====もくじ=====
- 第40話『マニトバ(MANITOBA)』(1971/03作品)
- 増刊5話『素晴しきシカゴ』(1972/09作品)
- 増刊2話『デスマスクの肖像』(1971/06作品)
- 第25話『仮面の標的』(1970/03作品)
- 第28話『マッディブラッド』(1970/05作品)
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第40話『マニトバ(MANITOBA)』(1971/03作品)
ページ数:85ページ
依頼者:KGB
ターゲット:モスクワ・フィル管弦楽団を隠れ蓑にした諜報員ボリス・ベンコフスキーとモニカ・ボービッチ
依頼金額:10万ドル
狙撃場所:カナダ マニトバ
殺害人数:10人
殺害相手:CIAのボスとモーガン他8人 モスクワ・フィル管弦楽団を隠れ蓑にした諜報員ボリス・ベンコフスキーとモニカ・ボービッチ
H:1人(R・C・M・P公安諜報部にCIAが送り込んだ諜報員 ステラ・オルストン)
カナダ バンクーバー
Part1 男はふり返りざま
モスクワ・フィルハーモニー管弦楽団公演
ゴルゴは背後の女に突然水平チョップを当てて彼女を気絶させた。
多数の目撃者がいたので、ゴルゴ13は逮捕されてしまった。
Part2 捕らわれた男
ゴルゴ13は、”クソクラエ!"以外は黙秘を続ける。
もっとも刑事達は「どうもおせわになりました」という意味だと日本人商社マンから聞いていた。
刑事達は国家警察(カナダ王室騎馬警察隊)に照会する。
Part3 ボルシチは夜に
牢屋でゴルゴ13は回想する
ゴルゴ13が指定された部屋を訪れると裸の女がベッドの上にいた。
標的は、男女だった。
男はボリス・ベンコフスキー
女はモニカ・ボービッチ
モスクワ・フィル管弦楽団として送り込まれた諜報員だった。
報酬は10万ドル。
ゴルゴ13は女を抱かずに部屋を出た。
Part4 ・・・やつは!?
ゴルゴ13を逮捕した男達は、被害者の女がハンドバッグを開けた音が拳銃の撃鉄を起こす音そっくりであることに気づいた。
カナダ王室騎馬警察隊ジェームズ・ロイド警視とカニンガム警視が登場し、デューク東郷の身柄引き渡しを命令した。
Part5 ・・・piled
ジェームズ・ロイド警視とカニンガム警視は、ゴルゴ13を連れて、R・C・M・P公安諜報部で彼等の上司と会わせるためにスチームバス・センターの4階個室にゴルゴ13を向かわせる。
そこには、R・C・M・P公安諜報部バンクーバー班主任ダニエル・D・ドレイクとステラ・オルストンがいた。
モスクワ・フィル管弦楽団から消えた二人の男女の捜索依頼が来たのだ。
二人はマニトバ州ウイニペグ駅でレンタカーを使って、ウイニペグ湖とマニトバ湖の間を北へ向かい、グランビル湖からハドソン湾にぬけるつもりらしい。
二人が諜報活動をしていたので、ダニエル・D・ドレイクは、二人の射殺依頼をした。報酬は米ドルで5万ドルだった。
ゴルゴ13は、話は分かったが報酬はいらない、と言った。
ボリスとモニカの車はガソリンが切れた。二人は徒歩で進み始めた。
Part6 ”鳥(バード)”から”かめ(タートル)”に
ステラ・オルストンとゴルゴ13は飛行機で、ボリスとモニカを追跡する。
ボリスとモニカは小屋を見つけた。
Part7 そのことをなし得るのは!!
