元は昭和12年12月発行。
前巻で猛犬連隊に負けた熊が、豚の国に侵入し豚を追い払う。
豚勝(とんかつ)将軍は猛犬連隊に言って、熊を追い払う。
豚の国では羊が奴隷のように働かされている。豚勝将軍は羊を料理して食べている。
豚勝将軍は、豚が犬より弱いのが気に入らない。
そこに熊が近寄ってきて、豚に猛犬連隊と戦うようけしかける。負けそうになったら援軍してやる、とまで言う。
豚軍はあっさり猛犬連隊に負けてしまう。
熊にサイドけしかけられて豚軍がまた猛犬連隊に戦いを挑む。
とうとう日本から猛犬連隊に増援が出発する。
豚との大戦争は猛犬軍の大勝利となった。
昭和12年といえば、1937年で、7月に盧溝橋事件で日中戦争が始まり、12月13日に当時の首都南京が陥落した頃だ。
豚が中国の偉い人達、羊が中国の民衆、熊がソ連を連想させるストーリーだ。