haruichiban0707の読書&視聴のおと

読書メモや映画やテレビ番組視聴メモです

石ノ森章太郎『古事記』中公文庫(1999/06/18)

 

 



世界の始まりから神武天皇誕生までの『古事記』上巻をマンガにまとめた本。

不思議な『古事記』の物語をうまくマンガでまとめている。

 

イザナキ、イザナミの物語やスサノオノミコト大国主命因幡の白兎の話、天孫降臨、海彦山彦の話がわかりやすく描かれている。

とはいってもどの神話も理解しにくい物語ではあるが、石ノ森章太郎なりの解釈を交えて描いている。

 

今となってはこの本自身が古典かもしれない。

燃えろ!新日本プロレス vol.38 グレート・ムタ、阿修羅の如く!



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【1】ハルク・ホーガン&グレート・ムタvsヘルレイザーズ(1993/09/23 横浜アリーナ)

久しぶりの来日のハルク・ホーガングレート・ムタが組んだ夢のタッグ・チームとホークとパワーのヘルレイザーズのタッグマッチ。まさに夢の対決だ。タッグマッチでムタがどんな戦いをするのかと思ったら、結構普通に試合をしている。

 

【2】グレート・ムタ&馳浩vs長州力&藤原喜明(1994/04/07 熊本市体育館)

グレート・ムタはタッグマッチにはむかないキャラクターだと思う。

案の定、馳浩と仲間割れだ。それにしても毒霧を何個口に含んでいるのだろう。

 

【3】アントニオ猪木vsグレート・ムタ (1994/05/01 福岡ドーム)

アントニオ猪木引退カウントダウンの一戦だ。

アントニオ猪木が亡くなり、武藤敬司の引退も決まったので、今回見ようと思った一戦がこれだった。

猪木入場時にロープを開けて待つあたりは素の武藤敬司だ。コンディションとしてはアントニオ猪木はもう最悪に近い状況だったと思う。フィニッシュは魔性のスリーパーホールドだったが、あらためて見ると・・・うぅぅ~~ん。

 

【4】グレート・ムタvs新崎”白使”人生 (1996/04/29 東京ドーム)

新崎”白使”人生は大好きな選手の一人だ。グレート・ムタと名前を書いた卒塔婆を持ち込んだ新崎"白使"人生。

二人とも入場シーンだけで絵になる。

彼の大量に流れる鮮血で「死」と書いたグレート・ムタ。拝み渡りやノータッチ・ケプラーダにダイビング・ヘッドバットパワーボムと新崎”白使"人生の持ち技を全て出させた上での毒霧殺法とラウンディング・ボディープレスで勝負あった!

 

新崎”白使”人生の身体の経文が全然汗で流れないのに対し、ムタの顔のペイントはほぼ剥がれてしまっていた。もう少しペイントが残っているといいと思うのだが。

新崎”白使”人生はどうやってあの経文を書いているのだろう。書くだけでも相当の時間がかかると思う。試合後洗い流すのも大変だろう。とどうでもいいことが気になってしまった。

 

【5】グレート・ムタ&ザ・グレート・カブキvs後藤達俊&小原道由 (1998/08/08 大阪ドーム)

ザ・グレート・カブキ引退試合グレート・ムタザ・グレート・カブキの息子という設定だったから実現した試合だ。

DVDでは入場シーンがカットされているのが残念だった。

ムタの顔のペイントは「SON」(息子)だ。この試合もちゃんとカブキを立てていて、素の武藤敬司が出ている。二人の毒霧共演が印象に残った試合だ。

 

 

 

田村尚也『イラストでまなぶ!用兵思想入門 近世・近代編』ホビージャパン(2021/03/31)


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もくじは次の通り
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テーマは「用兵思想」だが、イラストを交えていてとてもわかりやすい。

 

紀元前26から25世紀(今から4600から4400年前)の密集方陣が人類史上もっとも古い戦闘隊形とのことだ。紀元前371年の「レウクトラの戦い」での重点形成が用兵思想の始まりだ。

 

「『孫子』や日本の戦国時代やナポレオン戦争は?」と思ったが、そこから一気にジョミニクラウゼヴィッツに飛ぶ。

 

ジョミニの立場は戦争に「不変の原則」があることだ。

 

ジョミニの基本原則

1.戦略的運動によって大兵力を自軍の連絡線を危険にさらすことなく、可能な限り敵の連絡線もしくは戦地に投入すること

2.我が全力で敵の分力と戦うよう機動すること

3.戦闘が行われる時には、戦術的運動によって大兵力を戦場の決勝地点もしくは前線のもっとも重要な地点に投入すること

4.これら大兵力は決勝地点にただ存在するだけでなく、活発かつ一斉に戦闘に加入すること

 

その影響がアメリカ陸軍の戦いの9原則、そして統合作戦の原則に影響を与えている。

アメリカ陸軍の統合作戦の原則

1.目標の原則(Objective)

2.攻勢の原則(Offensive)

3.集中の原則(Mass)