トラックの所に着陸したゴルゴ13とステラ・オルストン。ステラがトラックに近づく。ゴルゴ13は敵がいることに気づき3人を射殺した。ゴルゴ13も左肩に銃弾を受けた。
ゴルゴ13はトラックに仕込まれた時限爆弾を発見した。ゴルゴ13は相手はアメリカ人だと推理した。
ゴルゴ13はステラ・オルストンと寝た。
ボリスとモニカが小屋と思ったのはトラクターだった。
Part8 13880キロサイクル
ボリスとモニカは13880キロサイクルで無線で呼び出そうとしたが電池切れだった。
Part9 ”毛皮(ファー)コート”は13880キロサイクルで
ゴルゴ13はボリスとモニカが乗り捨てた車を発見した。
車を捨ててから一夜を過ごしたにすぎない、と判断した。
ステラは13880キロサイクルで報告する。
それを聞いて返事をしたのはCIAの男達だった。CIAのボスはモーガンに、ゴルゴ13とステラの始末を命令した。
Part10 トナカイは去った
ゴルゴ13とステラは、ボリスとモニカが一夜を明かしたトラクターを発見した。
ステラは双眼鏡でボリスとモニカを発見したが、ゴルゴ13には、トナカイだと答えた。
そこへ戦闘ヘリコプターが襲ってきた。
ゴルゴ13はM16を組み立てて反撃する。
驚くステラの表情を見てゴルゴ13は彼女がCIAがR・C・M・P(カナダ警察)に送ったスパイだとわかった。
ステラはCIAのヘリコプターによって殺された。
ゴルゴ13は、CIAがトラックに仕掛けた爆弾をヘリの床下にぶら下げ、M16で狙撃してヘリごと爆破した。
Part11 去るのはひとり
CIA要員を斃したゴルゴ13はひとり去って行った。
Part12 小屋の中のふたり
ボリスとモニカは小屋でCIAの到着を待っていた。話す内容はソ連のことばかりだった。
Part13 吹雪の中から
雪上車にはCIAのボスと部下1人が眉間に銃弾を浴びて死んでいた。
犬ぞりで近づくゴルゴ13。
小屋から出て手を振るボリスとモニカ。
二発の銃弾の音が鳴り響く・・・
[感想]
背後で鳴ったハンドバッグを開ける音を撃鉄の音と勘違いして反射的に攻撃するゴルゴ13。
ステラ・オルストンがCIAがカナダに送り込んだスパイだったのは意外だった。
亡命しようとするボリスとモニカが命の危機にあって思い出すのが、祖国のことばかりなのが、切ない。
増刊5話『素晴しきシカゴ』(1972/09作品)
45ページ
依頼者:不明
ターゲット:シカゴの街角に爆弾をしかけた奴ら
依頼金額:不明
狙撃場所:シカゴ
殺害人数:3人
殺害相手:銀行襲撃犯のフレディ、マックス・ボイド、ローラ
H:1人(爆破現場を見ているゴルゴ13に近づいた娼婦)
Part1 帰って来た男
アメリカ シカゴ
8年ぶりに心身刑務所からマックス・ボイドが帰ってきた。
旧友のウイリーの店に寄ったマックス・ボイドは、愛するジニーことバージニア・デイトンが鉄鋼成金と結婚しフロリダに住んでいることを知った。
Part2 シカゴの街角で
マックス・ボイドが歩いていると、街角で爆発が起こった。
Part3 ”大物(ビッガー”)はやって来た
フレディがチノ、ジョー、ローラと銀行強盗の話をしているところへ、マックス・ボイドがやって来た。
街角で爆発物を爆破させ、共産主義者が仕掛けたと仕向けるのは、フレディのいつもの手だった。
配分はフレディ35、マックス30、チノとジョーが15でローラが5だ。
不服なジョーをマックスがのしてしまう。
Part4 爆破現場の男
爆破現場を見ているゴルゴ13。そこに女がやってきたて、ゴルゴ13と去って行く。
Part5 銀行襲撃!!
