haruichibanの読書&視聴のおと

読書メモや映画やテレビ番組視聴メモです

1_感想:社会

猪瀬直樹 田原総一朗『戦争・天皇・国家』角川書店(2015/07/10)

目次は以下 ペリー来航による開港から現代までの日本について、概略をまとめ、猪瀬直樹氏と田原総一朗氏が語り合った本。 日本が大東亜戦争に突入したのは、「軍部を含めた官僚機構が縦割り化してそれぞれの部局ごとに暴走し・・・国家としての意思統合がで…

橘玲『不条理な会社人生から自由になる方法』PHP文庫(2022/04/01)

本書では働き方のバージョンを次のように定義している。 働き方1.0 年功序列・終身雇用の日本的雇用慣行 働き方2.0 成果主義に基づいたグローバルスタンダード 働き方3.0 プロジェクト単位でスペシャリストが集合離散するシリコンバレー型 働き方4.0 フリー…

橘玲『無理ゲー社会』小学館新書(2021/8/3)

「親ガチャ」という言葉が「親ガチャに外れたから俺の人生は浮かび上がることがなくダメだ」という文脈で語られることが多いことに、私はとても疑問を感じていた。今の日本には、江戸時代やつい最近のインドと比べても身分制度はない。江戸時代以前と比べれ…

鈴木 邦男 (監修) 「右翼」と「左翼」の謎がよくわかる本

右翼=国粋主義 左翼=社会主義/共産主義と漠然と考えていたが、本書を読んでそう単純ではない、とわかった。 歴史的に見ると右翼=保守=現状維持 左翼=革新=現状打破ということらしい。 そうすると、中華人民共和国のような社会主義体制の國では、右翼=…

山岸俊男, メアリー・C・ブリントン『リスクに背を向ける日本人 (講談社現代新書)』(2010/10/16)

Amazonへのリンク ■山岸俊男 (著), メアリー・C・ブリントン (著) ■リスクに背を向ける日本人 (講談社現代新書) [新書] ■出版社: 講談社 (2010/10/16) ■ISBN-10: 4062880733 ■ISBN-13: 978-4062880732 ■発売日: 2010/10/16 リスクをゼロにしようとして、結…

田口 理穂ほか 『「お手本の国」のウソ (新潮新書)』(2011/12/15)

Amazon新書版へのリンク Amazon Kindle版へのリンク ■出版社: 新潮社 (2011/12/15) ■ISBN-10: 4106104482 ■ISBN-13: 978-4106104480 ■発売日: 2011/12/15 日本のマスコミで、お手本として紹介されることが多い7つの国の7つの事象について、現地に長年住ん…

溝口敦 (著) 『暴力団 (新潮新書) [新書]』(2011/09/16)

Amazon新初版へのリンク Amazon kindle版へのリンク ■溝口敦 (著) ■暴力団 (新潮新書) [新書] ■出版社: 新潮社 (2011/9/16) ■ISBN-10: 4106104342 ■ISBN-13: 978-4106104343 ■発売日: 2011/9/16 1980年代終わり頃のバブル期に、大学の「犯罪社会学」の授業…