2023-07-01から1ヶ月間の記事一覧
登坂不動産に勤める永瀬財地は、営業成績を上げるためには何でもやるような男だった。 「千三つ」という言葉は、「千件あっても契約に至るのは3件」という意味の他に「千の言葉の中に真実はたった三つ」という意味がある。永瀬はその言葉を信奉するくらい嘘…
第503話『ACT-X』(2010/07作品)(脚本協力 綾羅木恭一郎) 第512話『日・ASEAN会議』(2011/05作品)(脚本協力 綾羅木恭一郎) 増刊第103話『ジンネマンの1時間』(2010/06作品)(脚本協力 ながいみちのり) 第503話『ACT-X』(2010/07作品)(脚本協力 綾羅木恭一郎) ■…
『巨人の星』の画を担当した川崎のぼるの傑作漫画が『いなかっぺ大将』だ。 そのペーパーバック版だ。 おそらくコンビニエンスストアでのみ発売されたのだろう。 第1巻を読んでみて驚いた!! 絵柄が全然違うのだ!! 下の絵が、初登場時の大左ェ門だ。花形…
手塚治虫最期の作品だ。 『ファウスト』を下地にしたオリジナル作品だ。 学生紛争が盛んだった頃、ミイラのように学問に集中する一ノ関教授。 彼の助手の坂根第一。 一ノ関教授は宇宙の真理を知るために悪魔と契約する。 タイムスリップ中に、1958年4月1日に…
手塚治虫が1974年から1978年にかけて週刊少年マガジンに連載した漫画だ。 科学力ゆえに滅亡した古代三つ目人の末裔である写楽とそれを助ける和登さんの活躍を描いた漫画だ。 科学が発達しすぎて人類が滅んでしまう、という状況は、当時の漫画によくある。 三…
本のタイトルどおり、「ナチスは良いことをしたか」どうかを検証している。 私が一番、心に残ったのは、「はじめに」にある歴史研究について、歴史家の態度についてだった。 歴史研究は、「過去を「切り取る」ときに自分のその時々の立場性と全く無縁でいる…
www.nhk.or.jp 大河ドラマ『どうする家康』第27回「安土城の決闘」を見た。 家康が大勢の家臣達に「信長を討って天下を取る!」と言っちゃうし、信長に「俺を討つつもりだろう?」ときかれて否定しないし、500名も伊賀ものを雇うし・・・。 そういうことは腹…
手塚治虫の名作『ミッドナイト』には全集にも入っていない話が11話もあるのに驚いた。今回、立東舎から出たこの本には、その未収録の11話を収め、大きなサイズで刊行された。 どの話も面白く、なぜ単行本化されなかったのかわからない。 手塚治虫ファン、『…
eiga.com 文芸出版社の薫風社のワンマンカリスマ社長が死んだ。 その跡目をめぐり、東松(佐藤浩市)と宮藤(佐野史郎)が対立する。東松は、売れない雑誌は廃刊にしようとする。110年の歴史を持つ小説薫風もその対象の一つだ。宮藤は小説薫風を守ろうとする。 …