著者が秋庭俊の『帝都東京・隠された地下網の秘密』(新潮文庫)に写真とわかりやすい地図をつけたムック。
新潮文庫版よりも写真やカラフルな地図が入っているのでわかりやすい。私は新潮文庫よりこちらの方をおすすめする。
「東京の地下鉄網が第二次世界大戦前に、密かに、構築されていた。」というのが著者の主張だ。その証拠(?)を地図や写真で何点も挙げている。著者が挙げた証拠をどう読むかは読者次第だ。東京の地下鉄ユーザーはぜひ読んでみて、実際にその場に行ってみて欲しい。
私個人は、この本を見る前から不思議に思っていたこと(三宅坂ジャンクションや溜池山王駅や銀座線から丸ノ内線通路)については、納得できた。