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さいとう・たかを原作 さいとう・プロ作品『ゴルゴ13』第653話『ヴァンパイアの餌食(えじき)』(『ビッグコミック』2025/08/25号)


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第653話『ヴァンパイアの餌食(えじき)』

 

脚本協力:氷室勲
ページ数:156ページ
依頼者:1)ウクライナ大統領ゼレンスキーを彷彿とさせる男

  2)モルディブ共和国大統領メイヌ

ターゲット:

  1)駐モルディブ、ロシア大使館付きのFSB(ロシア連邦保安庁)フォーキン

  2)モルディブの官房長官ラシード
依頼金額:不明
狙撃場所:

  1)モルディブの灯台近く

  2)モルディブ共和国記念日パレードの途中
殺害人数:

  1)1人

  2)2人
狙撃相手:

  1)駐モルディブ、ロシア大使館付きのFSB(ロシア連邦保安庁)フォーキン

  2)モルディブ共和国官房長官ラシードとその部下
H:1人(モルディブの官房長官ラシードの秘書で愛人のハーダール)

 

 

 

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Part1 待ち伏せ

 2023年7月モルディブのヴェラナ国際空港にウクライナ議会の国防委員会副委員長のエストフ一家が降り立った。そこへモルディブの国会議員ラシードが現れた。まるで待ち伏せしていたようだった。

 エストフは病欠届を出してモルディブに休暇のために来ていた。

 モルディブは二月後に大統領選挙を控えていた。現職で親インドのサリフと、親中国でラシードが推すメイヌによる事実上の一騎討ちだ。

 

Part2 戦争中の息抜き

 ラシードはエストフが本当は日本と秘密交渉するためにモルディブに来たのではないか、と疑っていた。

 

Part3 タッチ&ゴー

 日本で荷を積みモルディブに入港し荷を降ろし、再び同じ荷を積んでロシアへ向かうと見せかけ、実際には荷を積みっぱなしで、積み下ろし分の出費を浮かせるのを黙認する代わりに1ディールコイン(およそ400万円)のカネをフォーキンという男から受け取っていた。

 

Part4 リスクヘッジ

 ラシードは秘書とSEXを楽しむ。

 

Part5 ウソ発覚

 モルディブで楽しんだエストフ一家は帰国の途についた。3日後、

エストフがウソの病欠届を出して休暇を過ごしたことがバレて議員を辞職し捜査されていた。

 

Part6 親中vs.親印の戦い

 エストフ失脚後の7月29日に日本の外務大臣がモルディブを公式訪問しモルディブの外務大臣や国防大臣と会談して帰国し他。

 2023年9月、モルディブの大統領選挙戦が終盤に入った。


 
【感想】
 ウクライナのエストフは愚かなことをした。モルディブが中国とインドの間で揺れており、ラシードが中国に賭けている。今回は導入でどう展開するかまったくわからない。次回以後が楽しみだ。

 

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Part7 大統領選

 モルディブ大統領選は、親インド派の現職のサリフと、親中国派のメイヌの争いだった。

 

Part8 悪巧み

 2023年9月9日の投票で、メイヌが46%、サリフが39%で、ともに過半数に達しなかったので、決選投票となり9月30日、メイヌ54%、サリフ46%で、メイヌが大統領となった。ラシードは官房長官になった。

 

Part9 ドローン・キラー

 米国がウクライナに供与した「ヴァンパイア」という兵器は、小型ミサイル発射機と照準システムを一式を組み合わせて寅国搭載したものだ。VAMPIRE=Vehicle-Agnostic Modular Palletized ISR Rocket Equipmentの略だ。「車両に依存しないモジュラーパレット式ISRロケット装置の意味だ。射出ミサイルはハイドラ70APKWS、照準システムはL3ハリス社製MX-10だ。

 ラシードはこれを見て、半年後の11月11日の共和国記念日に行われるパレードで、メイヌ大統領を暗殺するよう部下に命じた。その部下はすぐに逃げて1年ほど身を隠し整形手術をする。ラシードはインドが仕掛けた対中国テロで中国VIPを狙ったがメイヌ大統領に命中した、と情報を誘導し、自分が大統領の後釜に座るつもりだった。

 ヴァンパイアは、元ウクライナ国会議員のエストフにカネを払って調達するつもりだった。

 

Part10 試し撃ち

 ラシードの部下がヴァンパイアを試射して目標に命中させた。残り3本のミサイルのうち2本で練習し最後の1本が本番で使う予定だった。

 

Part11 2つの暗殺依頼

 ウクライナ、キーウで、ゼレンスキー大統領を彷彿とさせる顔の男が駐モルディブ、ロシア大使館付きのFSB(ロシア連邦保安庁)フォーキンとラシードの暗殺をゴルゴ13に依頼した。

 ゴルゴ13は、フォーキン暗殺の依頼のみ受けた。ラシード暗殺は別な依頼があるようだ。フォーキンの死体はすぐに公にならない、という条件を付けた。

 ゴルゴ13は、米軍が提供したヴァンパイアの詳細スペックと操作を習得させてほしい、と依頼した。

 

