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さいとう・たかを原作 さいとう・プロ作品『ゴルゴ13』第648話『GPT13』(『ビッグコミック』2025/04/10号)

 

 

第648話『GPT13』 

 

 

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脚本協力:小倉永慈
ページ数:39ページ
依頼者:フィリピンの太陽光発電開発企業に勤務するロベルト・ガズミン
ターゲット:アメリカ国防省のクリス・スコット
依頼金額:不明
殺害場所:日本
殺害人数:3人
殺害相手:アメリカ国防省のクリス・スコットとメアリー・モリヤマに依頼された狙撃手とその助手
H:0人

 

Part1 メアリー・モリヤマ、あるいはGPT13
 メアリーという若い女がタバコを吸いながらPCに向かう。彼女の前にはYUZO HAMANAKAの名前と顔写真が表示されていた。
 
Part2 浜中祐三(はまなかゆうぞう)の場合
 浜中祐三はAIのララとPCで会話していた。
 一週間前に対話型人工知能GPT13の出現記事を読み、試してみたのだった。
 GPTとは生成的事前学習済みトランスフォーマー(Generative Pre-trained Transformer)の略だった。言葉を事前学習したAIが入力された言葉に対して最適な言葉を生成するのだ。
 浜中祐三はAIにララと名付けて会話を楽しんでいた。明後日、ペンタゴンのスコット氏が来日するのでその日程を作っていなかった彼は、ララに日程を作らせてみた。
 
Part3 ロベルト・ガズミンの場合
 メアリーは、スコット氏が直近で二回も暗殺未遂事件が起こっていることを知っていた。
 GPT13のユーザーにこの暗殺計画に関わった人がいるかどうか調べる。
 6月23日16時38分と8月16日20時19分に、スコット氏暗殺未遂事件が起こっていた。
 メアリーは事件発生6時間以内のアクティブユーザーで仕事の失敗を吐露した人物を探る。
 すると、フィリピンの太陽光発電開発企業に勤務するロベルト・ガズミンがヒットした。
 クリス・スコットは、フィリピンへのアメリカ海軍基地推進をしようとしており、中国との経済関係を重視するロベルト・ガズミンとは相容れない。
 
Part4 仕組まれた依頼
 浜中祐三を装い、メアリーは、ロベルト・ガズミンにクリス・スコットの極秘来日スケジュールを送った。
 そしてゴルゴ13への依頼方法をメアリーは、ロベルト・ガズミンに伝えた。
 ロベルト・ガズミンはその指示に従い、ゴルゴ13にクリス・スコット殺しを依頼した。
 
Part5 射撃地点を狙う射撃地点
 メアリーは、ゴルゴ13がいつどこから射撃するかをGPT13に計算させ、21時17分に狙撃することとゴルゴ13が狙撃する場所を、男女の狙撃手に依頼した。
 
Part6 21時17分、基地行き(1)
 浜中祐三はスコット氏をスケジュール通り案内した。
 
Part7 21時17分、基地行き(2)
 メアリーに雇われた狙撃手がメアリーの指示通りM16を持った狙撃手を狙撃した。
 その直後、男は殺された。女も殺された。
 21時16分45秒
 ゴルゴ13はバイクにまたがり、狙撃地点に向かう。
 21時16分52秒
 ゴルゴ13が狙撃地点に到着し人形の横にあるM16を取り、21時16分58秒、構えた。
 21時17分00秒、引き金を引いた。
 GPT13の予想通り、スコット狙撃に成功した。
 メアリーはGPT13との通信を遮断し、また一からやり直しか、と心の中で叫んだ。
 彼女の机の上に幼い彼女と、口ひげをたくわえた父親らしい男の写真が飾ってあった。
 ゴルゴ13は狙撃手の助手の女から奪ったスマホを見るが、「現在つながりにくくなっています」という表示だった。

Part8 サーバーに問題が発生しました
 浜中祐三に緊急の電話が入った。
 彼はGPT13につなごうとした、「サーバーに問題が発生しました」と表示された。

 

【感想】
 生成AIによる機密情報漏洩をテーマにした意欲作だ。

 読む前は、まさか一回で終わる短編だとは思わなかった。
 ゴルゴ13が背後からの狙撃にも備えていたことで、自らの命を救い、仕事を達成した。
 狙撃手を殺し、5秒で狙撃地点に移動し、8秒で銃を構え、その2秒後には引き金を引くゴルゴ13のスーパー・ショットは凄い。普通なら呼吸が乱れて狙いが定まらないだろう。
 
 それにしてもメアリー・モリヤマと浜中祐三はこの後どうなっただろうか?
 メアリー・モリヤマは父親をゴルゴ13に殺されその復讐を果たそうとしていたようだ。
 そうなると今後もしつこくゴルゴ13を襲うのではないだろうか
 楽しみなキャラクターの誕生だ。
 
 次号の第649話は『レベル3の罠(わな)』だ。自動運転の車に事故を避けられないときに誰を轢くか優先順位を付ける自動運転システムの話だそうだ。
 これも楽しみな話だ。

 

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