

第497話 楼蘭・さまよえる死神 (2009/11作品)
脚本協力:品川恵比寿
依頼者:ガーディ議長
ターゲット:砂漠に逃げたウルハムを襲うであろう敵
ヘリからゴルゴ13を襲った中華人民共和国軍の兵士2人
中華人民共和国軍30人以上
中華人民共和国軍陸大佐
依頼金額:不明
狙撃場所:楼蘭遺跡近辺
殺害人数:33人
中華人民共和国 新疆ウイグル自治区・ウルムチで、ウイグル人による暴動が発生した。
暴動に参加したウルハムは、漢人医師の馬から秘密のカルテを奪い、銃弾を受けて怪我をするが逃走する。
一方、タクラマカン砂漠では日本人植物学者フジヤマが漢人ガイドの林と植物の研究をしていた。
新疆ウイグル自治区・イエンチーの警察署にゴルゴ13が収監されるが、すぐに脱走する。彼は何をしにやってきたのだろうか?
中華人民共和国軍の陸大佐は、ウルハムとゴルゴ13を追う。
ゴルゴ13にガーディ議長が依頼する場面に変わる。各国の承認や支援を得られず時期尚早だから、ウルハムが死ぬと、急進派が増え動きが活発になることを予測している彼女は、ウルハムを守ることをゴルゴ13に依頼する。
ウルハムとフジヤマと林は、楼蘭近くの核実験の跡、クレーターに呆然とする。
その晩、ガイドの林は、中華人民共和国軍のもとに逃亡する。
朝になると中華人民共和国軍がウルハムとフジヤマを襲ってきた。ゴルゴ13が次々と射殺する。コマの中では30人を斃した。しかし、ウルハムが盗んだカルテは燃えてしまった。
ウルハムとフジヤマは、ゴルゴ13が連れてきた駱駝を使ってキルギス共和国へ逃げることに成功した。
しかしウルハムは受けた傷がもとで死んでしまう。
カルテが燃え、ウルハムが死んだことで、彼の死が無駄になったと思われたとき、砂漠の胡楊の木片に核実験の証拠が残っていた・・・。
放射線に汚染された地域を重炭酸ナトリウムと安定ヨウ素剤を飲みながら、中華人民共和国軍30人以上と戦い、ウルハムとフジヤマを救ったゴルゴ13。
軍隊以上の力を持つゴルゴ13の凄さが描かれた話だ。
第499話 凋落した名車 (2010/02作品)
脚本協力:横溝邦彦
依頼者:ドイツの名門自動車会社ライマー社会長ディートリヒ
ターゲット:ドイツの大衆向け自動車会社フォルツ社社長でありディートリヒの娘婿クルト
依頼金額:不明
狙撃場所:ドイツ
殺害人数:0人
ドイツの名門自動車会社ライマー社の会長ディートリヒは、ドイツの大衆向け自動車会社フォルツ社を買収しようとしていた。フォルツ社社長でディートリヒの娘婿クルトは買収に抵抗していた。
何とか買収をまとめようとするディートリヒだが、ライマー社の財務は、社長のバートランドによる株式運用の失敗で、危機的状況だった。バートランドは、ディートリヒとクルトを戦わせ、自分が金銭的な利益を得るつもりだったのだ。
娘のシュテフィからそのことを聞いたディートリヒは何とかゴルゴ13を止めなければ、と考える。そして、緊急会見を開き、買収計画の断念を発表し「我がライマー家の家族"13人"は緊急で、今回の計画中止を、表明します」とゴルゴ13にメッセージする。
ゴルゴ13はそのメッセージを聞いたが、クルトが本当に事故に遭いそうになったので、トラックの積み荷を結ぶワイヤーを狙撃し事故を防いだ。
バートランドは、ディートリヒの知り合いで録音マニアのシュミットによる録音により、逮捕された。
父親と夫に挟まれ葛藤する娘。婿の幸せを願いながら婿を認められない父親。父と娘それぞれの葛藤に、EVに向かう自動車業界を絡め、ゴルゴ13にキャンセルを伝えるのが間に合うか、そしてゴルゴ13が誰も殺さない予想外の展開。
ストーリー展開が面白い傑作だ。