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秦 郁彦,戸髙一成 半藤一利『連合艦隊・戦艦12隻を探偵する』PHP研究所 (2011/11/29)

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■連合艦隊・戦艦12隻を探偵する [単行本]

■秦郁彦,戸髙一成 半藤一利 (著)

■出版社: PHP研究所 (2011/11/29)

■ISBN-10: 4569800459

■ISBN-13: 978-4569800455

■発売日: 2011/11/29

 

 第二次世界大戦で活躍した12隻の日本の戦艦に関する座談会。

これだけのメンバーが揃っているのだが、マニアの雑談レベルなのが残念。もう少し深い話をしてほしかった。

 企画した人がこの座談会のテーマを絞りきれなかったからだろう。12戦艦の紹介をテーマにするのか、どういう使い方があったのか、をテーマにするのか、旧日本海軍の問題点をえぐりだすことをテーマにするのか、もっと絞っていればよかった。

 日本海軍の戦艦に関する知識がある人なら、2時間程度で気楽に読むことができる。

 

  本書で始めて知ったことは、ミッドウェイ海戦になぜ役に立たない戦艦群が、空母の遥か後方でついていったかということだ。当時の海軍は出撃することで手当がついたらしい。手当をつけるために戦艦を出撃させたというのだ。そんなことしているから、日本は負けたのだ。"軍"というより官僚/お役所になっていた当時の海軍がよくわかった。