もくじはこちら登場人物たち ●佐倉十一万石〔三〕 ●不知火〔一〕 ●佐倉十一万石〔三〕 季節は夏が終わり秋口にさしかかってきた。 椿湖の測量を終えた一行は、外川(銚子)に戻ってきた。船上で熊沢蕃山と笹一角(草加竜之進)と庄左ヱ門(正助)が酒を呑みながら…
もくじはこちら ●佐倉十一万石〔二〕 ●佐倉十一万石〔二〕 盗賊10人のうち9人を倒した笹一角(草加竜之進)とカムイだった。 カムイは残った1人が追忍だと見て、後を追った。 海跡湖(二) 目が覚めた鏑木村の庄屋、平山忠兵ヱらの前に9人の盗賊の遺体があった。…
もくじはこちら ●野望〔四〕 ●佐倉十一万石 ●野望〔四〕 泥亀の二階から女が逃げてきた。下女奉公と聞いていたが体を売れと言われた女が女衒の伊佐次の下を噛みきったのだ。錦丹波の息子で記憶喪失の錦源之助が彼女を助けようとする。宮城音弥が助っ人に入り…
もくじはこちら ●野望〔三〕 ●野望〔三〕 雉子を追う鷹と犬。初心(うぶ)な狩人(綱重)が逆上して、馬を走らせ矢を射ようとする。尾張藩の徳川光友は不吉な結末を予期し犬を押さえるよう部下に指示する。綱重が射た矢が鷹に刺さった。何者かが綱重に矢を射て、…
もくじはこちら ●野望〔二〕 ●野望〔二〕 堀田上野介正信の嘆願が受理され、軍事演習が始まった。 その行く手を三名の武士が邪魔をした。 その三名を金束大助(こづかだいすけ)という武士が斬り捨てた。 演習はそのまま進められた。 金束大助は旗本殺害のかど…
もくじはこちら ●野望〔一〕 ●野望〔一〕 葛の者ノスリが望月佐渡守の屋敷に戻ってきて、笹一角らを倒すことに失敗したことを報告した。猪狩芸州が酒井雅楽守忠清に報告するだろうから、ノスリらの失敗を隠すことができない、と話す佐渡守。その天井裏にはカ…
もくじはこちらもくじには、建白書と罠の間に何もないが、本書中では「瑞賢」が53ページにある。 ●無宿溜(スラム)〔三〕 ●無宿溜(スラム)〔三〕 常念寺(一) 笹一角(草加竜之進)らが捕らえられる少し前の話にさかのぼる。 深川戸面原の無宿溜(スラム)に役人達…
もくじはこちら ●無宿溜(スラム)〔二〕 ●無宿溜(スラム)〔二〕 靄(もや)(一) 濃い靄の中、與平ヱと錦源之助が漁に出る。何も見えない中でも與平ヱが的確に指示を出して網を仕掛けたところへ船を動かした。大漁だったが、急に天候が悪化して大時化になる。…
もくじはこちら ●念者〔三〕 ●無宿溜(スラム)〔一〕 ●念者〔三〕 流水(一) 冬木道無に笹一角を尾行していた男を斬り殺したことを報告するアヤメ。 そこへ笹一角(草加竜之進)が、アヤメが斬り殺した男の死体をかついで部屋に入ってきた。この男が自分をしつ…
もくじはこちら ●念者〔二〕 ●念者〔二〕 道無(一) 笹一角(草加竜之進)が助けた女は冬木という医師の娘アヤメだった。手術を終えた冬木と草加竜之進は酒を酌み交わすのだった。 道無(二) 永井播磨守の大名行列が通る。播磨守の駕篭の傍を播磨守ご自慢の…
もくじはこちら ●佐渡守〔二〕 ●念者〔一〕 ●佐渡守〔二〕 日置領の城下町で鞘香が喧嘩をしてつかまり入牢した。 そこに錦丹波が現れた。彼は鞘香が加代と仲がいいことを知っていた。罪人の鞘香をかくまった加代達も同罪だ、という錦丹波。加代達を助けてほ…
もくじはこちら ●佐渡守〔一〕 ●佐渡守〔一〕 望月城城主望月常陸守正成と猿投沢城望月佐渡守正次の会話の続きだ。 佐渡守は兄常陸守に一筆書くように要求する。その中に、常陸守の息子国松の後継者は佐渡守の息子虎丸と書くよう迫る。 襖の外では望月藩家臣…
もくじはこちら ●猿山〔二〕 ●谷地湯 ●猿山〔二〕 カミナリが戻ってきた。ダルマとキズは従おうとはしなかったが、恐怖と緊張感に負けてしまう。だがカミナリは無関心だった。メスの求愛にも無関心だった。 三匹の流れ猿、アバタとハゲと一文銭は、カミナリ…
もくじはこちら ●猿山〔一〕 ●猿山〔一〕 明歴二年日置藩では藩内紛争及び領内騒動処置よろしからずよって領地没収改易となる・・・。日置城は廃城となりただ風雪に朽ちてゆくのみだった・・・ [感想] 明歴という年号は・・・ない。明暦という年号はあるが、…
もくじはこちら 第一章 大白州 第二章 海原 第一章 大白州 大白州 日置藩ではスダレが率いる一揆衆が代官所を襲った。京都奉行所東与力相沢新兵衛は一揆衆を深追いし行方不明になった。小六の背中には一揆代表者の江戸行きがなければ再び一揆をするという貼…
