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さいとう・たかを『ゴルゴ13』第611話 逆心のプラントアカデミー(2021/08作品)



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第611話 『逆心のプラントアカデミー(2021/08作品)

 

脚本協力:よこみぞ邦彦
ページ数:156ページ
依頼者:バビロフ植物研究所のカザコフ所長
ターゲット:FSB(連邦保安庁)ボルツ
依頼金額:不明
殺害場所:ロシア・ソチ・バビロフ研究所
殺害人数:5人
殺害相手:FSB(連邦保安庁)のボルツと部下4人
H:0人

 

Part1 冒された米

 2021年2月パラグアイ、湿潤パンパ大規模稲作地帯でNorth South Seed社植物研究員の稲村誠次主任は、優良品種「ハイブリッドライス・ルビ」が大量生産されているのを見て怒っていた。しかし、それらの稲は、新型紋枯病に冒されていた。それを見てイスコがほくそ笑んだ。

 

Part2 全フィールド焼却

 新型紋枯菌に冒されていることを確認した稲村主任は、稲の全面焼却をイスコに指示した。元ラガーマンの稲村主任は、悔しくて壁に殴りかかって壁に穴を開けてしまった。

 

Part3 内なる敵

 イスコは女とSEXしていて、女に別の合弁会社からの指示に従って病原菌を撒いて10年は遊べる金をもらっていることを話した。それを聞いた稲村主任は、イスコを脅す。イスコは中国企業とパラグアイの大農園種が作った合弁穀物会社パラチャインで、菌と金を出したのはジョン・馬(マー)だと白状した。女が稲村主任を殴りつけてイスコと女が逃げた。稲村主任はロシアの植物専門家カザコフ博士に頼むことにした。

 

Part4 カザコフの錯覚

 ロシア・ソチ国際空港に稲村が降り立ちバビロフ植物研究所のカザコフ所長と会った。サンクトペテルブルクの植物生産研究所、通称バビロフ研究所に二人は向かった。バビロフ研究所はロシアの大統領ラーチンやFSB(連邦保安庁)ボルツらによる圧力で厳しい経済状況だった。二人が話している時、FSB(連邦保安庁)がやって来た。カザコフ所長はPCに何か入力し稲村主任にPCを破壊させ、秘密の脱出ルートから脱走した。

 

Part5 偽りを見抜く眼

 ボルツはカザコフ所長に国家反逆容疑がかかっていると言った。ボルツは研究所のカルビンを脅す。カルビンは秘密の抜け穴をボルツに教えた。ユーリーに破壊されたPCの解析を指示した。

 

Part6 植物の楽園

 カザコフ所長と稲村主任は、ソチに向かう。

 

Part7 焼却はレクイエム

 パラグアイ・湿潤パンパ・大規模稲作地帯では、新型紋枯菌にやられた稲の焼却をしていた。それを見ていたジョン・馬は、日米合弁種苗会社NSS社のレクイエムだと満足げに笑う。中国企業にとって、NSS社や稲村は邪魔なのだ。ルールを守る輩がルールに縛られている間に中国は非合法を貫いて勝利する、中国企業の必勝パターンで市場を握ろうとしていた。

 

Part8 驚きの解析結果

 ロシア・サンクトペテルブルク・FSB支部で破壊されたPCの解析をユーリーが行っていた。カザコフ所長はゴルゴ13について調べていたことがPCの解析でわかった。またカザコフ所長らがソチに向かっているのも判明した。

 ボルツは、ジョン・馬とパラグアイの大農場主スアレスと稲村に会った時を思い出す。その時、ゴルゴ13が乗った小型機が緊急着陸した。スアレスがゴルゴ13をしばりあげて小屋に監禁した。そこへ稲村がやって来たが、スアレスの手下が銃を出したとき稲村はタックルしトラクターを暴走させてゴルゴ13が監禁された小屋を破壊して逃走した。ゴルゴ13もロープを切って逃走した。

 ボルツはカザコフを始末してバビロフ研究所の所長に就任しジョン・馬と癒着して植物利権を握るつもりだった。

 

Part9 亜種の暴走

 ジョン・馬のパラチャイン社のハイブリッド米も新紋枯菌にやられてしまった。おそらく変異亜種のためだ。ジョン・馬はロシアのバビロフ研究所を使って耐性品種を見つけようとする。

 

Part10 交錯する思惑

 ジョン・馬はボルツに連絡をとり新紋枯菌の耐性品種がすぐに必要だと言った。すぐにロシアに飛ぶと言う。

 

Part11 広大な果樹園

 カザコフ所長と稲村主任は、、コーカサス山脈南のソチ郊外のロシア植物生産研究所が所有するマイコップ試験場に来た。カザコフ所長はそこの水稲施設に新紋枯菌を散布していた。

 その夜、FSBが試験場に侵入していた。カザコフ所長は稲村主任に危険なお願いをした。

 

Part12 驚愕の理髪

 稲村主任をゴルゴ13の髪型、眉にした。カザコフ所長と稲村主任は試験場に入っていく。それをボルツは双眼鏡で見た。彼はゴルゴ13がいると思った。

 

Part13 耐性品種は何処に

 カザコフ所長は、新紋枯菌に耐性を持つ稲の種籾を持っていた。カザコフ所長は肺の病で動けなくなった。FSBが近づいていることに気づいたカザコフ所長と稲村はトラクターで逃走をはかる。ボルツはゴルゴ13が稲村の変装だと気づいた。

 

Part14 見破られた顔

 カザコフ所長と稲村は逃走に成功した。ジョン・馬がボルツのもとにやって来た。

 

Part15 博士の本懐

 カザコフ所長は逃げたと見せかけ元の研究所に潜んでいた。カザコフ所長は亡くなった。

 

Part16 マスク姿の真実

 バビロフ研究所にFSBのボルツと部下がやってきた。マスクをしたゴルゴ13を稲村が変装した偽物だと思ったボルツらが襲いかかるが、ゴルゴ13はボルツと部下1人を射殺し他の3人を斃した。

 サンクトペテルブルグのFSB支部ではユーリーがPCの解析を終わり、カザコフ所長がゴルゴ13に依頼したことをつきとめ、ボルツに連絡をとろうとしたがボルツは答えなかった。稲村は車に乗って逃走した。

 

Part17 権力者の失望

 モスクワ・ロシア連邦上院議事堂でラーチン大統領は、バビロフ研究所を完全支配しようとしていたが再び手を出すと研究員が再度ゴルゴ13に接触する恐れがあり、皮肉なことにバビロフ研究所の中立性が今後も維持されることになった。


 
【感想】
 植物の品種改良の歴史と問題点が丹念に描かれた作品だ。

 なお、この連載当時の2021年10月25日号に、さいとう・たかを氏の訃報が載った。2021年9月24日に逝去されたのだ。2021年11月10日号の表紙はさいとう・たかを氏でその号では海へ向かうエバがアンコール掲載された。

 
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