====もくじ=====
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第137話 軌道上狙撃(1978/09作品)
脚本協力:きむら・はじめ
ページ数:127ページ
依頼者:
1)駐蘭米大使付武官でありCIA要員シェルドン・ノビック
2)アメリカ大統領
3)なし
ターゲット:
1)干拓事業労働者同盟理事長ホイヘンス氏
2)核攻撃用の有人衛星ダモクレスII
3)戦略空軍ダニエル・ファーガソン准将
依頼金額:
1)不明
2)不明
3)なし
殺害場所:
1)アイゼル湖の干拓現場
2)宇宙空間
3)不明
殺害人数:
1)1人
2)0人
3)1人
殺害相手:
1)干拓事業労働者同盟理事長ホイヘンス氏
2)核攻撃用の有人衛星ダモクレスII
3)戦略空軍ダニエル・ファーガソン准将
H:0人
1975年7月7日 合衆国東部標準時2:00 PM ユーラシア大陸上空、225キロの宇宙空間
ダモクレスIIという有人衛星に多数の石が衝突した。
この衛星は観測衛星と言っていたが、本当は核攻撃用の有人衛星で、ダモクレスIとIIで地球全体をカバーしていた。
Part1 ダモクレスの剣
ワシントンD.C.ーU.S.A.ー
7月8日 合衆国東部標準時6:00 AM
ドッキングしたアポロとソユーズの近くを制御不能に陥ったダモクレスIIが近づいてしまう、と大統領に、メナード少尉が報告する。
ケネディが米ソ宇宙開発競争の最中に、世界中の敵基地を監視・攻撃できる観測衛星システムを作り上げた。
そして、A・R・S(自動報復装置)を作った。大統領は、何度も処分を提案したが"抑止力"として必要だ、と軍は反対してきた。
ダモクレスIIは上院が死亡し、地上の手を離れ、のA・R・Sがオンとなっている。
なんらかの外力で軌道を動かされた場合、A・R・Sは敵に捕獲されたとみなし、3分後に自動的に各衛星に対して核発射指令信号を送る。
そうなると米ソ全面戦争だ。
それを"ダモクレスの剣"とたとえた。
ダモクレスII回収に迎えるのは、搭載重量1.5トン程度の、1人乗りのマーキュリーカプセルだけだった。
SALT新協定締結やアポロ・ソユーズドッキングなどで米ソ冷戦が雪解けを迎えている今、ダモクレスIIの秘密は、何としても守らなければならなかった。
Part2 ホワイトハウスに何かある!
7月8日 合衆国東部標準時11:00 AM
大統領直属の報道官マックフィの車がCIA本部からあわてて出ていくのを見た男が尾行を開始した。
Part3 "一人"を追って
7月9日 アムステルダム・スキポール空港 0:00 AM
空港が霧のため閉鎖された。
干拓事業労働者同盟理事長ホイヘンス氏が射殺された、というテレビ・ニュースが流れた。
駐蘭米大使付武官でありCIA要員シェルドン・ノビック、CIA長官が直接、ゴルゴ13に、来てもらいたい、と依頼した。
飛行機は大統領専用機の紋章がついていた。
Part4 非友好的協力者
7月10日 10:00 AM
ホワイトハウスにCIA長官が着いたが、ゴルゴ13は行方不明になった。
大統領と側近たちが困っているとゴルゴ13が登場した。
ゴルゴ13はCIA長官に盗聴器を仕掛け、会話を聞いていたのだ。
ダモクレスIIのアンテナと補助燃料タンクを同時に撃ち抜き軌道を変更させるのだ。
Part5 西部の空軍基地
7月10日 カンザス州・シェラキーズ基地 0:15 PM
緊急電が入り、3:00PMに到着するC-5A5機、C-130編隊からなる本部隊の指示に従え、という命令だった。
Part6 ホワイトハウスの決断
ファーガソン准将が全指揮をとりたい、と言ったが、大統領は全指揮権をゴルゴ13に帰属するよう指示した。
作戦名は"G作戦(オペレーション・G)"となった。
Part7 聞屋(ブンヤ)シップレイ
7月10日 8:00 PM
ワシントン・タイムス社
アヴェリッチという男の元に、マックフィを尾行したシップレイという新聞記者が来て、大統領周辺におかしな動きがないか聞き出そうとしていた。
