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さいとう・たかを原作 さいとう・プロ作品『ゴルゴ13』第616話 レディ・フィンガー(2022/04作品)

 

 

第616話 レディ・フィンガー(2022/04作品)

 

脚本協力:夏緑
ページ数:39ページ
依頼者:パプア・ニューギニアの農相兼青果市場場長
ターゲット:バナナの原種に近づく者の排除
依頼金額:不明
殺害場所:パプア・ニューギニア 高原地域
殺害人数:2人
殺害相手:青果世界的企業「チキチータ社」のトーン・バレンティンとその婚約者マルレーネ・サイウェスになりすました女
H:0人

 パプア・ニューギニアの首都ポートモレスビーの青果市場に場違いな白人の女が、婚約者のトーン・バレンティンを探しに来た。
 去年の1月からパプア・ニューギニアに来たが3月末に連絡が途絶えたのだ。
 その頃入国禁止だったため、彼女はすぐに探しに来られなかったのだ。
 この辺りは治安が悪くなってきていると言って、白人の男が、女を自分の車に乗せようとした。
 そこへ現地人の男が彼女の名前マルレーネ・サイウェスさん、と呼びかけた。
 男はタクシー運転手だった。
 男はマルレーネ・サイウェスを倉庫に連れ込んだ。ラスカル・ギャングの一人でラクーンと言った。
 マルレーネ・サイウェスは、助けてといいながら拳銃を取り出し男達を次々に殺した。
 動けなくなったラクーンからは経緯を尋問する。
 
 3月末、ロックダウン中に、トーン・バレンティンがやって来て、1000キナを前金で払って高原地域へ行きたい、と言った。
 バナナの原種を発見したトーン・バレンティンが子株を持ち帰ろうとかがんだとき、ラクーンが背後から千枚通しでトーン・バレンティンを殺して、スマホと指輪を奪った。
 マルレーネ・サイウェスは、ラクーンを脅して、トーン・バレンティンの死体の場所まで移動した。死体を確認したマルレーネ・サイウェスはラクーンを殺した。
 通称バナナコロナというバナナのカビに強いバナナの子株を見つけたマルレーネ・サイウェスやトーン・バレンティンは、青果世界的企業「チキチータ社」にスパイとして顔も姿も変えて潜入していた女だった。
 清掃員として働いていた女は、マルレーネ・サイウェスが、婚約者のトーン・バレンティンが新種のバナナを発見したと言っていたのを聞いた。
 本物のマルレーネ・サイウェスを殺して、全身整形手術を受けて、マルレーネ・サイウェスになりすましたのだった。
 商標(パテント)を独占するためにバナナの木を燃やそうとしたとき、トーン・バレンティンの額に銃弾の跡があることに気づいた。
 彼女の背中からをゴルゴ13のM16が火を吹いた。
 
 青果市場に農相兼場長が巡回していた。
 彼がトーン・バレンティンやマルレーネ・サイウェスのようにバナナの原種に近づく者の排除をゴルゴ13に依頼したのだ。
 

【感想】
 「バナナの原種に近づく者の排除」という契約内容だといつ契約終了なのかわからず、キリがなくなってしまうが、ゴルゴ13にとって問題ないのだろうか
 おしとやかなレディーに見えたマルレーネ・サイウェスが実は産業スパイの女だったとは驚いた。
 果物などのDNAが巨額なマネーを産む時代背景を描いた傑作短編だ。
 
 

 

 

 

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