【感想】

 モルディブの大統領選挙は決着がついたが、ラシードは野心満々で、大統領暗殺を狙う。

 ゴルゴ13はフォーキン暗殺を受け、ラシード暗殺は別な依頼を受けているようだ。

 ゴルゴ13は依頼者にヴァンパイアの操作を習得させてほしい、と依頼したが、どうするつもりなのだろう

 今後の展開が楽しみだ。

 

 

 

Part12 実弾訓練

 ウクライナ国内某所・演習場で、ウクライナ大統領に案内されたゴルゴ13は、ヴァンパイアの操作と実際に発射してみた。2キロで6秒、ほぼ音速であることを確認した。

 ウクライナ大統領は、モルディブにヴァンパイアがあることを推理し、エストフがヴァンパイアを横流ししたことに気づく。

 

Part13 売国奴の真意

 ウクライナ大統領はヴァンパイア一式とミサイル4基がない、と報告を受け、エストフの自宅に向かった。エストフはモルディブのメイヌ政権官房長官ラシードに売ったと白状した。エストフは拘束された。

 

Part14 ある伝言(ことづて)

 モルディブに入ったゴルゴ13は、ジュアンという偽名でホテルに宿泊した。

バーで呑んでいると、ラシードの秘書の女がやって来た。彼女はハーダールと名乗り、ゴルゴ13と寝る。ゴルゴ13は、ハーダールに、明日の夜9時にあるところに行き伝言(ことづて)を頼む。その伝言は「アンタのやっていることについて話をしたいので、深夜0時に灯台に来い」だった。

 

Part15 カネか銃か

 ハーダールは、ゴルゴ13の伝言を、駐モルディブ、ロシア大使館付きのFSB(ロシア連邦保安庁)フォーキンに伝えた。

 フォーキンは、半導体の件がどこかから漏れたことを悟った。カネで黙らせるか銃で黙らせるか、思案する。

 

Part16 死に神の呼び出し

 フォーキンは、伝言通りに灯台に行くと、ゴルゴ13がいることに気づき、勝ち目がモルディブの海抜ほどしかないことを悟った。

 二人の間に鳥が降り立ち鳴いた瞬間、二人は銃を抜いた。

 ゴルゴ13の銃弾はフォーキンの眉間を貫いたが、フォーキンの銃弾はゴルゴ13の左ほほをかすめた。

 ゴルゴ13は自分の薬莢を広いポケットに入れ、フォーキンの死に顔をスマホで写真に撮り、死体をボートに乗せ、ボートを沈めた。

 

Part17 手当て減額

 ウクライナ大統領にフォーキンの死に顔の写真が届いた。

 フォーキンがいつもの場所に現れないのをラシードは知った。

 灯台近くでフォーキンの銃の空薬莢を、ラシードの用心棒が見つけた。ラシードは、秘書で愛人のハーダールに、フォーキンが失踪して半導体のロシアへの闇輸出が滞るから手当ても減らす、と言った。

 ハーダールはラシードの前ではとぼけたが、自分の伝言でフォーキンとジュアン(ゴルゴ13)が撃ち合ったと悟った。

 

【感想】

 ゴルゴ13への依頼2件のうち1件目のフォーキン殺害任務が終了した。

 それにしてもゴルゴ13はフォーキンとの戦いを、リスクのある撃ち合いにしたのはなぜだろう?リスクの少ない遠距離狙撃でよかったと思うのだが・・・。

 また、自分の薬莢は拾ったのにフォーキンのそれは拾わなかったのはなぜだろう?ラシードにフォーキン失踪について気づかせるためだろうか?

 すべては次号で判明するだろう。

 

 

Part18 共和国記念日

 2024年11月11日、モルディブ共和国記念日がやってきた。

 ラシードが乗る車の運転手が食中毒でハーダールが代理の運転手になった。

 

Part19 運転手転落

 ハーダールはヴァンパイアが飛んでくる計画を知っていたので、自分が巻き込まれることに不安を持ち、沿道に手を振りわざと道に転落して車から降りた。

 代わりにラシードが運転する。

 

Part20 ミサイル発射

 男が予定通りヴァンパイアのミサイルを発射した。その瞬間、ゴルゴ13が男に襲いかかってナイフで男を殺した!

 そしてヴァンパイアミサイルを誘導してラシードを殺した!

 

Part21 "6秒"の返り討ち

 メイヌ大統領がほくそ笑んだ。ハーダールは命拾いしてほっとしていた。

 ゴルゴ13はメイヌ大統領に依頼を受けた時を回想する。メイヌ大統領はハーダールから自身が狙われていることを知った。メイヌ大統領は、ラシードのプランに乗り返り討ちを狙うことで、良心が痛まないようにしたかったのだ。

 ゴルゴ13は、ラシードがヴァンパイアを使役したつもりが餌食になった、とつぶやく。

 大統領から金をもらおう、とたくらむハーダールは元気に立ち上がった。

 

【感想】

 ゴルゴ13を雇ったのがメイヌ大統領で、彼に情報を漏らしたのがハーダールだったとは!

 ラストのどんでん返しが面白かった。

 次回は第654話『ルマン24秒』ゴルゴ13のカーアクションが見られるか楽しみだ。

 

 

 

 

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