ホラー漫画の巨匠、楳図かずおの代表作の一つ。
ある小学校が、突然、未来にタイムスリップ。
そこは、人類、動植物が滅んだサバクの世界だった。
残された食べ物や水はごくわずか。826名の教師と生徒と1名の幼児が、その世界でどう生き延びるのか?
秩序がなくなった世界で、仲間割れや殺人、食人。次々と襲ってくる怪物や未来人や奇病。
主人公の翔は、足が不自由だが特殊能力を持つ西さんが気を失っている時だけ、過去にいる母親と交信できる。
息子思いの母は、未来にいる息子のために、食糧や武器を未来のために隠す。翔はそれらを使って何とか生き延びようとする。
人間の本質に迫る究極のサバイバル漫画だ。
人間について、社会について、深く考えさせられる、大傑作だ。