haruichibanの読書&視聴のおと

読書メモや映画やテレビ番組視聴メモです

1_感想:SF

松本零士『ミステリー・イヴ』朝日ソノラマ(1977/05/30)

もくじはこちら 主人公は大口守。 彼の元に、宇宙からイヴという美しい女性がやってくる。 正体は全く違う姿なのだが、好きな形に変化できる。 大口守は、毎晩、美女と寝ることができるのだ。 イヴを追って、ヘドという有尾人が宇宙の彼方からやってくる。 …

松本零士『ハーロック&トチロー』秋田書店(2017/06/30)

もくじはこちら キャプテン・ハーロックや大山トチローについて、単行本未収録作品を集めたもの。 『ガン・フロンティアII』は小説だ。 1978年にタカラから発売された「エアダッシュシリーズ宇宙海賊キャプテンハーロック」の「ポレット」「コスモウィング」…

松本零士『宇宙海賊キャプテン・ハーロック』(秋田書店) (1994/04/30)

事なかれ主義に陥った地球人類の大多数。 そんなか、宇宙海賊キャプテン・ハーロックと40人(41人)の海賊と1匹と1羽は、我が青春のアルカディア号で宇宙を旅する。 この宇宙戦艦の中央コンピューターは、ハーロックの親友でエメラルダスが愛した男、大山トチ…

諸星大二郎『コンプレックス・シティ』双葉社(1980/11/20

Amazon紙版へのリンク 諸星大二郎がこんなギャグみたいな漫画を描いていたのは知らなかった。 『鯖イバル』や『アリゲーター』はオヤヂギャグだ。 コンプレックスシティ (アクションコミックス) 作者:諸星 大二郎 双葉社 Amazon ランキング参加中漫画感想・…

浦沢直樹×手塚治虫『PLUTO』

手塚治虫の『鉄腕アトム』の『地上最強のロボット』を元にリメイクした作品。 これまでいろいろなリメイク作品があるが、その中でも最高の作品といえる。 世界最強のロボットやロボット関係者が次々と殺される。 その謎を追うロボット刑事。 謎が徐々に明ら…

諸星大二郎『オリオンラジオの夜』小学館(2019/2/4)

諸星大二郎劇場第二集。 冬のある時間、ある場所でだけ聞くことができるオリオンラジオをめぐる短編集。 その中で流れる曲と関連した不思議なストーリーが展開される。 サイモン&ガーファンクルの『サウンド・オブ・サイレンス』 イーグルスの『ホテル・カ…

大友克洋『AKIRA』講談社(1984/9/21)

大友克洋の代表作!! 30年間も凄い予算をかけたアキラが何なのか? その謎を追ってるうちに、どうやら超能力者達がいることがわかってくる。 やがてアキラが超能力者の一人28号であることがわかる。鉄男は41号で、教祖のミヤコは19号。テレキネシスやテレポ…

半村良・田辺節雄『戦国自衛隊』秋田書店(1976/7/20)

半村良の同名小説を劇画化したものだ。 ド迫力の絵とアクション・シーンで『戦国自衛隊』を描ききっている。 タイムスリップして永禄三年(1560)年にタイムスリップした自衛隊員達。そこには後の上杉謙信となる長尾景虎がいた。だが、斎藤道三や織田信長や明…

手塚治虫『ゴブリン公爵』秋田書店(1990/03/25)

Amazonへのリンク Amazonへのリンク 中国の殷の時代に作られた巨大な像、燈台鬼が発掘される。 それは超能力者が魂を移して動かすロボット兵器だった。 それを入手し世界征服を目指す男、珍鬼。 彼がゴブリン公爵だった。ゴブリン公爵を愛していながら止めよ…

石森章太郎『009ノ1』朝日ソノラマ(1972/3/10)

石森章太郎『009ノ1』 第1巻もくじ 第2巻もくじ 第3巻もくじ 第4巻もくじ 第5巻もくじ 冷戦真っ最中の1972年に刊行された石森章太郎のSF漫画。イースト・ブロックとウェスト・ブロックに二分された世界のサイボーグ女性スパイ、009ノ1を主人公としたSFスパイ…

手塚治虫『プライム・ローズ』秋田書店(1998/10/10)

手塚治虫『プライム・ローズ』秋田書店 手塚治虫が『少年チャンピオン』1982年7月9号から1983年6月3日号まで連載した漫画。 ククリット国とグロマン国は長年の争っていたが、グロマン国がククリット国を支配している。平和のために両国は第三王女と第三王子…

手塚治虫『日本発狂』丸善ジュンク堂書店(2018/07/03)

手塚治虫『日本発狂』丸善ジュンク堂書店(2018/07/03) もくじ 死後の世界が存在し、あっちで死ぬとこっちに産まれ、こっちで死ぬとあっちに直接行くという話。現代社会の人口爆発は、あっちの世界の戦争で大量の戦死者がいるからだ。 主人公のイッチは幼い頃…

