表紙
もくじ

SPコミックスコンパクトは、文庫サイズで、中に含まれる話は、SPコミックス版と異なり、最初のうちは、発表順となっている。
SPコミックス版にはない、SPコミックスコンパクト独自として、杉森昌武氏の解説が入っている。杉森昌武氏は、ゴルゴ13研究家兼デューク東郷研究所所長、『THEゴルゴ学』(小学館)編集総監督だ。
解説だけでない。
SPコミックス版にはない、構成、脚本、構図、作画、担当者それぞれのスタッフの名前がきちんと入っている。
なお、それぞれの話の内容は、SPコミックス版を参照するようリンクだけを貼っておく。
増刊第7話 蝶を射つ!!(1973/04作品)
第71話『欧州官僚特別便(ユーロクラットスペシャル)』(1973/06作品)
第72話『残光』(1973/07作品)
第73話『白い巨人(ヒガンテ・ブランコ)』(1973/07作品)
第74話『アーリイ・オータム』(1973/08作品)
解説:杉森昌武
ゴルゴ13は自分に敵対した者、依頼に対して嘘をついた者、目撃者は原則として許さない。一方で、「無益な殺生はしない」のだ。逆に殺した理由がわからないものもある。例えば、『残光』で、6年前にサンフランシスコでゴルゴ13を捜査し左遷されてハワイに来た老刑事をなぜ殺したか理由がわからない、と杉森昌武氏は書いている。
増刊第7話では、この作品発表時にはフェロモンという言葉はまだ一般的では無かった。ゴルゴ13でとりあげられた後、一般的になる言葉がしばしば見られる。と杉森昌武氏は書いているがその通りだと思う。
第71話では、007シリーズの映画を彷彿とさせるスリルとサスペンスにあふれたストーリーだ。依頼時に銀時計を貫通させる方法を考慮しなかった点、狙撃後に教授の死を確認しなかった点は、私と同様、杉森昌武氏も疑問に思っていたようだ。
第72話は、第200話『7号コテージ事件』に似ている。杉森昌武氏は、6年前にサンフランシスコでゴルゴ13を捜査し左遷されてハワイに来た老刑事をなぜ殺したか理由がわからない、と書いている。老刑事が殺された理由は、事件に無関係な男二人の会話に隠されているかも知れない、と続けているが、「なるほど~。そこまでは呼んでいなかった。」と思って再度読み直してみた。
第73話では、ゴルゴ13が子どもに好かれる例をいくつもあげている。理由は、子どもが嫌うのは大人の偽善だが、ゴルゴ13にはそれがないからだ、と杉森昌武氏が指摘している。その通りだと思う。
第74話については、次の巻で解説する。
haruichiban0707-books.hatenadiary.com
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