しかし、シップレイに電話がかかりケープケネディに飛べ、という命令だった。
Part8 ゲスト・スタッフ
7月11日 2:00 AM
ペンタゴン(国防総省)
戦術兵器開発局・試作室
宇宙空間で使う銃について試作しようとしていた。
ゴルゴ13は、ニューヨークのデイブ・マッカートニーを連行し、72時間以内に仕上げるよう指示した。
ダニエル・ファーガソン准将は、計画の進行状況を確かめようとしたが、部屋への入室を拒絶された。
人種差別主義者で、プライドを傷つけられたファーガソン准将は、最後の手段を講じようとしていた。
それを黙ってみているメナード少尉だった。
Part9 大統領の陰謀
7月11日 1:00 PM
ケープケネディ
新聞記者のシップレイは、ロケット発着所に向かおうとしていた時、CIA報道官のマックフィの車を発見した。
ケープケネディへ25キロ、タイタスビルの町
潜入過激派の妨害により、打ち上げが96時間延期されることになる、とコンラッドという男から聞き出したシップレイ。
コンラッドは、デモの様子が変だったり、軌道計算コンピュータのサブシステムに異常が見つかるなど、シップレイのカンが当たっているかもしれない、と言う。
Part10 准将の陰謀
7月12日 6:00 AM
カンザス州・シェラキーズ基地
ファーガソン准将が基地に強行着陸し、飛行士の装備品を入念にチェックするので案内しろ、と兵士たちに命令した。
Part11 "アップルソース"の連行
7月12日 5:00 PM
コンラッドがシップレイに電話し、3時間後に会おう、と言ってきた。
だが、コンラッドは心臓発作で倒れ入院した。
シップレイはコンラッドが入院した病院の名前を聞いた。
その時女が目の前に現れ、服をひきちぎった。シップレイは警察に連行された。
Part12 不眠不休の"労作"
7月13日 1:00 AM
デイブ・マッカートニーは宇宙で使える銃を完成させた。
ゴルゴ13は、ヘリコプターでシェラキーズ基地に向かう。
Part13 "G"は宇宙へ
7月13日 7:00 AM
カンザス州・シェラキーズ基地
ゴルゴ13がシェラキーズ基地に着いた。
「スタッフ以外は立入禁止のはずだ・・・」と言うゴルゴ13に、ファーガソン准将は、「システムは万全だ!」と答える。
ファーガソン准将は、メナード少尉に、船外活動装置は宇宙空間に出てから故障するように細工してある、とつぶやく。
ゴルゴ13を乗せたロケットが宇宙に飛び立った。
Part14 宇宙空間での狙撃
ゴルゴ13は、ダモクレスIIの軌道を変えることに成功した。
だが、宇宙服が故障しており、マーキュリーカプセルに戻れないことに気づいた。
急ぎ、酸素を放出してカプセルに戻った。
Part15 消えた"乗員"
カプセルは無事地球に戻ったが、乗員のゴルゴ13は消えていた。
Part16 大スクープの行方
7月15日 3:30 PM マイアミ
シップレイをつかまえた男は、シップレイにすべてを話していた。
シップレイは何の証拠もないので大スクープはパーだと嘆いた。
Part17 准将の報告
7月17日 0:15 PM ホワイトハウス
アポロとソユーズのドッキングがなされた、とテレビ・ニュースが報じていた。
そこへマックフィが現れ、30分後のグロムイコ外相との共同記者会見の講演原稿を渡す。
大統領は"G作戦"が成功するとは思っていなかった。Gの消息は依然として不明だった。
ファーガソン准将が、大統領のもとにやってきて、ゴルゴ13を宇宙船外活動装置に手を加えて宇宙空間に処刑した、と話した。
大統領命令に背いたことで、ファーガソンは戦略空軍准将退官を願い出た。
町は米ソの宇宙船ドッキングの話でもちきりだった。
ファーガソン准将は、街中でゴルゴ13を見かけて顔色が変わった。
【感想】
ゴルゴ13のスーパーショットの一つだ。
宇宙空間で、銃撃の反動を最小限にし、またカプセルに戻ってくるという神技を実施した。
船外に出てからカプセルに戻るまでの49コマは、音もセリフもないが、見どころたっぷりだ。