4.兵力節用の原則(Economy of Force)

5.機動の原則(Maneuver)

6.指揮統一の原則(Unity of Command)

7.警戒の原則(Security)

8.奇襲の原則(Surprise)

9.簡明性の原則(Simplicity)

10.抑制の原則(Restraint)

11.忍耐の原則(Perseverance)

12.正当性の原則(Legitimacy)

 

一方、クラウゼヴィッツは、戦争そのものを考察している。彼の有名な言葉は「戦争とは他の手段をもってする政策の継続にすぎない」だ。そして彼はジョミニと異なり戦争に「絶対の原則」がない、という考え方だ。理由は、1.精神的な要素、2.敵との相互作用、3.情報の不確実性だ。

 

第3講は、モルトケだ。「外線作戦」と「内線作戦」がある。

通常、内線作戦の方が外線作戦より有利だと言われてきた。モルトケは鉄道の活用によって外線作戦を有利にした。

モルトケの言う「委任戦術」とは、「上級指揮官の「企図」の範囲内で与えられた「目標」達成するための「方法」を決定し、それを実行するものだ。「集権指揮」ではなく「分権指揮」だ。

 

第4講はシェリーフェン・プラン。第5講第一次世界大戦塹壕線。そしてドイツ軍による浸透戦術(旧日本軍では滲透(しんとう)戦術という漢字を使用)。

これを読むと、『戦闘指揮官』(Squad Leader)シリーズの理解が深まる。

 

第6講は機甲戦術だ。戦車の発明だ。菱形戦車(正確には平行四辺形戦車だが)による塹壕線突破戦術の考え方がよくわかった。

このドクトリンだから1930年代の戦車がああいう要目だったのだ、と納得できた。

日本軍だけ装甲が薄くて武装の非力な戦車を作ったのではなく、1930年代はこういう考え方だったからどの国もああいう戦車だったのだ。

日本は開発スピードが遅かったため、1930年代の戦車のまま大戦を戦い通さなければならなかったのが悲劇だったのがよくわかった。

 

そして、いよいよ、第6講の後半で、第二次世界大戦のドイツ軍による電撃戦の考え方と、その限界が紹介される。

 

次巻では、ソ連軍の作戦術、エアランド・バトルとマニューバー・ウォーフェア、ハイブリッド戦争が紹介される。こちらも楽しみだ。

 

 

 

 

NHK『鎌倉殿の13人』第45回「八幡宮の階段」

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ついに、三代将軍源実朝暗殺事件だ。

 

太刀持ち北条義時が外れて源実朝とともに殺されたのが源仲章だが、なぜ直前になって北条義時が外れたのかは様々な推理がなされている。

 

北条義時公暁をそそのかし、実朝を暗殺させた黒幕で、それを知っていたから太刀持ちを仲章に代わった、というのがよくある話だ。

このドラマでどう描くか楽しみだった。

 

このドラマでは、公暁をそそのかしたのは三浦義村だとしている。

公暁は父、源頼家を殺した黒幕が源実朝北条義時だと思い、2人を殺し、4代目の鎌倉殿になろうとした、というのだ。

しかし、京に移りたい実朝とあくまで鎌倉で武士政権を維持したい義時の間は、埋めようがない溝ができていた。また、兄頼家を幽閉し殺したのが義時と知った実朝は、義時に信を置いていなかった。そのため、式の直前になって、太刀持ちを義時から源仲章に変更したのだ。

それを知らない公暁は父頼家の仇、源実朝北条義時を討った・・・つもりだったが、源実朝源仲章を討っていたのだった。

 

三浦義村は、公暁がつかまり自身がこの謀反に加わっていたことを自供されることを恐れ、必死で公暁を探す。公暁が助けを求めて来たところを彼を殺して証拠隠滅をはかった。だが、義時と二人だけの時に、義村は「一時期、公暁とともに自分が頂点に立とうと思ったこともある。だが、今のお前(義時)を見てやめた。」と騙る。今回のドラマ内の義村の性格を考えるとそんなこと絶対にしゃべらず墓場に持っていくと思うが、ダークサイドに堕ちた義時を表現するために語らせたのだろう。

 

子を全て失った政子は自殺しようとしたが、そこをトウに救われる。おそらく次回、尼将軍になるのだろう。トウは源仲章につかまっていたが、自力で脱出していた。

 

だが、実朝が暗殺されたため、政子の妹、美衣は、阿野全成と自分の息子、阿野時元に次の鎌倉殿の目が出てきたことに気づき、野望を抱く。

 

次は、政子、美衣、義時の争いになるのだろうか。

 

次回も楽しみだ。

燃えろ!新日本プロレス vol.59 吼えよ若獅子!ヤングライオンの青の時代


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【1】アソール・フォーリーvs高田伸彦(1983/08/13 カナダスタンピート・グランド・ビクトリ・パビリオン

高田伸彦のテレビデビュー戦だ。アソール・フォーリーという選手は記憶になかったが、線が細いがなかなかいい選手だ。チキンウィングフェースロックを高田にかけていた。フィニッシュは少し崩れたがジャパニーズ・レッグ・ロール・クラッチで高田が勝利。

