
第601話『癒されぬ傷』(2020/09)
脚本協力:渡邉優
ページ数:70ページ
依頼者:アメリカの製薬会社リレイ社顧問アンドレス・アコスタ
ターゲット:イタリアのミラノにあるファルマノルド社のCEOマテホ・セッピ(正体はアコスタの恩人ペニャの妻子を殺したキニョネス大尉)
依頼金額:不明
殺害場所:イタリア、ミラノ郊外、超豪華レストラン、ダ・ヴィットリオ
殺害人数:1人
殺害相手:イタリアのミラノにあるファルマノルド社のCEOマテホ・セッピ(正体はアコスタの恩人ペニャの妻子を殺したキニョネス大尉)
H:0人
Part1 接触
アメリカ ニューヨーク JFK国際空港
アメリカの製薬会社リレイ社CEOロバート・ドナテイら一行がファルマノルド社との資本提携交渉に向けてイタリアに向かう。
アコスタ顧問はアルゼンチン出身だ。アコスタ顧問のスマホに恩師のペニャから電話があった。
ペニャは肝臓癌で余命いくばくもない状況だった。
アコスタ顧問はイタリア出張後ペニャのもとに行く、と返事した。
イタリアのミラノにあるファルマノルド社で資本提携の会議が行われていた。そこでCEOのマテホ・セッピが話をしていた。
提携交渉はいったん打ち切りとなった。
マテホ・セッピは、ファルマノルド社がこれまでやってきた闇政治献金や裏社会との付き合いがばれることを恐れていた。
Part2 癒えぬ傷
アルゼンチンのブエノスアイレスにアコスタがペニャを訪ねて食事をしていた。
1976年3月末のクーデターを、二人は思い出して話をする。
左翼ゲリラを討伐するために派遣されたキニョネス大尉率いる軍がペニャの妻と娘を射殺した。
キニョネス大尉をアコスタやペニャが40年以上捜していたが、見つからなかった。
Part3 疑念
ニューヨークのリレイ本社でアコスタはキニョネス大尉を追っていた。
ファルマノルド社への出張時の写真を見て、マテホ・セッピの手に傷があることを、アコスタは発見した。
ペニャはキニョネス大尉の手に嚙みついた、と話していたことをアコスタは思い出した。
Part4 セッピの過去
イタリア ミラノで、アコスタはファルマノルド社のベリニと会い、マテホ・セッピCEOの説得を依頼する。
マテホ・セッピが頭角を現した1980年代以前のことはベリニも知らなかった。
マテホ・セッピはイタリア北部出身と自称しているが、言葉は南部訛りだった。キニョネス大尉もシチリアからアルゼンチンに移住した。
アコスタはマテホ・セッピ=キニョネス大尉だと確信した。
Part5 真相と現実
マテホ・セッピはベリニの説得に頑として応じない。
ベリニはマテホ・セッピの過去を調べ、マテホ・セッピ=キニョネス大尉の可能性が高い、とアコスタに電話した。
警察に話しても無駄だ、と話すベリニ。
Part6 覚悟
アルゼンチンのブエノスアイレスで、ペニャにアコスタが、マテホ・セッピ=キニョネス大尉の可能性が高い、という話をした。
ペニャはアコスタにセッピに会いたい、と告げた。
アコスタは元CIAに相談した。その男はゴルゴ13を紹介した。
Part7 "仇(かたき)"との対峙(たいじ)
イタリア、ミラノ郊外、超豪華レストラン、ダ・ヴィットリオにマテホ・セッピが入り、WHO事務局長の特別代表を務めるギゼルモ・ペニャと会った。
アンドレス・アコスタはゴルゴ13に会い、マテホ・セッピ狙撃を依頼した。
マテホ・セッピはペニャに手の傷は野良犬にかまれた、と話した。
ペニャは、マテホ・セッピ=キニョネス大尉と確信した。
マテホ・セッピは、最初は白を切っていたが、ついに告白した。
Part8 宿願の行方
ギゼルモ・ペニャはマテホ・セッピ(キニョネス大尉)に過去の罪を悔い改めるか、再度きくが、マテホ・セッピは、「無いっ!!」と断言した。
二人は拳銃を抜き同時に撃った。マテホ・セッピの銃弾はギゼルモ・ペニャの右肩をかすった。
マテホ・セッピの眉間を銃弾が貫いた。
ペニャは逮捕された。
ペニャの背後の窓には弾痕があった。
Part9 果たされた意志
キニョネスから出る弾丸はペニャの拳銃の弾丸とは違うのでペニャはすぐ解放されるはずだ、と考えるアンドレス・アコスタ。
彼は、ペニャの意志を完成させてその身を救ったゴルゴ13に感謝する。
【感想】
妻子を殺されたペニャのかたき討ちをゴルゴ13が手助けする物語だ。
ラストシーンで、アンドレス・アコスタは、ペニャがすぐに釈放される、と推測するが、腐敗したイタリア警察が証拠をでっち上げるのではないか、とは考えすぎだろうか?
死を間近にしたペニャは長年の宿願を果たして心置きなく旅立てるだろう。
ゴルゴ13もなかなか粋なことをしたと思う作品だ。
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