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さいとう・たかを『ゴルゴ13 30 三匹の女豹』(リイド社)(SPコミックスコンパクト)(2004/03/27)

Amazon紙版へのリンク

 

表紙


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もくじ


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SPコミックスコンパクトは、文庫サイズで、中に含まれる話は、SPコミックス版と異なり、最初のうちは、発表順となっている。

SPコミックス版にはない、SPコミックスコンパクト独自として、杉森昌武氏の解説が入っている。杉森昌武氏は、ゴルゴ13研究家兼デューク東郷研究所所長、『THEゴルゴ学』(小学館)編集総監督だ。

解説だけでない。

SPコミックス版にはない、構成、脚本、構図、作画、担当者それぞれのスタッフの名前がきちんと入っている。

なお、それぞれの話の内容は、SPコミックス版を参照するようリンクだけを貼っておく。

 

第117話 殲滅(せんめつ)(1977/02作品)


第118話 大きな口(ラージ・マウス)の湖上(1977/03作品)


第119話 三匹の女豹(1977/04作品)


第120話 軽火器(アーマライト)VS戦車砲(ヘビーガン)(1977/05作品)

 

 

解説:杉森昌武

 2003年11月に発刊された『劇・男(GEKI・MAN)』(さいとう・たかを画業50周年記念出版・リイド社)で、さいとう・たかを氏のインタビューの中に、さいとう・たかを氏は女性を描くのが苦手、いや描けない、と断言している。それは、女性が"男性の上位にいる生き物"だからだそうだ。生物の根源は女であり、男は女性のついでにいる。そして女は"母親"になるが、男は"父親"になれない。子どもは"男と女の間"にいるのではなくて、つねに"女の向こう側"にいるのだ。さらに、女性は、男を生んではじめて母親になるもので、女の子を生んでもまだ本当の母親になったとは言えないのだそうだ。本巻収録の三話でも個性的な女性が登場する。「男には女性は描けない」というのは、一面の真理かもしれないが、多分にさいとう氏の謙虚さが言わしめた発言のように思う、と杉森昌武氏が結んでいる。

 

 第117話は、アメリカ・カリフォルニア州で実際に起こった「パトリシア・ハースト事件」を題材にしている。パトリシアは誘拐された後、SLA(シンバイオニーズ解放軍)とともに銀行強盗を重ね、逮捕された。その後、自身の無実を訴え、懲役7年の判決を受けるが、150万ドルの保釈金とジミー・カーター大統領の恩赦で自由の身となり、身辺警護の警察官と結婚した。2004年現在49歳となり、莫大な資産を受け継ぎ、『クライ・ベイビー』『シリアル・ママ』など数本の映画に女優として出演したり自伝を出版したりしている。

 

 第118話は、どれがゴルゴ13の計算通りで、どれが計算外だったのか、謎が多く、深見を持った作品だ、と杉森昌武氏は書いているが、同感だ。

 

 第119話では、清純派のメリナ、キュートなベアトリス、妖艶なイザベラが登場する。3人は同じ種類の人間を見抜き敵と認識したが、結果としてはそれは早合点で、その結果、命を落とした。彼女たちにとっては相手が悪すぎた。

 

 第120話は、次巻で解説する。

 

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