
第654話『ルマン24秒』
脚本協力:加久時丸
ページ数:39ページ
依頼者:1)ミカワ自動車の社長
2)ミカワ自動車の会長
ターゲット:
1)ルマンの主催者
2)環境保護団体"ノー・オイル"のビンセント・シルバー
依頼金額:不明
狙撃場所:
1)なし
2)フランス・ルマン、ユノディエール沿道
殺害人数:
1)0人
2)1人
殺害相手:
1)なし
2)環境保護団体"ノー・オイル"のビンセント・シルバー
H:0人
2023年7月、都市対抗野球大会でミカワ自動車が秋夏連覇を達成した。
部下がルマン24時間で、ミカワ自動車が6連覇を狙っていたが、レース直前にバランス・オブ・パフォーマンス(BoP)変更があり、ミカワ自動車はハンディを負い、優勝を逃した。ルマンの主催者の処罰をゴルゴ13に社長が依頼しようとして、ゴルゴ13に断られた。
その時、「レースで受けた屈辱は、レースで晴らすものだ。」と、ゴルゴ13は、言った。
じき100歳になろうとしていた会長は、ルマンでの突然の規約変更について調べる揚、社長に命じた。
フランス・ルマン、ユノディエール沿道で、環境保護団体"ノー・オイル"の便せんtの・シルバーが配信をしていた。自分を黙らせたければ、それ相応の”賛助金”を積め、と豪語する。
日本・名古屋近郊で、ミカワ自動車の社長は、会長に、"ノー・オイル"という環境保護団体のビンセント・シルバーが、強請(ゆすり)屋だという報告をしていた。他社はエンジン車の販売禁止とEVへの完全移行を宣言したが、ミカワ自動車は、全方位エネルギー戦略をとったため、"自分に従わないミカワは生意気だ"ということだった。会長は、自ら、ゴルゴ13に、標的ビンセント・シルバーをメッセージ付きで殺すよう依頼した。
ドイツ・ベルリン、ボーデン・ブルネン先端研究所では、時速350キロ超えのバイクが完成していた。また、ナイフも完成していた。ナイフの飛距離は600mだ。
ニュルブルクリンク・ノルトシュライフェ別名"グリーン・ヘル(緑の地獄)"でゴルゴ13はバイクのテストをして直線コースで300kmを出した。
ルマン、ユノディエール沿道で、ミカワ自動車の会長は、ビンセント・シルバーと会った。
その翌早朝、ビンセント・シルバーが、配信を始めた。
ゴルゴ13が、バイクを時速300kmまで10秒で加速する。5秒走行し、ナイフを時速100kmで投げる。合成速度は時速400kmとなる。時速80km以下に8秒で減速する。ナイフがビンセント・シルバーの眉間に突き刺さった!!
防犯カメラは、ハッキングされ画像が残っていなかった。
ナイフには、"ルマンを愛する者はすべての車を愛す。そうでない者はルマンに立ち入るべからず"と書いてあった。
ミカワ自動車の会長は社長に車椅子を押してもらいながら、去って行った。
【感想】
プロの活動家という人達がいる。彼らは、本作品に登場するビンセント・シルバーのように、強請をして"賛助金"をもらって、生活している。欧米でも日本でもそうやって活動している。金を得ることが目的だから、ビンセント・シルバーのように、活動方針に信念などない。収益と費用の計算をして、収益を上げられないなら、活動も下火になるが、費用が少なく多大な収益が上がるなら、活動が激しくなる。
そんなプロの活動家の行動を簡潔に描いた作品だ。
2023年夏に都市対抗野球で優勝し、2018年から2022年までルマン24時間レースを5連覇し2023年に6連覇を逃したことや、EVに専念していないことから、ミカワ自動車のモデルは、トヨタ自動車だろう。 会長と社長は、顔や年齢からモデルはいないと思う。
次の第655話『賢人計画』だ。過去に大規模テロを起こした教団と公安調査庁が関連する話だそうだ。どんな話の展開になるのか楽しみだ。
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