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さいとう・たかを『ゴルゴ13 22 呪術の島』(リイド社)(SPコミックスコンパクト)(2003/11/28)

Amazon紙版へのリンク

 

表紙

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もくじ


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SPコミックスコンパクトは、文庫サイズで、中に含まれる話は、SPコミックス版と異なり、最初のうちは、発表順となっている。

SPコミックス版にはない、SPコミックスコンパクト独自として、杉森昌武氏の解説が入っている。杉森昌武氏は、ゴルゴ13研究家兼デューク東郷研究所所長、『THEゴルゴ学』(小学館)編集総監督だ。

解説だけでない。

SPコミックス版にはない、構成、脚本、構図、作画、担当者それぞれのスタッフの名前がきちんと入っている。

なお、それぞれの話の内容は、SPコミックス版を参照するようリンクだけを貼っておく。

 

第89話『プルトニウム239』(1974/10作品)

第90話『潜入者の素顔』(1974/12作品)

第91話  『呪術(サングマ)の島』(1975/01作品)

第92話  『曲線の男』(1975/02作品)

 

解説:杉森昌武

 ゴルゴ13シリーズの魅力の一つに事実とフィクションの絶妙な融合がある。杉森昌武氏はロックフェラー財団との死闘や実名で登場する政治家などをあげている。

 確かにその通りだと思う。

 

 第89話では、「国際犯罪情報屋」のオヤジとゴルゴ13のやりとりが面白い、と杉森昌武氏が冒頭で書いている。確かにその通りだ。またゴルゴ13の推理力・洞察力の鋭さも凄いものがある。

 

 第90話では、ゴルゴ13の割礼痕があることが判明する。これがファンの間で物議をかもした、と杉森昌武氏が書いている。確かにゴルゴ13がユダヤ教徒でもなければ割礼とは縁がないだろう。ゴルゴ13に割礼痕がある事実には私も驚いた。

 

 第91話からは、ゴルゴ13が「無益な殺生」はしないことがよくわかる。ラストの「これ以上、連中と殺しあいをしたくなかった・・・」という言葉がそれだ。

 

 第92話では、ゴルゴ13が自分で殺した相手の遺族と飛行機で乗り合わせる。ゴルゴ13は終始「・・・」だが、どんな灌漑がよぎっているのか、杉森昌武氏でなくても気になる。この作品のタイトル「曲線の男」が何を意味するかは、私は「?」と思ったが、杉森昌武氏も疑問に思ったようだ。杉森昌武氏は次のように推理している。依頼人のテオドール・ナッソー大佐が人を罠にはめてゲームのように楽しむ点を指している、と推測している。私も同意見だ。

 

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