著者:タダシ☆タナカ+シュート活字委員会
タイトル:PRIDE 消滅の危機―専門誌&スポーツ紙が黙殺した全真相!
発行:宝島社
発行年:2006/9/12
価格:900円
「シュート活字」を標榜するタダシ☆タナカが編集したPRIDE、K-1の諸問題の背景に迫っている。なぜ、フジテレビがPRIDEの放送を打ち切ったのか、なぜ桜庭和志が髙田道場を離脱したのか、ボブ・サップがなぜK-1オランダ大会で敵前逃亡したのか、など、最近の格闘技界の真相に迫ろうとしている。後半四分の一は、PRIDEの歴史を振り返り、八百長試合を暴こうとしている。
専門用語が多く、試合を見ていること前提の記述が多いので、格闘技初心者には少し難しい。
古くからのPRIDEファンやPRIDEのDVDをこれから見直す人やPRIDEや格闘技興行の舞台裏を知りたい人に★★★☆☆
タダシ☆タナカのタブーなき報道=シュート活字の立場で、PRIDEの暗部に迫ろうとしている点は評価できる。
八百長かどうかは、証明できない。証明できないので、いつまでも灰色のまま残ってしまう。
筋書きのあるショーだろうと、金のやりとりのある八百長だろうと、命を賭けた真剣勝負だろうと、人を感動させるtことはできる。タダシ☆タナカのように真剣にシュート活字していたら疲れてしまう。もっと気楽にその興行で感動できたかどうかだけで、私は十分だ。