『鎌倉殿の13人』の源頼朝(大泉洋)、北条政子(小池栄子)の二人が絶妙なコンビネーションの司会だ。
海は広いし、三次元なので、繁殖パートナーを探すのが大変だ。だからそれぞれの生物は様々な戦略で命をつないできた。逆だ。いろいろな戦略があったが、今、生き残っている生き物は、繁殖パートナーを見つける戦略をとったからだ。
一匹が雌雄両方の特徴を持ち、パートナーと精子を交換するウミウシ。
音でお互いを探すザトウクジラ。あんなに巨大なクジラにあんなに近い所まで迫ったド迫力の映像は凄かった。
砂にストーンサークルを作るフグ。
一匹のメスに多数が群がり、メスの身体に吸収されるアンコウ。
哺乳類は大抵メスが子育てし、オスは子育てに関与しないが、魚類は逆のことが多い。タツノオトシゴなどメスはオスの体内に卵を産み、後はオス任せだ。これが不思議だった。
番組中で、精子と卵の大きさの違いを見せてくれた。卵としては小さい1粒のイクラの卵が、精子を約1cmとすると、どのくらいの大きさになるか?
バレーボールくらいかと思ったが、なんと直径2mだった。それが3,000粒くらいとなるようなので、メスはたくさんの栄養が必要だ。そのため子育てしている時間を栄養補給の時間にあてるのだとか。
哺乳類は出産数が少ないからメスが子育てした方が有利だが、卵の数がべらぼうに多数の魚類の場合は、メスは栄養補給したほうが有利だとのこと。
納得した。