haruichibanの読書&視聴のおと

読書メモや映画やテレビ番組視聴メモです

2_手塚治虫(作者)

手塚治虫『人間昆虫記』大都社(1973/05/10)

Amazonへのリンク 私が読んだのは大都社版で、上のアマゾンの手塚治虫全集版ではないので一部異なる点があるかもしれない。 もくじはこちら 劇団テアトル・クラウの演出家蜂須賀のもとに臼場かげりが来て女優になる。 初めは西川敬子、次に田町泉の演技を手…

手塚治虫『空気の底』大都社(1975/05/10)

Amazonへのリンク 私が読んだのは大都社版で、上のアマゾンの手塚治虫全集版ではないので一部異なる点があるかもしれない。 もくじはこちら 汚染された空気の底に住む人類をテーマにした短編集だ。 『ジョーを訪ねた男』 ベトナム戦争で重傷を負った白人のウ…

手塚治虫『W3(ワンダースリー)』秋田書店(1995/04/10)

Amazonへのリンク 国際連合の宇宙版『銀河連盟』で、戦争ばかりしている地球をどうするか会議が行われていた。 結局、調査員を派遣し、1年間調査し、その結果を見て、地球を滅ぼすか救うか決めることとなった。 派遣された調査員が、ワンダースリーだ。ボッ…

手塚治虫『ネオ・ファウスト』朝日新聞社(1989/04/25)

手塚治虫最期の作品だ。 『ファウスト』を下地にしたオリジナル作品だ。 学生紛争が盛んだった頃、ミイラのように学問に集中する一ノ関教授。 彼の助手の坂根第一。 一ノ関教授は宇宙の真理を知るために悪魔と契約する。 タイムスリップ中に、1958年4月1日に…

手塚治虫『三つめがとおる』講談社漫画文庫(1998/12/10)『週刊少年マガジン完全復刻版 三つめがとおる イースター島航海』講談社(2014/03/03)

手塚治虫が1974年から1978年にかけて週刊少年マガジンに連載した漫画だ。 科学力ゆえに滅亡した古代三つ目人の末裔である写楽とそれを助ける和登さんの活躍を描いた漫画だ。 科学が発達しすぎて人類が滅んでしまう、という状況は、当時の漫画によくある。 三…

手塚治虫『ミッドナイト ロストエピソード』立東舎(2023/06/16)

手塚治虫の名作『ミッドナイト』には全集にも入っていない話が11話もあるのに驚いた。今回、立東舎から出たこの本には、その未収録の11話を収め、大きなサイズで刊行された。 どの話も面白く、なぜ単行本化されなかったのかわからない。 手塚治虫ファン、『…

手塚治虫『地球を呑む』小学館(1977/05/20)

結婚した男によって、父の財産と命を奪われ、太平洋の孤島に逃れたゼフィルス。 彼女たちはお金、法律、男への復讐を誓う。 ゼフィルスはデルモイドZをかぶった7人姉妹だったのだ。 人工皮膚マスク「デルモイドZ」の登場により、別人になりすますことができ…

手塚治虫『新宝島』講談社(2010/03/12)

1947年1月30日育英出版発行のオリジナル版は、当時は描き版といって版下を作る職人が描き写していたそうだ。 もともと250ページだったが、酒井七馬氏が出版社の事情もあり、190ページに削減し、セリフやストーリーも変えたものだった。 手塚治虫漫画全集に収…

原案構成 酒井七馬 作画 手塚治虫『新寶島オリジナル版』講談社(2012/05/11)

1947年1月30日育英出版発行のオリジナル版だ。 当時は描き版といって版下を作る職人が描き写していたそうだ。 そのため、絵柄が全く変わったり、ストーリー展開さえ変わったりするのが当たり前だったそうだ。 宝島の地図を手に入れたピート少年と船長さんが…

手塚治虫『I・L[アイエル]小学館(1996/11/10)

映画監督の伊万里大作のもとに突然現れたアルカード伯爵。(ドラキュラのアナグラム) 彼が置いていった棺桶にはI.Lという名前の女性が入っていた。彼女は誰にでも変身できる能力を持っていた。 伊万里大作とI.Lはその力を利用して・・・ 『ザ・クレーター』の…

手塚治虫『どろろ』秋田書店(1994/04/30)

醍醐景光は、天下をとりたいがために、48匹の妖怪にわが子の身体を1箇所ずつ差し出す。 その結果、産まれた子供は、手足も目鼻もない。たらいに載せて捨てられた。 その子が医者によって、義手や義足をつけられ、百鬼丸と名付けられる。彼はやがておのれの身…

手塚治虫『幻の名作集』双葉社(1997/7/10)

ふろくに掲載された手塚治虫の作品を集めたものだ。 『太平洋X點』は『冒険王』昭和28年1月号ふろく 『大洪水時代』は『おもしろブック』昭和30年8月号ふろく 『緑の猫』『おもしろブック』昭和31年12月号ふろく 『白骨船長』は『おもしろブック』昭和32年5…

手塚治虫『ゴブリン公爵』秋田書店(1990/03/25)

Amazonへのリンク Amazonへのリンク 中国の殷の時代に作られた巨大な像、燈台鬼が発掘される。 それは超能力者が魂を移して動かすロボット兵器だった。 それを入手し世界征服を目指す男、珍鬼。 彼がゴブリン公爵だった。ゴブリン公爵を愛していながら止めよ…

手塚治虫『ドン・ドラキュラ』秋田書店(1980/03/05)

手塚治虫が描いたドラキュラを主人公にしたギャグ漫画。 ルーマニアから館ごと日本にやってきたドラキュラが引き起こす時代錯誤なギャグが笑える。 忠実な召使いイゴールや、真面目でしっかり者の娘チョコラ、あまりに残忍だったため別れた元妻カミーラ、吸…

手塚治虫『プライム・ローズ』秋田書店(1998/10/10)

手塚治虫『プライム・ローズ』秋田書店 手塚治虫が『少年チャンピオン』1982年7月9号から1983年6月3日号まで連載した漫画。 ククリット国とグロマン国は長年の争っていたが、グロマン国がククリット国を支配している。平和のために両国は第三王女と第三王子…

手塚治虫『日本発狂』丸善ジュンク堂書店(2018/07/03)

手塚治虫『日本発狂』丸善ジュンク堂書店(2018/07/03) もくじ 死後の世界が存在し、あっちで死ぬとこっちに産まれ、こっちで死ぬとあっちに直接行くという話。現代社会の人口爆発は、あっちの世界の戦争で大量の戦死者がいるからだ。 主人公のイッチは幼い頃…

手塚治虫『サンダーマスク』秋田書店(1980/10/10)

表紙 もくじ 『バンパイヤ』と同様、手塚治虫本人が登場する。 炭素系生物である地球上の生物に対して、ケイ素系生物であるデカンダー。 その秘密を知った高瀬博士は、炭素系のガス状生物サンダーに人類の身体を貸すために、公害病で余命いくばくもない命光…

手塚治虫 マグマ大使

日本初のカラー特撮テレビ番組の原作。 宇宙から襲ってくる怪物ゴアと、地球を守ろうとするアース、マグマ大使、人類の戦い。 ゴアは数々の星を滅ぼす悪魔のような存在だが、なぜか子供が大好きで、滅ぼした星の子供を大事にする、変な趣味、弱みがある。現…