襲撃する銀行の前に、フレディの車が到着し、マックス、チノとジョーが入っていった。
チノが警備員を銃撃した。
チノとジョーが瀕死の警備員によって銃殺された。
マックス・ボイド一人が金を奪って逃走した。
Part6 男が銃を向けて・・・
フレディとマックス・ボイドがローラと合流した時、ゴルゴ13が現れ、フレディ、マックス・ボイド、ローラを射殺した。
Part7 そして男は去った
ゴルゴ13は雇い主に、爆弾をしかけた奴を探し出したことを電話した。
そして、「あんたらは相手を感ちがいしていたようだな・・・」と続ける。電話の相手は、無政府主義者のテロリストではないことに驚いていた。
[感想]
8年の懲役期間中に愛するジニーが再婚してしまい、自分自身は外見が年老いてしまっていた。
出所した男が愛する女を想うところは、『幸福の黄色いハンカチ』(1977)を連想させる。
『幸福の黄色いハンカチ』が1971年に『ニューヨーク・ポスト』紙に掲載されたピート・ハミルのコラム『Going Home』をベースにしているらしいから、もしかしたら本作もピート・ハミルのコラム『Going Home』をベースにしているのかもしれない。
どんなに凄腕であっても老いには勝てないこと、人の心は変わっていくこと、という人間の宿命を切なく描いた佳作だ。
増刊2話『デスマスクの肖像』(1971/06作品)
42ページ
依頼者:1)後に知事になるエイブラハム・ゴードン
ターゲット:ウィリアム・ローレンス議員
依頼金額:不明
狙撃場所:ルイジアナ
殺害人数相手:8人
殺害相手:1)ウィリアム・ローレンス議員
2)ジャズバー近くで手榴弾を投げつけた男たち6人
3)エイブラハム・ゴードン知事
Part1 ミシシッピーの流れ
ミシシッピー川を航行する客船で女子大学生がおしゃべりしている。
ゴルゴ13は一人で川面を見つめている。
Part2 白い暴力
黒人男1人が白人男4人に、ナンクセつけられて暴力を振るわれていた。
そこにゴルゴ13が通りがかる。白人男達はゴルゴ13の迫力に圧倒されて殴りかかれない。
Part3 おしゃべりな男
射撃場でオットー・ヒギンズというおしゃべりな男がゴルゴ13に近づいてきた。
ゴルゴ13の凄い射撃の腕を見て、友人のサミュエル・フォスターを思い出したと言う。
人種差別主義者のウィリアム・ローレンス議員を600ヤード離れた丘から射殺したのだ。
サミュエル・フォスターは無実を主張したが、死刑になった。
オットー・ヒギンズの娘ベッツィーが現れ、ゴルゴ13は去った。
Part4 見ず知らずの男
ゴルゴ13はウィリアム・ローレンス議員が撃たれた所を一人で見ていた。
そこへベッツィーが現れ、彼を車に乗せた。
そこへ6人の白人が現れ、ゴルゴ13に因縁をつける。ベッツィーは仕方なくゴルゴ13を降ろして去る。
白人達はゴルゴ13に唾を吐きかける。
そこへ知事のエイブラハム・ゴードンが通りかかった。
彼はゴルゴ13に車に乗らないか、と誘うが、ゴルゴ13は、見ず知らずの人に車に乗せてもらういわれがない、と言って一人で立ち去る。
Part5 やつらが来た!!
黒人がジャズを楽しんでいるバーにやって来たゴルゴ13。
そこへ白人達が手榴弾を投げつけた。
ゴルゴ13は生きのびた。
そこへ手榴弾を投げつけようとする白人6人。ゴルゴ13は拳銃で手榴弾を爆破し、6人を殺害した。
黒人1人が見ていた。
Part6 不格好な理由
ゴルゴ13を襲った白人は、知事のエイブラハム・ゴードンが送った男達だった。
4年前にゴルゴ13にウィリアム・ローレンス議員を殺すよう依頼したのは、エイブラハム・ゴードンだった。
彼はゴルゴ13がそのことをネタに恐喝に来たと考えたのだった。
ゴルゴ13は、エイブラハム・ゴードンの前に現れ、ウィリアム・ローレンス議員を殺した理由は、エイブラハム・ゴードンの妻を奪い、KKK団の帝國の魔王の椅子をひそかに狙っていたからだった。しかし、その事件を政治的に利用し、無実のサミュエル・フォスターを犯人にでっちあげ大衆を扇動し知事におさまる計画はあの時話していなかった。さらにゴルゴ13の命を狙うというゴルゴ13のルールを犯してしまった。
