2011/12/25 『ワイルド7』を見た。
http://wwws.warnerbros.co.jp/wild7/index.html
望月三起也原作漫画である『ワイルド7』の実写版映画。
監督:羽住英一郎
出演者:
飛葉大陸:瑛太
セカイ:椎名桔平 刑務所に入り別れた娘が心配
パイロウ:丸山隆平(関ジャニ∞)爆弾犯
ソックス:阿部力 ギャンブラー
オヤブン:宇梶剛士 元ヤクザの親分
ヘボピー:平山祐介
B・B・Q(ビー・ビー・キュー):松本実
社会部記者 藤堂正志:要潤
社会部記者 岩下こずえ:本仮屋ユイカ
成沢守:中原丈雄 - 検事総長。ワイルド7と草波の後ろ盾。
桐生圭吾:吉田鋼太郎 - 公安調査庁情報機関(通称:PSU)の情報分析部門統括者。 本間ユキ:深田恭子 - 謎めいた美女。
草波警視正:中井貴一 - ワイルド7指揮官
小学生の頃、漫画で読み、ドラマで見て、ワクワクした作品のリメイク版。当時よりCG技術が向上したので、楽しみにしていたが、脚本がイマイチ・・・。この作品は、明確な悪役を、無敵なワイルド7がバイクとガンでやっつける明るく単純なアクションもののはずだった・・・。
しかし、真の悪役が判明した後、そこに乗り込むワイルド7がつかまってしまう。自力でそこから脱出するのがワイルド7のはずだが、警察上層部に助けてもらう。そんな情けないワイルド7にはがっかりした。
ワイルド7のバイクを載せたトレーラーの壁面が防弾になっていないのも「う~~~ん・・・。その登場の仕方は弾が無駄だし、外から撃たれたらどうするの?」と突っ込みを入れたくなる。「背後に壁があるのに無反動砲を撃つのも、危険だから気をつけましょう」言いたくなるし・・・。
ワイルド7に入る前の人生があまり描かれていない。飛場も原作だともっと楽天家だと思うのだが、かなり悩み込んでいる。セカイを演じた椎名桔平やオヤブンを演じた宇梶剛士の存在感が際立っている。だが、ちょうどこの頃、椎名桔平は、テレビドラマ『謎解きはディナーの後で』でコミカルな演技をしていたので、その印象が強く、映画館で可笑しくなってしまった。『専業主婦探偵~私はシャドー』でやはりコミカルな演技をしていた深田恭子も同様だった。俳優の事務所は、作品がいつ公開されるか、それぞれのイメージがどう影響するかも考えて、出演作を選ぶべきだと思った。
ガンガン銃を撃ちまくり、バイクや車をボンボンぶち壊すアクションを、リラックスしてあまり深く考えずに楽しむにはいい作品だ。