表紙
もくじ

SPコミックスコンパクトは、文庫サイズで、中に含まれる話は、SPコミックス版と異なり、最初のうちは、発表順となっている。
SPコミックス版にはない、SPコミックスコンパクト独自として、杉森昌武氏の解説が入っている。杉森昌武氏は、ゴルゴ13研究家兼デューク東郷研究所所長、『THEゴルゴ学』(小学館)編集総監督だ。
解説だけでない。
SPコミックス版にはない、構成、脚本、構図、作画、担当者それぞれのスタッフの名前がきちんと入っている。
なお、それぞれの話の内容は、SPコミックス版を参照するようリンクだけを貼っておく。
第83話『黒い肌の狙撃者』(1974/04作品)
第82話『殺しの紋章五爪竜(ウーツァオロン)』(1974/03作品)
第84話『国家秩序維持省』(1974/05作品)
第85話 『統計解析射撃(スタティスティカル アナライジング ショット) ダラスの疑惑 ダラスの極限 ダラスの閃光』(1974/06作品)
解説:杉森昌武
ゴルゴ13はフィクションだから年齢をとやかく言うのはおかしい話だ。しかし、それでもあえて年齢を推定すると、1945年生まれとして2003年現在58歳となる。ゴルゴ13は若い頃の高倉健をモデルにしたそうだ。
第83話では、日本では「生きて虜囚の辱めを受けず」だが、世界標準では、異なる。ベトナム戦争ではアメリカでも捕虜帰還兵に対する対応は異なったようだが、そんな悲劇を描いた作品だ。
第82話では、ナチスドイツのUボートと、中国で二千年の歴史を持つ秘密結社「赤眉」、東西にまたがる壮大な歴史を背景にゴルゴ13のアクションが冴える。
「虎穴に入らずんば虎児を得ず」という諺を地で行く点が脚本の妙技だと杉森昌武氏が書いている。
第84話では、入国管理局員を買収してゴルゴ13の出入国を調べたり、二重工作員の造り方がよくわかる。
第85話では、マンディ・ワシントンが登場する。杉森昌武氏は、ケネディ暗殺時にゴルゴ13なら3発も撃たない、とその時点でゴルゴ13が犯人ではないのがわかるはずで、マンディ・ワシントンはまだまだだ、と断言している。「ダラスの極限」では、拷問に耐えるゴルゴ13がまさに「極限」状況で仕事を達成する。「閃光」では初めて見る機械でも瞬時にその用途を把握しそれを活用して見えない敵を倒すゴルゴ13の神業に感服する。
haruichiban0707-books.hatenadiary.com
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