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北条司『キャッツ♥アイ』集英社

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週刊少年ジャンプに連載された北条司出世作

茶店CATS EYEを経営している来生泪、瞳、愛の三姉妹の正体が、盗みに入る前に必ず予告する泥棒キャッツ・アイなのだ。瞳の恋人が刑事である俊夫だ。

刑事と泥棒という禁断の恋がどうなるか、なぜ予告してから泥棒するのか、なぜ三姉妹が盗むのがある特定の絵だけなのか、という謎が一つ一つ解けていく。

一話完結のギャグ漫画の話と複数の回にまたがった盗みの華麗なトリックやシリアスなアクションの話が混ざりながら大きな謎に一歩ずつ進んでいく物語。

改めて全編通して読むと、三姉妹それぞれの個性ある美しさが光る。

 

結局、三姉妹はミケール・ハインツという画家の娘だった。父が行方不明になったので、三姉妹は、ハインツが生きていたらわかるように予告して盗みを働いていたのだ。ハインツの絵は誰かによってあちこちに売りに出されて散逸した。三姉妹はハインツの絵を集めるために泥棒していたのだ。

ハインツの双子の兄クラナッフが黒幕だった。彼は弟ハインツに嫉妬し、シンジケートを作ったのだ。だが、最後にシンジケートを滅ぼし自らも死んだ。

自分が泥棒キャッツ・アイであることを隠して悩んでいた瞳は病気で記憶喪失になってしまった。瞳を追いかけた俊夫と新たな恋が始まるところで物語はハッピー・エンドで終わった。

 

明るく楽しくカッコよくて美しくてちょっぴりエッチで楽しめる漫画だ。