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美崎 栄一郎 (著) 『Facebookバカ  友達を365日たのしませる男の活用術 』

■美崎 栄一郎 (著)

Facebookバカ  友達を365日たのしませる男の活用術 [単行本(ソフトカバー)]

■出版社: アスコム (2012/4/27)

■ISBN-10: 4776207249

■ISBN-13: 978-4776207245

■発売日: 2012/4/27

 東日本大震災で、ソーシャルネットワークの威力を実感した私は、Facebookを始めたが、始めたときに、10冊近く、facebook関連の本を読んだ。facebookによって、ビジネスが変わる、という論調が多かった。また、facebookは自己ブランディングのツールである。という論も多かった。が、私は「本当かなぁ?」と半信半疑だった。確かにフリーランスの人にとっては仕事をとりやすくなって便利だろう。しかし、一般企業では、疑問符がついていた。

 本書は、私が漠然と感じていた疑問に見事な回答をしてくれた。

 「はじめに」からは、facebookの位置づけを明確化している。

 「facebookは壁新聞であり、放送局。」

 「facebookは実際に会ったことのある人とのリアルを補完するコミュニケーションツール。」

 「ローカルテレビが簡単に作れる。」

 PART1では、「会いたい人リストを作っておく」ことが勧められている。

 PART2では、情報収集のコツがいくつかある。

 「情報収集のためにリストを活用すると多チャンネルテレビの出来上がり」

 「Twitterとの同時ポストは見ない。何故なら違うメディアなのに読み手を考えていないから」<=これは、Twitterfacebookのフロントに使っている私には耳が痛い話だった。

 「ネガティブな発言の多い人の投稿も読まない。」<=これは当然。時間をかけて、不愉快になるだけだ。

 「興味ない投稿は消す。」

 「興味ある業界リストを作っておく」<=これは参考になる。

 「秘密リストを作って非公開グループにして秘密のコミュニケーション」

 「チェックインは情報収集に役立てる」<=これも意外な使い方だった。

 PART3

 「セルフブランディングは嘘」<=フリーランスはともかくとして、会社員はそのとおりだ。

 「宣伝しノイズを流すのはダメ」

 「普段やっていることで相手に伝えたいことを書く」<=これがネタ探しの基準だとはっきりわかった。

 「一日三回」<=これはかなりハードルが高い。

 「異なるコンテンツが並ぶようにする」<=なるほど

 「上手に続けられるネタをテーマにする」<=納得

 「自分はどういう人として覚えてもらいたいか」<=これもfacebookに書くネタの基準として覚えておきたい。

 「愚痴や悪口などネガティブなことは書かない」

 「写真をアイキャッチとして入れる。添える文字で写真に方向性を付ける」

 「マイ写真集を作る。何を見せたいか、どうなっていればともだちは見やすいか、をセットで考える」

 「タイムラインを使うと昔のことを、今投稿できる。」

 「投稿したものを間引きする。」<=これは考えつかなかった。

 PART4では友達リストの使い方が紹介される。

 「友達リストは非公開」

 PART5では会社に勤めている人がどうfacebookを使えばいいか、考え方とコツが書かれている。

 「会社の仕事に関する書き込みはしない」

 「チェックイン情報も仕事関係はfacebookにあげない」

 「公になっている情報はかまわない」

 PART6では、facebookマーケティングに使う時の注意点を集めている。

 「集客に役立つ魔法のツールではない。大事なのはイベント後のフォロー」

 「リアルにお会いしている時、しっかり、相手に記憶してもらうことが、実はフェイスブック上でつながりを作る上でも非常に重要なことである。」

 「友達申請の際には、いつ、どこで、お会いしたのか、その時誰と一緒にお話したのか、などのメッセージを送る」

 「旬なネタを提供できる人ならば、そのネタに関心のある人を集めることができる。」

 facebookを使う時の基準、また、どう使うと有益か、という観点で、facebookを使う時のコツを、うまくまとめている本であり、facebookユーザー必読の本である。