手塚治虫『サンダーマスク』秋田書店(1980/10/10)

表紙 もくじ 『バンパイヤ』と同様、手塚治虫本人が登場する。 炭素系生物である地球上の生物に対して、ケイ素系生物であるデカンダー。 その秘密を知った高瀬博士は、炭素系のガス状生物サンダーに人類の身体を貸すために、公害病で余命いくばくもない命光…

石森章太郎『ザ・スターボウ』(講談社)

石森章太郎『ザ・スターボウ』 石森章太郎『ザ・スターボウ』 恒星間移動が自由にできる未来。暗黒星軍団が支配する宇宙。主人公ヒロはハンター。リンクルスターの王女リリルと半人半馬のケタルスと出会い、最終兵器を探す旅を始める。ヒロの父の形見であり…

石ノ森章太郎『新・変身忍者嵐』大都社(1998/6/8)

『希望の友』(1972/4-73/3)に連載したもの。 前作と同じ登場人物が登場するが、ストーリーのつながりはない。 ハヤテは父鬼十を血車党の殺され、旅をして血車党の化身忍者達に復讐する。 今回は一人旅ではなく、竜巻、カスミ、ツムジと旅をする。血車党の副…

石森章太郎『変身忍者 嵐』朝日ソノラマ

化身の術を身につけた嵐鬼十の息子ハヤテは、父嵐鬼十を殺し化身の術の秘密を奪った血車党の変身忍者を皆殺しするための旅に出ている。 第1巻 第1話 「化身忍群、闇に踊る」 名張の竜巻が殺され、その娘カスミと息子ツムジを守り、ハンザキを殺す。テレビ番…

石ノ森章太郎『人造人間キカイダー』秋田文庫

光明寺博士によって作られた不完全な良心回路を持つロボット、ジロー=キカイダー。光明寺博士の子供であるミツコやマサルを守るためにギルと戦う。 光明寺博士の脳を埋め込まれたハカイダー。 良心回路を持たないイチロー=キカイダー01、とぼけた探偵服部…

石ノ森章太郎『番長惑星』竹書房

石ノ森章太郎のリュウ三部作の第三部。 普通の学生だった等々力竜が、神社の穴に落ちたらパラレルワールドに行ってしまった。その世界は力こそ第一の世界だった。殺人許可証を持つ者は殺人さえも許される世界だった。ハカセこと左巻ツトム、バクダンこと伴太…

石ノ森章太郎『原始少年リュウ』竹書房

石ノ森章太郎のリュウ三部作の第二作目。前作の『リュウの道』とはつながりはない。 白い赤ちゃんが生まれたが、恐竜の王、りゅうの王のいけにえになりそうになるが、生き抜き成長した。 ラン、ドン、りゅうの王を狙うキバとともに、女神と言われた母を探す…

石ノ森章太郎『リュウの道』竹書房

石ノ森章太郎のリュウ三部作の一作目。 2020年に地球を出発し2038/7にシリウス第5惑星を目指す宇宙船フジ1号に密航した柴田リュウが主人公。宇宙船が着いた星は地球なのかそれとも別な星か?どうやら地球のようだ。 マリア、その弟ジミイ。ロボットのアイザ…

永井豪『バイオレンスジャック』中公文庫コミック版

もともとは、週刊少年マガジンで、その後、月刊少年マガジン、週刊漫画ゴラクに連載場所を移して18年かけて完成した永井豪の傑作漫画。 関東地獄地震の影響で暴力が支配する世界に変わってしまった関東地方の物語。最大の悪役がスラムキング(本名、銅磨高虎)…

手塚治虫 マグマ大使

日本初のカラー特撮テレビ番組の原作。 宇宙から襲ってくる怪物ゴアと、地球を守ろうとするアース、マグマ大使、人類の戦い。 ゴアは数々の星を滅ぼす悪魔のような存在だが、なぜか子供が大好きで、滅ぼした星の子供を大事にする、変な趣味、弱みがある。現…

楳図かずお 『漂流教室』

ホラー漫画の巨匠、楳図かずおの代表作の一つ。 ある小学校が、突然、未来にタイムスリップ。 そこは、人類、動植物が滅んだサバクの世界だった。 残された食べ物や水はごくわずか。826名の教師と生徒と1名の幼児が、その世界でどう生き延びるのか? 秩序が…

永井豪『デビルマン』講談社漫画文庫

勧善懲悪の子供向けアニメとは一味違い、「神とは何か?」「悪魔とは何か?」「人間とは何か?」「正義とは何か?」「悪とは何か?」「生きるとは何か?」「死とは何か?」考えさせられる作品。 キリスト教的な神と悪魔が背景にあるといえるだろう。 永井豪…