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大平信孝『先延ばしは1冊のノートでなくなる』大和書房(2020/09/15)

 

どうして先延ばしが発生するのか、先延ばしを防ぐための効果的なノート術をまとめた本だ。

 

まずは、「ぶっとんだ目標を立てろ」という。

先延ばししてしまう目標とは、1.他人から与えられた数値目標 2.努力しなくても達成できる目標 3.世間一般でいいといわれている目標

「ぶっとんだ目標」は、主体的、自分軸に沿った目標で、魅力的で実際にそうなりたいと思う目標だ。

 

次にダメ出しせずに思いつくままにやりたいことを書く。

その後、悩みや課題を書く。

そして、次の3つの価値観に基づき、自分自身の人生の目的を書く。

3つの価値観とは、人とのつながり、達成感、技術の探求を指す。

 

確かに人間の価値観の軸としては、この3個だろう。

 

ぶっとんだ目標の6つの分類に基づき、自分の目標を分類してみる。

6つの分類は、次のとおり。

1.仕事・社会貢献 2.お金・モノ 3.時間 4.人間関係 5.健康 6.学び・趣味

 

誰でも人生の目標は1個だけという人は少ないだろう。この6個のどれかに配置できると思う。

 

ぶっとんだ目標を次の7つの質問で、ブラッシュアップする。

1.目標が実現したら次は何を実現したい? 2.その目標が実現することでどんな価値観を実現したいか? 3.絶対失敗しないとしたらどうしたいか? 4.絶対成功するとしたらどうしたいか? 5.もし今日が人生の最終日だとしたら何を後悔しそうか?そうならないために本当はどうなったらいいか? 6.あなたの理想とする人ならどうするか? 7.ぶっちゃけ本当はどうしたいか?

 

ここまでは目標や目的の設定だ。

先延ばしをなくすノート「行動イノベーションノート」の書き方は、ここからだ。

6つの分類ごとに「ぶっとんだ目標」をまず書く。

デイリーページのフォーマットは縦と横に1本ずつ線をひいたものだ。

関数のグラフを描くために、x軸とy軸の座標軸を描いたものだ。

左上の第二象限(x<0, y>0)には、その日一日で嬉しかったこと、感謝したいこと、よかったことを書く。

右上の第一象限(x>0, y>0)には、改めて気づいたこと感じたことを書く。

左下の第三象限(x<0, y<0)には、今日一日本当はどうしたいかを書く。

右下の第四象限(x>0, y<0)には、それぞれのやりたいことに対する10秒アクションを書く。

 

ノートを書くこと自体を先送りしてしまう場合の対策もある。

 

簡単で面白そうなやり方なので試してみたい。