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さいとう・たかを『ゴルゴ13 23 破局点』(リイド社)(SPコミックスコンパクト)(2003/11/28)

 Amazon紙版へのリンク

 

表紙

 

もくじ


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SPコミックスコンパクトは、文庫サイズで、中に含まれる話は、SPコミックス版と異なり、最初のうちは、発表順となっている。

SPコミックス版にはない、SPコミックスコンパクト独自として、杉森昌武氏の解説が入っている。杉森昌武氏は、ゴルゴ13研究家兼デューク東郷研究所所長、『THEゴルゴ学』(小学館)編集総監督だ。

解説だけでない。

SPコミックス版にはない、構成、脚本、構図、作画、担当者それぞれのスタッフの名前がきちんと入っている。

なお、それぞれの話の内容は、SPコミックス版を参照するようリンクだけを貼っておく。

 

増刊第8話 英雄都市(1975/12作品)

第93話 夜は消えず(1975/03作品)

第94話 破局点(カタストロフィ・ポイント)(1975/04作品)

第95話 ザ・スーパースター(THE SUPER STAR)(1975/05作品)

 

解説:杉森昌武

 ゴルゴ13の衣食住を考察している。

 衣は、ブリーフ派であること、その都度、下着から上着まで新品を揃えて一度着用したものは厳重に焼却処分しているだろう。

 食は、外食中心だが、毒味も自分自身でしている、と考えると緊張しっぱなしだろう。

 住は、ホテル住まいが多いが、山荘やコテージや診療船もある。

 一番の疑問は散髪だ。確かに背後に刃物を持った人がいても大丈夫なのか、よほど信頼できる人がいるのか、気になる。

 

 増刊第8話は、故郷を忘れられない男の物語だ。

 レニングラードは1703年ペテルスブルグ、1914年ペトログラード、1924年レニングラード、1991年サンクト・ペテルブルグと名前が変わっている。また、本作品に登場するワシンスキーは、第170話『依頼者の明日』でゴルゴ13に殺される。

 

 第93話では、保養に来たゴルゴ13がトラブルに巻きこまれる。ゴルゴ13を殺しに来た殺し屋とその依頼人を、ゴルゴ13が殺さなかったことに杉森昌武氏は疑問を発している。確かにその通りだと思った。

 

 第94話では、ゴルゴ13に戦いを挑む者は大きく2タイプある。ゴルゴ13を倒して名を上げようとする者と仇討ちだが、この作品では、自分の理論を証明しようとする。傲慢な学者的優越心や学問のためなら何でも許される、という不遜な考えから、杉森昌武氏は「不純な動機」「愚かな学者」と断罪している。

 

 第95話は次巻で解説する。

 

 

 

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