ゴルゴ13はエイブラハム・ゴードン知事の眉間を撃ち抜いた。
Parat7 黄色野郎は去った
バーの前に駐車していた車では2人の男がゴルゴ13との待ち合わせ場所が爆破されていることに気づき、待ち合わせがキャンセルになる、と懸念していた。
しかし、ゴルゴ13は現れ、依頼を聞こうとした。
背後では、「車が勝手に爆発した」と、ゴルゴ13が手榴弾を射撃したのを見ていた黒人が警官に答えていた。
[感想]
ゴルゴ13のルールの一つに依頼人には二度と会わない、というのがある。
しかし、エイブラハム・ゴードン知事は、ゴルゴ13を知っているかのように話しかけ、そのルールを破りそうになる。
また依頼時に隠さずに全てを話さないといけない。しかし、エイブラハム・ゴードン知事は、事件を政治的に利用して自らが知事になる、という野望を話さなかった。
さらにゴルゴ13が恐喝に来たと思い、ゴルゴ13の命を狙うという最悪の行動をとる。
それらのせいで、彼は命を落とした。
ゴルゴ13のルールと、彼がルールに厳しいことがよくわかる。
アメリカ南部の根深い人種差別の様子がこれでもかとばかりに描写されている。
ゴルゴ13に次の依頼をしようとしていた二人が何者で、誰の狙撃を依頼したのかが気になる。
第25話『仮面の標的』(1970/03作品)
44ページ
依頼者:ユダヤ人
ターゲット:ハインツ・カウフマン大佐
依頼金額:不明
狙撃場所:アルゼンチン サンタフェ州 ロサリオ
殺害人数:4人
殺害相手:ハインツ・カウフマンとその部下3人
H:0人
Part1 ザ・グレート・アルドー
マジシャンのアルドーは助手のエリナをステージから消す術を見せた後、突然、顔を変える予定にない技を見せた。
Part2 ロサリオ
アルゼンチン サンタフェ州 ロサリオにゴルゴ13がやってきた。
Part3 ふたつの顔
苦悩するマジシャンのアルドーのところに電話がかかってきた。アルドーがカウフマンかも知れないという情報を追って、連絡員が客席にいたこと、カウフマンを狙った殺し屋がやって来たことを、アルドーに告げた。
アルドーの回想シーンになるが、アルドーは何者かに連れて行かれた・・・
Part4 会えてうれしいよ(ゼアベフロイト スイーシー ゼーエン)
アルドーはハインツ・カウフマン大佐の元に連れて行かれた。
アルドーは810364と入れ墨され、ポーランドのユダヤ人を売ったのだった。
Part5 魔術(マジック)はこのマスクで
アルドーの顔には、ハインツ・カウフマン大佐の顔をした特殊なマスクが取り付けられた。
そして、窓を改造し、何か仕掛けをつけて、彼は椅子に腰掛けた。
Part6 向かいの住人
アルドーの家の向かいの部屋をゴルゴ13が見に来て、契約した。
Part7 憎むべき者の名は
ユダヤ人がゴルゴ13にカウフマン射殺の依頼をしたことをゴルゴ13は回想する。
Part8 地獄の煙
アルドー・ヒルシュバルトは、かつて、ユダヤ人ポーランド協会の委員をしていた。そのため、ハインツ・カウフマン大佐に脅され、自分が助かるために同胞を売ったのだった。
ハインツ・カウフマンに、言うことをきかないとエリナの命を保証できない、と言われていたアルドーはエリナを追い返す。
Part9 まぼろしの標的
そしてハインツ・カウフマンに言われたとおり、窓の前の椅子にカウフマンの顔で腰掛けた。
ゴルゴ13が狙撃した。
ガラスに銃弾が当たると電流が走り、彼は斃れた。
Part10 死体の額に油汗
ハインツ・カウフマンの部下2人がハインツ・カウフマンの死体(アルドー)を部屋の外に運び出した。
ゴルゴ13はその様子を向かいの窓から見ている。
Part11 私の顔はひとつ
窓には仕掛けがあって、プリズムの曲折を利用し虚像を撃たせたのだ。また弾丸が当たった瞬間電流が流れるようになっていた。
ハインツ・カウフマンの部下が、アルドーを殺し、バケットに詰め込んだ。