もくじはこちら 第一章 その後〔一〕 第二章 その後〔二〕 第三章 大白州 第一章 その後〔一〕 その後 日置郡、望月郡の一揆は一揆勢の勝利に終わった。しかしその後の取り締まりは熾烈だった。 取り締まる非人の弥助は、横目に反抗する。横目は弥助を殺す。…
もくじはこちら 第一章 第三の領主 第二章 号(さけ)び〔一〕 第三章 号(さけ)び〔二〕 第一章 第三の領主 山の怪異 山では山丈が現れた。 アテナを失い生きる気力を無くした水無月右近を吹き飛ばす。 第三の領主 夙谷の非人たちが訓練に明け暮れる。望月領か…
もくじはこちら 第一章 朝露 第二章 カンダチ 第三章 嵐 第一章 朝露 朝露 水無月右近はアテナのもとを訪れ、彼女を抱こうとするが、抱けなかった。 望月藩兵本陣では、幕府名代見分役伊那甚左衛門から鎮圧の命令が下ったが、望月藩兵は自領のことではなく幕…
もくじはこちら 第一章 陣屋 第二章 共鳴り〔一〕 第三章 共鳴り〔二〕 第四章 見分 第五章 突破クズシ 第一章 陣屋 陣屋 改易となった日置藩。廃墟となった日置城。狂人の小六が日置城に小便を垂らして歩いて行く。 日置藩内は暴力が支配していた。浪人達が…
もくじはこちら 第一章 始末記 第二章 山ヌケ 第三章 屍(かばね)移し 第四章 山盗り〔一〕 第五章 山盗り〔二〕 第一章 始末記 始末記 幕府が日置藩の騒動に対し双方江戸に出て説明しろ、と命じた。領主、橘軍太夫、木の間党首領(草加竜之進)は、江戸に向か…
もくじはこちら 第一章 月の輪 第二章 クズレ 第三章 木の間クズシ 第四章 何処へ 第五章 音丸変化 第一章 月の輪 月の輪 赤スダレ(苔丸)は横目や非人たちに捕まった。 正助はサエサに追われ脚を怪我する。そこにキギスが現れサエサと戦う。サエサの手裏剣が…
もくじはこちら 第一章 怪異 第二章 鬼女塚 第三章 寝地蔵 第四章 飢饉 第五章 要注意人物 第一章 怪異 怪異 日置領の山がはげ山になっていく。八重という女が神隠しにあい、その後見つかったが気が狂っていた。 左卜伝とサエサを公儀隠密の忍者達が囲んだ。…
もくじはこちら 第一章 蔵六陣 第二章 川ガラス 第三章 傀儡(くぐつ) 第四章 木の間党 第一章 蔵六陣 鮫殺し サエサはクシロに助けられた。カムイが縛られた十字架は岸に流れ着いていたがカムイの姿はない。 クシロは漁民に頼まれ鮫を退治に向かうが鯨が現れ…
もくじはこちら 第一章 銀札くずれ 第二章 意図あり 第三章 梟首(きょうしゅ) 第一章 銀札くずれ 銀札くずれ 非人のツクテと百姓の幸は愛し合っていたが横目に見つかり引き離された。 雹が降ったが日置の農作物の出来はいいようだった。 城代三角重太夫は目…
もくじはこちら 第一章 不穏 第二章 飢餓 第三章 非常法 第四章 再会 第一章 不穏 不穏 アケミと竹間沢の五郎が祝言をあげた。 面白くないゴンの回想シーンに移る。第10巻第2章のラストの場面。役人を襲おうとした百姓たち。草加竜之進や笹一角やゴンたちは…
もくじはこちら 第一章 怒濤(どとう) 第二章 査問 第三章 蔵六屋敷 第一章 怒濤(どとう) 怒濤(どとう) 赤目に大人しくしろ、と言われたクシロはおキクが心配で落ち着かない。老人の左卜伝とクシロが船に乗り海に出る。左卜伝は弓の達人で武士として大活躍し…
もくじはこちら 第一章 謎 第二章 雪どけ 第一章 謎 謎 明暦の大火で焼け出された草加竜之進をカムイが手術する。意識を取り戻した笹一角が襲いかかるがカムイはかわす。手術を終えたカムイは「領主を殺しても日置藩はつぶれない。悪いが領主を死なすわけに…
もくじはこちら 第一章 八方変現 第二章 掟返し 第三章 剣風往来 第一章 八方変現 八方変現 抜忍赤目殺害のため、夢屋七兵衛と手代の日の市を追う鏡隼人(カムイ)はどちらが赤目か確信を持てないでいた。犬をけしかけ七兵衛を水に落とした鏡隼人は日の市が赤…
もくじはこちら 第一章 風(シナド)トエラ 第二章 かくれみの 第三章 助命金 第一章 風(シナド)のトエラ カブト割り 横目率いる非人達に囲まれたスダレ(苔丸)と正助。それを木の上から見つめる鏡隼人。鏡隼人が横笛を奏でる。横目がカムイに受けた傷のすぐそ…
もくじはこちら 第一章 カタタガエ 第二章 夢の男 第三章 つぼみ 第一章 カタタガエ 鳥ツキ 鳥ツキとは、魚の群れの上空に鳥が群れていることだ。それを見て漁師達は魚を追う。カツオの一本釣りをする漁師達だが急な時化に遭い船が沈没する。 仁太夫 日の市(…