【1】獣神サンダー・ライガー vs 保永昇男 1991/04/30 両国国技館
職人レスラー保永昇男は大好きなレスラーの一人だったが、まさか、保永が勝つとは思わなかった。今あらためて見るとレスリングをしっかりやっている好試合だ。
【2】獣神サンダー・ライガー vs スペル・デルフィン 1994/06/13 大阪府立体育会館
デルフィンの普段のコスチュームとライガーのコスチュームを半分ずつにして合体させたコスチュームで、デルフィンが入場したのには驚いた。片方だけ角があるのだ。
デルフィンの、実力を伴ったショーマンシップが光った一戦だ。
【3】ワイルド・ペガサス&大谷晋二郎 vs ザ・グレート・サスケ & ブラックタイガー 1994/10/18 岡山県体育館
本誌の記事によると、大谷は試合中、スワンダイブ式フランケンシュタイナーで頭を打って、「体が動かない・・・・」と言って病院に搬送されたらしい。ブラックタイガーも病院に運ばれたそうだ。
2022/10/10、彼は、投げっぱなしジャーマンスープレックスで後頭部をコーナーマットに打ち付け、そのまま仰向けになった状態で全身が動かなくなり、頸髄損傷で今も闘病中だ。
1994年以前から命を削った大変な試合をしていたのだと、あらためて思う。
【4】ザ・グレート・サスケ vs ウルティモ・ドラゴン 1996/08/05 両国国技館
日本のプロレス団体のジュニアのエース達が持っていたチャンピオン・ベルト8個を統一するという前代未聞のイベントだった。その決勝戦に勝ち上がったのがこの2人だ。
鉄柱超えトペ・コンヒーロで頭蓋骨骨折に見舞われながらもサスケがドラゴンを下して8冠王座に輝いた。
【5】エル・サムライ vs 金本浩二 1997/06/05 日本武道館
1997年のベスト・オブ・スーパー・ジュニアの決勝戦だ。
喧嘩っぽいファイトを信条とする金本と飄々としているサムライのファイト・スタイルが噛み合うのかと思ったが、金本が仕掛ける喧嘩ファイトにサムライの熱い魂が燃え上がって好試合になった。
サムライのマスクが剥がされほぼ素顔になったが、最後はサムライが勝負を決めた。
【6】大谷晋二郎 vs ケンドー・カシン 1997/12/08 大阪府立体育会館
だが、当時の新日本プロレスの方針に翻弄されてしまい、大きく開花しきれなかった気がする残念な選手達だ。
リング外は、さておき、二人のファイト内容は、のびのびしていて、素晴らしい。