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さいとう・たかを『ゴルゴ13 5 査察シースルー』(リイド社)(SPコミックスコンパクト)(2002/10/30)

Amazon紙版へのリンク

 

表紙

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もくじ

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SPコミックスコンパクトは、文庫サイズで、中に含まれる話は、SPコミックス版と異なり、最初のうちは、発表順となっている。

SPコミックス版にはない、SPコミックスコンパクト独自として、杉森昌武氏の解説が入っている。杉森昌武氏は、ゴルゴ13研究家兼デューク東郷研究所所長、『THEゴルゴ学』(小学館)編集総監督だ。

解説だけでない。

SPコミックス版にはない、構成、脚本、構図、作画、担当者それぞれのスタッフの名前がきちんと入っている。

なお、それぞれの話の内容は、SPコミックス版を参照するようリンクだけを貼っておく。

 

第24話『査察シースルー』(1970/03作品)

 

第25話『仮面の標的』(1970/03作品)

 

第26話 死に絶えた盛装(1970/03作品)

 

第27話『シェルブール0300(オースリーハンドレッド)』(1970/04作品)

 

第28話『マッディブラッド』(1970/05作品)

 

第29話『価値なき値』(1970/05作品)

 

解説:杉森昌武

 ゴルゴ13には厳格なルールがあり、自分はもちろん、相手に対しても、ルールの遵守を求める。依頼人との間に仕事の遂行にあたり絶対の信頼関係が必要で、この強靱なプライドが、我々凡夫の胸を打つ。

 杉森昌武氏が上記のように書いているが、まさにそのとおりだ。

 

 

 第24話は、ゴルゴ13が自らのルールを変え、アメリカからの依頼のモロトフ殺害ではなく、モロトフにメッセージを伝えるものだった。モロトフはそれを理解して議場を去った。ゴルゴ13、キニスキー、モロトフという、3人のプロフェッショナルによる「暗黙の了解」だったのだ。

 

 第25話は、ゴルゴ13は仕事を遂行する上で

既成のイデオロギーや倫理観にしばられない。この話はネオ・ナチとの最初の戦いだ。ゴルゴ13の職人芸が印象的な作品だ。

 

 第26話は、チップを託した店員が、ルーレットの13番に張るのを見てニヤリと笑うゴルゴ13の表情がいい。

 

 第27話では、イスラエルのダヤン国防相が第10話『ゴルゴin砂嵐(サンドストーム)』以来、2度目の登場だ。ゴルゴ13がダヤンの待つヘリコプターに乗り込む際、他人の手を借りているのが珍しい。

 お世辞にも優秀とはいえずどちらかというと足手まといの諜報部のアビバにそれなりに敬意を払っているように見えるゴルゴ13。

 

 第28話では、ゴルゴ13に近づいたフイニーがゴルゴ13に惚れてゴルゴ13について、「あたしと同じくずよ」と言うが、杉森昌武氏はゴルゴ13はダイヤモンドだ、と書いている。

 

 第29話の解説は第6巻だ。

 

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