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さいとう・たかを『ゴルゴ13 13 日本人・東研作』(リイド社)(SPコミックスコンパクト)(2003/02/28)

Amazon紙版へのリンク

表紙

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もくじ

 



 

 

 

 

SPコミックスコンパクトは、文庫サイズで、中に含まれる話は、SPコミックス版と異なり、最初のうちは、発表順となっている。

SPコミックス版にはない、SPコミックスコンパクト独自として、杉森昌武氏の解説が入っている。杉森昌武氏は、ゴルゴ13研究家兼デューク東郷研究所所長、『THEゴルゴ学』(小学館)編集総監督だ。

解説だけでない。

SPコミックス版にはない、構成、脚本、構図、作画、担当者それぞれのスタッフの名前がきちんと入っている。

なお、それぞれの話の内容は、SPコミックス版を参照するようリンクだけを貼っておく。

 

第57話『キャサワリー』(1972/04作品)

 

第58話『カリブ海の死影』(1972/05作品)

 

第59話『日本人・東研作』(1972/06作品)

 

第60話『砂漠(サハラ)の逆光』(1972/07作品)

 

解説:杉森昌武

 ゴルゴ13の作品の中でも「ゴルゴ出生譚」の人気は抜群だ。その一作目が、第59話『日本人・東研作』だ。その後も数々の「ゴルゴ出生譚」が発表されるが、いずれも人気作だ。

 

 第57話では、マフィアがいろいろな手段でゴルゴ13を斃そうとして失敗してきたことが明かされる。性病持ちの女を送り込んだことをゴルゴ13はどうやって見破ったのだろうか?杉森昌武氏が疑問を書いているが私も読んだ時にそう思った。本作品ではゴルゴ13は右手がしびれる原因不明の例の病気が発症していた。キャサワリーを仕留めた瞬間、感覚を取り戻したが理由は不明だ。

 

 第58話では、ゴルゴ13の行動が謎だったが、最後の最後でゴルゴ13の目的がはっきりする。

 

 第59話では、ゴルゴ13出生譚の第一作だ。果たして東研作はゴルゴ13なのか?ゴルゴ13のルーツ探しとゴルゴ13のターゲットが、錯綜するストーリー展開が見事だ。

 

 第60話は、ゴルゴ13が標的のウイルキンスの性格や心理を見事に読み切る。ゴルゴ13が極めてレベルの高い心理戦のプロであることを雄弁に物語る佳作だ、と杉森昌武氏が言い切っている。確かに印象深い作品だ。

 

haruichiban0707-books.hatenadiary.com

 

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