殺害相手:
   1)依頼主の農協の元会長を殺した殺し屋
   2)ゴルゴ13を狙撃した男
   3)マダム・マルタンのボディ・ガード(ロックとカースン)と指示した女
   4)バン・シュルツ(通称チョコレート・バン)
H:0人


Part1 華やかな夜の人々
 モナコ・モンテカルロのカジノ、女王蜂(クイーン・ビー)にマダム・マルタンが現れた。
 ルーレットのディーラーがデューク・東郷に声をかける。デューク・東郷はディーラーに任せる。
 ディーラーは、デューク・東郷がゴルゴ13と知ってか知らずかわからないが、13に賭ける。
 ルーレットは、二回連続で13に入る。
 マダム・マルタンがやってきて、デューク・東郷と同じ13に賭ける。
 
Part2 メルというおんな その①
 オランダ・アルスメールの農協の元会長が、ゴルゴ13に、今はマダム・マルタンになった女メルについて話す。
 
Part3  メルというおんな その②
 8年前、バン・シュルツ、人呼んでチョコレート・バンが、メルを、元会長のところへ、連れてきた。
 当時、妻を亡くした元会長にとって、メルは宝物だった。
 その後、メルは、農協と労働党の黒いつながりを握ったまま、元会長の元から消え、反対派の地方議員のところへ走った。
 元会長は、名誉ある座を失った。
 メルは、財界、政界の大立者の間を飛び回った。
 チョコレート・バンの手引きだった。彼は3年前にスパイ疑惑で出てから姿を消した。チョコレート・バンを利用している組織がQQQ(トリプルキュー)で元会長の労働党の前に立ちはだかっていた。
 
Part4 スポンサーの死
 元会長はチョコレート・バン殺害を依頼した。そして彼を"隠花植物"とたとえた。
 その時、元会長は2人の男に射殺された。
 ゴルゴ13は、一人を拳銃で、もう一人をすばやく組み立てたM16で射殺した。
 
Part5 いやな男
 デューク・東郷は13にばかり賭けるので、ルーレットに負けてしまい、バーのカウンターに行った。
 マダム・マルタンのおごりをデューク・東郷は断った。
 ふゆかいになったマダム・マルタンは、メルという名前の侍女に、タクシーを呼ぶように命じた。
 
Part6 近づいた男 ピエール
 マダム・マルタンにピエールという男が近づいてきた。
 マダム・マルタンはメルを探す。
 メルは女と話していた。それを見つけたマダム・マルタンはメルの左ほほをひっぱたいた。
 デューク・東郷はその様子を監視していた。
 
Part7 狙撃さる!
 車に乗ったゴルゴ13を別な車が襲ってきた。
 ゴルゴ13は拳銃を抜いて返り討ちにした。
 仕事内容が筒抜けになっていることを悟ったゴルゴ13は、チョコレート・バンがただの色事師ではないと見抜いた。
 
Part8 シャワーをあびる男
 マダム・マルタンの家を監視するゴルゴ13。
 シャワーをあびるマダム・マルタン。
 次に男もシャワーをあびに浴室に入ってきた。
 すでにチョコレート・バンがマダム・マルタンの山荘に入っていることに驚くゴルゴ13。
 
Part9 女王蜂の舞い
 マダム・マルタンの山荘を守るボディ・ガード2人を射殺したゴルゴ13は、山荘内に入る。
 マダム・マルタンは男に抱かれていた。
 男が標的のチョコレート・バンか違う男か迷うゴルゴ13。
 そこへボディ・ガードの様子を探りに女がやってきた。
 
Part10 機械油(オイル)の排泄
 ゴルゴ13は女をとらえた。
 女はQQQ(トリプルキュー)のまわし者だとゴルゴ13はわかっていた。
 女を裸にして、マダム・マルタンと寝ている男がチョコレート・バンか聞き出そうとするゴルゴ13。
 女は髪から針を取り出しゴルゴ13を殺そうとしたが、返り討ちにあった。
 
Part11 出てきたのは・・・
 ゴルゴ13は山荘の監視を続けるが、男は現れず、マダム・マルタンとメルはスーパーカーのレンタカーで山荘を後にした。
 
Part12 チョコレート・バンはどこに!?
 マダム・マルタンとメルが去った山荘にゴルゴ13が入ったが、誰もいなかった。
 
Part13 答えはひとつ!!
 モンテカルロ・ラリーが始まろうとしている。
 マダム・マルタンとメルが最前列で見学している。
 ゴルゴ13がメルを射殺した。
 メルのかつらが飛び、男が姿を現した。
 マダム・マルタンは、「チョコレート・バン!」と叫んで、彼の死体にすがりつくのだった。
 「3年も、マダムの侍女(メイド)にばけていたとは・・・隠花植物か・・」と心の中でつぶやき立ち去るゴルゴ13。

 

[感想]

 依頼主が殺されても契約を遂行するゴルゴ13。
 標的がどこにいるのかわからないので、読者もゴルゴ13とともに推理しながら読み進めるのが面白いストーリー展開だ。
 Part10のタイトル「機械油(オイル)の排泄」の意味はよくわからない。
 1970年の作品と1976年の作品の絵のタッチの差があり、興味深い。

 

第121話 戦艦ヨークシャーの反乱(1977/06作品)

脚本協力:外浦吾郎

ページ数:83ページ

依頼者:バートン英海軍少将、チャンドラー米海軍少将、マチュウ仏空軍少将、シュトラウス独海軍少将、モルガン蘭空軍少将
ターゲット:戦艦ヨークシャーで反乱を起こしたジム・マッキンレー二等水兵
依頼金額:相場の20万ドルに特別特急料金10万ドル
殺害場所:
   1)オランダの拘置所
   2)戦艦ヨークシャー艦上
殺害人数:
   1)2人
   2)1人
殺害相手:
   1)ゴルゴ13を別件逮捕したオランダ秘密警察のスタイン警部と部下
   2)戦艦ヨークシャーで反乱を起こしたジム・マッキンレー二等水兵
H:0人