ゴルゴ13の船外活動装置に手を加えたファーガソン准将の死の場面は、作品中に描かれていないが、裏切り者は殺すのがゴルゴ13なので、殺されたであろう、と推測している。
第110話 プレイバック(1976/07作品)
脚本協力:北鏡太
ページ数:45ページ
依頼者:
1)CIA
2)CIA
3)なし
4)DIA(米国防情報局)
ターゲット:
1)エジプト外交官ファド
2)国際石油資本中東代表ドーシー
3)なし
4)メキシコ駐在のソ連大使館一等書記官ステパン・ミハイロビッチ
依頼金額:不明
殺害場所:
1)エジプト カイロ
2)エジプト ギーガ
3)メキシコシチー
4)不明
殺害人数:
1)1人
2)1人
3)1人
4)1人
殺害相手:
1)エジプト外交官ファド
2)国際石油資本中東代表ドーシー
3)DIA(米国防情報局)勤務のディアナ
4)メキシコ駐在のソ連大使館一等書記官ステパン・ミハイロビッチ
H:1人(DIA(米国防情報局)勤務のディアナ)
Part1 早朝の銃弾
エジプトのカイロで、外交官ファドが殺された。
DIA(米国防情報局)で、ディアナはこの事件がゴルゴ13によるものという資料を読んでいた。
Part2 ディアナ
ディアナは、上司に、ゴルゴ13によるファド殺害事件について報告していた。
ワシントンD.C.の、ディアナの上司の局長の家で、ディアナの父と局長が話をしていた。
局長の息子トーマスはディアナを愛していた。
だが、ディアナは、トーマスの愛に答えない。
Part3 "G"に燃える
国際石油資本中東代表ドーシーがギーガにて狙撃され即死した。
その事件もDIAのコンピュータはゴルゴ13の仕事だと判定していた。
ゴルゴ13の写真を見てディアナは恍惚とする。
ディアナはゴルゴ13の居場所を調べる。
Part4 娼婦のように・・・
ディアナはアーノルドという男に、自分を娼婦のように抱いてほしい、と頼む。
Part5 "G"がそこに居た!!
メキシコシチーに飛んだディアナ。
そこにゴルゴ13がいた。
Part6 歓喜のひと声
町角で、ディアナは、娼婦のふりをしてゴルゴ13に声をかけた。
そして二人が寝た。
抱かれてエクスタシーを感じたディアナは、「おおおっ、ゴルゴ!!」と声をあげた。
ゴルゴ13は、ディアナに拳銃を向け、目的を問う。
ディアナが望んだ瞬間はこの瞬間だった。
答えないディアナをゴルゴ13は拳銃で撃つ。
ディアナのペンダントが飛ぶ。ペンダントの中にはゴルゴ13の写真が入っていた。
Part7 刈り取りの時
局長は、ディアナが休暇をとっていることを知らなかった。
ファドとどーしーを殺すのを依頼したのがCIAだったのだ。
ファドを首謀者に石油価格の引き上げを画策している、という怪情報に踊らされたのが原因だった。
その情報を流したのはメキシコ駐在のソ連大使館一等書記官ステパン・ミハイロビッチだった。
【感想】
これも悲しい女シリーズになるだろう。
ゴルゴ13に惚れてしまったディアナは、実際に行動に出て命を落とした。
そこまでゴルゴ13に惚れてしまったディアナは気の毒としかいえない。
第135話 飛翔(1978/06作品)
脚本協力:北鏡太
ページ数:72ページ
依頼者:
1)CIAアフリカ支局長エリック
2)なし
3)なし
ターゲット:
1)ブラザビルの医師・マリスと、マリスを消そうとして任務を果たせず逃亡中のCIA局員ロジャー
2)なし
3)なし
依頼金額:20万ドル
殺害場所:コンゴ
殺害人数:
1)1人
2)3人
3)1人
殺害相手:
1)ブラザビルの医師・マリス
2)KGBのアンドレイの部下、アンドレイの弟レオノフ、KGBが特別に派遣したアンドレイ
3)CIAアフリカ支局長エリック
H:0人
Part1 待ち伏せされた男
コンゴ人民共和国・首都ブラザビル
レオノフという男とその兄で少佐と呼ばれる男が、一人の黒人を尾行し、生け捕りにしようとした。
Part2 CIAのあせり
モスクワから特別に派遣されたすご腕のKGB局員アンドレイによって、ロジャーがべらべらしゃべると国際問題になる、と小太りで眼鏡のCIAアフリカ支局長のエリックがあせっていた。