そこにゴルゴ13が現れた。
Part12 そしてふたりのカウフマンは
ゴルゴ13は、標的に当たったときの手応えが違ったことに気づいていたのだ。
そしてハインツ・カウフマンとその部下3人を拳銃で射殺した。
[感想]
ハインツ・カウフマンがアルドーを身替わりにするために仕掛けた、プリズムの曲折を利用し虚像を撃たせ、電流が流れるようにする、というトリックは見事だった。
だがゴルゴ13はそれ以上だった。
罪の意識にさいなまれ、最期はハインツ・カウフマンに殺されてしまったアルドーは哀しい運命だった。
第28話『マッディブラッド』(1970/05作品)
44ページ
依頼者:不明
ターゲット:リオの麻薬と売春を牛耳っているダディB
依頼金額:不明
狙撃場所:1)マナウスの売春宿近くの舗道
2)三声の沼
殺害人数:1)3人
2)ダディBと部下3人
殺害相手:1)ダディBに雇われたウーゴ 警官2人(エドとフィル)
2)ダディBと部下3人(一人はコール)
H:1人(マナウス出身でマナウスに帰る女 フイニー)
Part1 連絡船
ブラジル北部
連絡船がアマゾン川を航行する。
Part2 フイニーという女
船上で煙草を吸っているゴルゴ13にフイニーという女が近づき、煙草と火をもらう。フイニーは父がフィンランド人だったから呼ばれるようになったと自己紹介する。
その時、パブロという男の取り合いで女二人が喧嘩してゲイルという女が川に落ちて、あっという間にピラニアに食われて死んだ。
Part3 標的ダディB
ダディBという、リオの麻薬と売春で一儲けしている男を追って、ゴルゴ13がやってきた。
Part4 OK!ボス!
ダディBはスネイクという部下に、ウイリーとコールを連れてくるよう、命令する。
Part5 報酬は白人女
ダディBは、ウーゴという男に、船着き場を見張りゴルゴ13の情報を持ってきたら白人女をひとりくれてやる、と命令する。
Part6 マナオスの売春宿で
マナオスに着くと、フイニーと一緒に売春宿に入ったゴルゴ13。そこに警察が来たがフイニーはうまく話しをして警察を追い払った。
ゴルゴ13は部屋を出て行った。
Part7 舗道に死体が3つ
ゴルゴ13はウーゴと警官エドとフィルの2人を射殺した。
Part8 ゴルゴ13に罠をかけろ!!
ダディBの所にエドとフィルとウーゴが殺されたという知らせが入った。
ダディBは、メイドのサラに、誰かにきかれたら、3日ほど前から奥地に猟に行っていてキャンプ地は沼のほとりだ、と言うように命令する。
Part9 ここへ・・・
そこへゴルゴ13がやってきて、ダディBがどこへ行ったかきく。サラは地図を指さす。
Part10 教えてっ あのひとは!?
フイニーがサラのもとにやってきた。二人は知り合いだった。
サラはゴルゴ13がやって来たこと、ダディBが三声の沼に向かったことを話した。フイニーは後を追うのだった。
Part11 三声の沼
三声の沼の前でゴルゴ13を待ち受けるダディB。三声の沼の由来は、助けて、痛い、苦しいの三つの声のことだった。
Part12 密林が拒もうと・・・
フイニーは必死になってゴルゴ13を追いかける。
Part13 三声の沼に銃声がとどろいて!!
三声の沼にボートに乗ってきた人影が見えた。ダディBが撃ち殺した。
そこへダディBの飼い犬のポンチョとゴルゴ13がやってきた。
ゴルゴ13はダディBと部下3人をあっという間に殺した。
Part14 帰らないひと
ゴルゴ13は死体を確認すると引き揚げた。
ボートで射殺されたのはフイニーだった。
[感想]
ダディBは三声の沼でゴルゴ13を待ち受ける。
フイニーが近づいたように船で接近できるようなので、待ち受けるのに作戦としてはどうだろう?
それにフイニーかゴルゴ13かも見分けられないし・・・
ダディBはしょせんゴルゴ13の敵ではなかった。
どことなくユーモラスな標的だった。
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