第591話『運の悪い女』 (2019/07作品)
脚本協力:ながいみちのり
ページ数:35ページ
依頼者:衆議院議員井田
ターゲット:伊豆の老舗旅館の女将で竹本美千重
依頼金額:不明
殺害場所:日本 静岡県袋井市
殺害人数:1人
殺害相手・狙撃対象:伊豆の老舗旅館の女将で竹本美千重と井田議員の左耳
H:0人
Part1 狙撃
静岡県袋井市で、衆議院議員の井田が演説中、左耳を狙撃された。流れ弾に当たって一人の女性が死んだ。
Part2 10年前の記憶
新聞には、井田への流れ弾で亡くなった女性は、伊豆の老舗旅館の女将で竹本美千重と書いてあった。それを呼んだ室田は、経済記者になる前、保険会社で、10年前に保険契約を結んだ相手であることを思いだした。10年の短期の掛け捨て保険で掛け金は毎月20万程度だった。竹本美千重は、家系が短命だから短期の掛け捨て保険にしたことを覚えていた。
Part3 残された者
室田は辻本という社の女性とともに竹本美千重の葬儀に向かう。旅館は大型温泉リゾート開発に乗り出すも失敗し、持病があったご主人は死亡し、業者はトンズラして借金だけ残ったのだ。
一人娘の竹本絵里は21歳の音大生だった。遺族の前で土下座する井田議員だった。井田も数年前に一人娘を交通事故で亡くしていた。
Part4 相続
竹本絵里が相続すると、借金は7億円。旅館の価値は高くても2億円程度だった。
室田は一泊して取材を続ける決心をした。
Part5 運の良し悪し
竹本美千重の生命保険は死亡時7億円で適用期間は10年間だった。あと半年で満期日というときに彼女は死んだ。保険的には彼女は不運ではなかったのだ。
Part6 接触
室田は、井田議員に「絵里さんは知っていたんですか?」と質問する。井田は「!」とする。
Part7 計画(プラン)の全貌(ぜんぼう)
室田は井田議員と会った。室田は、竹本美千重が末期ガンだったことをつきとめていた。そして満期日を超えて生き延びることを恐れた。井田議員は、竹本美千重との関係が1度だけだったことを話した。そして竹本美千重が、井田議員を道具として使ったのだ。竹本美千重は、保険金を娘に残すために、ゴルゴ13を雇い井田議員を狙った銃弾が当たったかのように見せるために狙撃させたのだ。そんな腕のいい狙撃手がいるのか、疑う室田だった。
Part8 災害級の狙撃者(スナイパー)
室田と辻本が歩いていると、ゴルゴ13とすれ違った。室田はゴルゴ13の殺気のためにその晩は一睡もできなかった。
【感想】
ゴルゴ13のスーパー・ショットの一つだろう。保険金を娘に残すために井田議員を狙ったように見せかけて自分を殺すようにした竹本美千重の作戦には驚く。この後室田は井田議員との約束を守ったのだろうか。いや井田議員はゴルゴ13との約束を破ったことにならないだろうか。
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