ザイール(旧ベルギー領コンゴ)-首都キンシャサ(旧レオポルドビル)
コンゴ人民共和国とザイールの"兄弟国"はコンゴ川をへだてて、共産圏と自由圏に色分けされている。
ジャングルの中を兵士たちが活動していた。
Part3 ゴルゴ13との接触(コンタクト)
エリックがゴルゴ13に緊急連絡をとろうとして、F15戦闘機に乗っていた。
パリのCIA支局
パリ支局長のポールがゴルゴ13との接触(コンタクト)に成功したとエリックに伝えた。
エリックは、米ドルで20万ドルをゴルゴ13に見せた。
標的は、ふたつ・・・ひとつはブラザビルの医師・マリス。もうひとつはマリスを消そうとして任務を果たせず逃亡中のCIA局員ロジャーだ。
医師マリスは、CIAスパイ組織の一員だが、コンゴから脱出したいと言い出したが、下手に動くとKGBの思うつぼで、組織全体を危機に招くので、殺すことにしたのだ。
また、エリックは、ICPO(国際刑事警察機構)総会でゴルゴ13のことを取り上げるという動きがあるが、この依頼を引き受けたらその動きを阻止する、との提案もつけた。
ゴルゴ13はエリックをじっとにらみ、葉巻を川に投げ捨てた。
Part4 ジャングルの赤い国
ゴルゴ13がブラザビルに入った。
Part5 山狩り作戦
山狩り作戦が行われていたが、いったい誰を追っているのか不明だった。
その話をする医師マリスらだった。
ゴルゴ13はM16を組み立てた。
Part6 続く山狩り
ゴルゴ13はジャングルに昆虫採集に入る。
ジャングルでは軍隊による山狩りが行われており、ガイドは、今はジャングルに入らない方がいい、とアドバイスする。
医師マリスらがつかまりベンバ中尉に山狩り終了命令が下った。
ベンバ中尉らが、、ゴルゴ13を発見した。ゴルゴ13は日本の大学教授で真っ赤なベニイロタテハを採集しようとしていた。
身分証を確認したベンバ中尉らは撤収した。
Part7 中尉の怒り
ベンバ中尉は取り調べに参加したいというが、KGBのアンドレイは拒絶した。
取り調べに立ち会っている女がベンバ中尉にこっそりと近づいた。
Part8 無名墓地に埋められし者
無名墓地の番人の所にゴルゴ13がやってきて、金を渡し情報を得た。
一昨日、無名墓地に葬られた遺体の確認のためだった。
一昨日、無名墓地に遺体を葬ったかどうか、墓の番人に確認しにベンバ中尉もやって来た。
どうやらその遺体は、ロジャーの遺体だった。
Part9 追う相手は"ひとり"
ベンバ中尉は、アンドレイの部屋にノックもせずに押しかけた。
逃亡した重要な国事犯はいなかったのに、軍を動かしたことに腹を立てていたのだ。
ベンバ中尉は、部屋から出ろ、と命じられて部屋を出た。
医師マリスを連行しようとしたとき、狙撃された。
アンドレイには狙撃したのが誰かわかっていた。
Part10 ベニイロタテハの舞い
ゴルゴ13を待ち伏せしたアンドレイらは、ゴルゴ13を襲う。
ゴルゴ13は、アンドレイの部下を射殺し、アンドレイの弟レオノフも射殺した。
アンドレイも胸を撃たれた。
アンドレイが撃った銃弾で赤い鮮血が散った。それを見たアンドレイはゴルゴ13と相撃ちになったと思った。
だが、アンドレイのそばにゴルゴ13が歩いてきた。
鮮血に見えたのはベニイロタテハだった。
Part11 至急電報は知らせる
パリ・CIA支局
ゴルゴ13が任務を成功させたことを聞いて、エリックは満足気だった。
そこに"貴殿ノ言ワレタICPOデノ提案ノ事実ナシ-G"という電報が入った。
真っ青になるエリックだった。
【感想】
CIAアフリカ支局長エリックは、勇み足をしてしまった。
ICPOの話などしなければよかったのだ。
作品中には描かれないが、おそらく彼はゴルゴ13のルールを破ったので殺されただろう。
ゴルゴ13には余計なことを言わずに正直に話していれば命を落とさずに済んだだろうに・・・
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