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さいとう・たかを『ゴルゴ13 7 激怒の大地』(リイド社)(SPコミックスコンパクト)(2002/11/30)

Amazon 紙版へのリンク

 

表紙

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もくじ

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SPコミックスコンパクトは、文庫サイズで、中に含まれる話は、SPコミックス版と異なり、最初のうちは、発表順となっている。

SPコミックス版にはない、SPコミックスコンパクト独自として、杉森昌武氏の解説が入っている。杉森昌武氏は、ゴルゴ13研究家兼デューク東郷研究所所長、『THEゴルゴ学』(小学館)編集総監督だ。

解説だけでない。

SPコミックス版にはない、構成、脚本、構図、作画、担当者それぞれのスタッフの名前がきちんと入っている。

なお、それぞれの話の内容は、SPコミックス版を参照するようリンクだけを貼っておく。

 

第33話『飢餓共和国』(1970/09作品)

第34話『喪服の似合うとき』(1970/10作品)

第35話『激怒の大地』(1970/11作品)

第36話『番号預金口座(コント・ヌメロテ)』(1970/12作品)

解説:杉森昌武

 ゴルゴ13はフィクションだが、史実の事件に基づいた数々の話がある。

 

 第33話は、500万人が飢餓にあえぐ悲惨な戦争だった。ビアフラの少年の最期はあまりに哀しい結末だ。

 

 第34話では、ゴルゴ13を原因不明の病気が襲う。これ以後、何度かゴルゴ13を襲う病気だ。ド・バビエール伯爵は、ゴルゴ13に復讐しようとしていたが、お粗末なものだった。

 

 第35話では、ゴルゴ13のライバルとしてゴルゴ13の背後をとるギル・マウロビンが登場する。今後活躍するかと思ったらあっけなく地元の少年に殺された。この少年が恐るべき謎の殺人者だった。ゴルゴ13は、この少年が謎の殺人者だと気づいていたのだろうか?私は気づいていなかったと思うが、どうだろう?その時、大地震が襲って、標的は死亡した。この時はゴルゴ13は任務に失敗しているのだ。杉森昌武氏は、「ゴルゴの狙撃失敗例として各国資料に記載された形跡はないようだ。」と書いている。

 

 第36話で登場するトルヒーヨ二世=ラムフィス・トルヒーヨは実在の人物だそうだ。ドミニカの独裁者だった父親のラファエル・レオダス・トルヒーヨが暗殺されてスペインに亡命し、八年後に自動車事故で死亡したそうだ。

 ゴルゴ13を紹介したエゴータ夫人が何者なのか杉森昌武氏も知らないそうだ。私も疑問に思ったが、今からでも彼女が登場する物語を作ってもらえないだろうか。

 最後のゴルゴ13のセリフ「ナマリ玉をぶちこまれた時のショックは品物によって、それぞれちがう」というのは杉森昌武氏も印象に残ったようだ。

 

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