 

【2】武藤敬司vsトニー・セントクレアー(1985/09/18 福岡スポーツセンター)

巧者のトニー・セントクレアーに対して新人の武藤が果敢に挑む。全然見劣りしない戦いだ。すでに側転エルボーやラウンディング・ボディー・プレスを決めている。最後はローリング・クラッチ・ホールドでトニー・セントクレアーが勝ったが、新人の武藤の技をうまく引き出すトニー・セントクレアーの妙味が光る。トニー・セントクレアーが引き出さないでも自ら光を発する武藤の試合運びには天才の片鱗がうかがえる。

 

【3】橋本真也vs蝶野正洋 (1987/03/20 東京後楽園ホール)

ゴツゴツしたヤングライオンらしい熱戦だ。第3回ヤングライオン杯決勝戦だ。こうしてみるとやはり闘魂三銃士の中では武藤が2歩も3歩も先を行っているのがよくわかる。

最後は返し技で蝶野正洋が勝利しヤングライオン杯優勝を飾る。

 

【4】山田恵一vs船木優治 (1987/12/27 両国国技館)

ともに骨法の技を交えての激闘だ。

山田恵一の表情がとてもいい。彼は前進を覆うコスチュームを身につけてマスクをかぶっても感情が表に出るが、素顔でも表情がとてもいい。アントニオ猪木の弟子の中では一番だろう。

 

【5】馳浩vs安田忠夫 (1994/02/24 日本武道館)

安田忠夫のデビュー戦だ。うまく馳浩がリードしている。安田忠夫のデカい身体は魅力的だ。それだけで絵になる。ギャンブルに溺れなければいい選手になれたのに・・・。

 

【6】小島聡vs中西学 (1994/03/24 京都府立体育館)

第三世代同士のヤングライオン杯決勝戦だ。

中西学のバックドロップやジャーマン・スープレックスが迫力があっていい。

フィニッシュとなった技。小島聡にこんな技があったのかあ~f:id:Haruichiban0707:20221125191406j:image

 

【7】永田裕志vs藤田和之 (1996/11/01 広島グリーンアリーナ)

藤田和之のデビュー戦だ。悪く言うとふてぶてしくて初々しさがない、よく言うと堂々とした貫禄ある表情の藤田和之。プロレスの枠に収まりきらないスケールの大きさがすでに見えている。後に総合格闘技に活動の舞台を移すのも納得だ。

 

【8】真壁真也vs棚橋弘至 (1999/11/01 広島サンプラザ)

100年に1人の逸材、エース棚橋弘至が黒いショートタイツに黒いシューズでリングに上がる。後の彼の活躍からは想像がつかないくらい地味だ。

 

 

NHK『鎌倉殿の13人』第38回「時を継ぐ者」

www.nhk.or.jp

いよいよ北条時政(坂東彌十郎)が源実朝(柿澤勇人)を軟禁し将軍職を平賀朝雅(山中崇)に譲る起請文書くよう、迫る。

首を縦に振らない実朝。

館を囲まれた時政は実朝を解放し自害しようとするところを八田知家(市原隼人)に止められ、捕縛される。

りく(宮沢りえ)もつかまり、義時(小栗旬)がトウ(山本千尋)に暗殺を命ずる。しかしそれを予想した三浦義村(山本耕史)に阻まれる。

平賀朝雅も、義時に命じられた西国の御家人によって殺される。後鳥羽上皇(尾上 松也)は自分の命令でなくお気に入りを殺され、義時憎しの気持ちが高まる。

時政、りくへの処罰に悩む幕府の重臣達。義時は父ゆえに厳しく臨むが、三善康信(小林隆)らの言葉で、伊豆への流罪となった。

 

いいおじいちゃんといった雰囲気の時政。高貴な雰囲気が漂う実朝や後鳥羽上皇。今回の大河ドラマの役者さんたちは皆いい雰囲気を出している。

 

次回も楽しみだ。

NHK『鎌倉殿の13人』第37回「オンベレブンビンバ」

 

 

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タイトルが何を意味するのか不思議だった。

りく(宮沢りえ)の野望に翻弄される北条時政(坂東 彌十郎)。

とうとう忠臣、畠山重忠(中川 大志)を討つ。

 

北条政子(小池栄子)や義時(小栗旬)らとの亀裂が大きくなる。

そんな時政が政子や義時、実衣(宮澤エマ)や時房(瀬戸康史)ら家族でお酒を酌み交わす。

タイトルの言葉は大姫が唱えた呪文を皆で思い出そうとした言葉だった。

 

時政が家族と決裂する前の最期の晩餐だった。

 

親子で決裂するのがわかっていて、なんだか切ない話だった。

 

時政失脚を考えると、ドラマの中でも、やはり「江間」義時であるべきだと思った。

血のつながりある親子だが、義時が時政の後継者ではなかったことは重要だったと思う。