Part1 屈辱の艦長室
 スカンジナビア半島沖でNATO軍の合同演習が行われていた。
 そこに戦艦ヨークシャーが参加していた。
 艦長室にジム・マッキンレー二等水兵ら20人の男たちが侵入し、艦長と話していた副館長を射殺した。
 そして艦長のチャールズ・ウィンストン大佐は、ジム・マッキンレー二等水兵の命令通り、指揮権がジム・マッキンレー二等水兵に移った、と声明した。
 
Part2 緊張の秘密会議
 NATO軍総司令部
 ジム・マッキンレー二等水兵は、全NATO軍将兵の待遇改善を要求し、その条件をのまない場合、1時間に1人ずつ将校を殺すと、要求した。
 バートン英海軍少将、チャンドラー米海軍少将、マチュウ仏空軍少将、シュトラウス独海軍少将、モルガン蘭空軍少将が、5時間以内に反乱首謀者ジム・マッキンレー殺しをゴルゴ13に依頼した。
 報酬は相場の20万ドルに特別特急料金10万ドルをプラスする。
 ロンドン警視庁(スコットランドヤード)のジョージ・グレンジャーとその部下2人を助手につける、とバートン英海軍少将は言ったが、ゴルゴ13は断った。
 
Part3 処刑のはじまり
 1時間が経過しようとしていた。
 ジム・マッキンレー二等水兵は、将校1人を連れてくるよう、命じた。
 
Part4 グレンジャーの宣言
 バートン英海軍少将は、グレンジャーに、手を引くように指示する。
 だが、アングロ・サクソン人としてのプライドが高いグレンジャーは、バートン英海軍少将の指示に従わず自由行動を宣言する。
 ヨークシャー艦上で一人の将校が殺された。
 
Part5 オランダでの画策(はかりごと)
 オランダ秘密警察のスタインと英国スコットランドヤードのグレンジャーは会って話していた。
 グレンジャーはスタインにゴルゴ13の動きを封じ込めるよう依頼した。
 ゴルゴ13はレストランで18オンス(約510.3g)のステーキをレアで焼くことと電話をまわすことを依頼した。
 そして、電話で、真っ黒のナイロン製の潜水服を30分以内に届けるよう依頼した。
 スタインとグレンジャーはその様子を盗聴していた。
 グレンジャーは、スタインにゴルゴ13を釘付けにすることを依頼し、自分はノルウェーのベルゲンに飛ぶ。
 
Part6 ある別件逮捕
 スタインはゴルゴ13を速度違反で逮捕した。
 
Part7 そして2人目の処刑
 ジム・マッキンレー二等水兵らは、2人目の将校を処刑した。
 
Part8 拘置所の平穏
 拘置所のゴルゴ13は大人しくしていて平穏だった。

 ノルウェーのベルゲンでグレンジャーは部下とともに潜水服に着替えていた。
 潜水してヨークシャーに近づくのだ。
 グレンジャーはオランダのスタインに電話するよう部下に指示した。
 
Part9 平穏は破られた!
 ゴルゴ13は拘置所からあっさり脱出した。
 そして、グレンジャーと電話しているスタインとその部下はゴルゴ13によってあっさり殺された。
 
Part10 暗闇の海へ
 グレンジャーと部下はモーターボートに乗ってヨークシャに向かった。
 
Part11 ヨークシャー号の来訪者
 NATO軍総司令部が何も言ってこないので、ジム・マッキンレー二等水兵は、NATO軍が刺客を送る、と判断した。
 空からだと飛行機かヘリコプターのエンジン音でわかるので、海からやってくると推理し、海上・海中の警戒を厳しくする。
 左艦首に爆弾をとりつけ爆発させ、艦尾からヨークシャーに乗り込もうとしたグレンジャーはつかまってしまった。
 
Part12 司令部の焦燥
 NATO軍・総司令部に、ジム・マッキンレー二等水兵から、新たな要求として反乱者全員の三階級特進をつきつけてきた。
 ジョージ・グレンジャーがつかまったからだった。
 NATOはグレンジャーについて一切関知しない、と返電した。
 あと5分で、ゴルゴ13が約束した9時40分だった。
 
Part13 意外な銃声
 ジョージ・グレンジャーに銃口を向ける反乱兵士たち。
 グレンジャーが銃殺された直後、空で銃声が鳴り、ジム・マッキンレー二等水兵の眉間を銃弾が貫いた。
 ゴルゴ13がハンググライダーに乗って、ジム・マッキンレー二等水兵を射殺したのだ。
 ジョージ・グレンジャーは、自分がゴルゴ13の"囮"だったことに気づいて息を引き取った。

 

[感想]

 グレンジャーを囮にして狙撃任務を遂行するゴルゴ13の見事な狙撃だ。
 どうやって、オランダからスカンジナビア沖の戦艦ヨークシャーまで行ったのかは、描かれていない。
 飛行機だっただろうが、NATO軍の戦闘機なのか、他の方法なのか気になる。
 反乱の首謀者であるジム・マッキンレー二等水兵のみが標的だったが、他の反乱兵士達は、どうなったのか、少し気になる。

 ちなみに戦艦ヨークシャーは実際の英国海軍には存在しない。また、1960年には、英国海軍の戦艦全てが退役しているので、この作品の時にはイギリス海軍は戦艦を保有していない。

 

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