■あらすじ
CODEというアプリは、願いをかなえてくれるアプリだ。
願いをかなえる代わりに、CODEからの任務をこなす必要がある。
任務をこなさないと死の制裁が待っている。
婚約者七海悠香(臼田あさ美)を事故で失った(実はCODEによって殺された)二宮湊人(坂口健太郎)は、CODEの秘密を暴こうとする。その過程で同僚や上司をCODEによって失う。
その過程で記者の椎名一樹(染谷将太)と三宅咲(堀田真由)と協力し合う。
CODEのコントローラーだった三輪円(松下奈緒)は息子の手術費用が欲しくてCODEを使っていたが、やがて二宮湊人らに協力するようになる。
ランリーテクノロジー社長の市川省吾(玉山鉄二)がCODEを開発したことがわかる。
彼の本当の狙いは、CODEによる犯罪撲滅を表の理由にし、実際にはプロフェットというAIシステムによって個人情報を収集し国民監視し不都合な人間を排除することだった。
CODEは自分自身を改造する力を持ったAIシステムだった。
そのため、CODE開発当時はなかった制裁という機能は後からCODEが自分自身で追加した機能だった。
プロフェットが起動し、CODEが削除されていき、ランリーテクノロジー社長の市川省吾は逮捕された。
これでハッピー・エンドかと思いきや、CODEはしぶとく生きており、二宮湊人はCODEプレイヤーと思われる何者かによって拳銃で撃たれてしまった!
■感想
大河ドラマ『鎌倉殿の13人』に出演していた坂口健太郎や堀田真由が別な役柄で登場していたので、なんだか可笑しかった。
『2001年宇宙の旅』のHAL9000や『ターミネーター』のように、人類が造ったものが人類を滅ぼす、という話の系列につながるドラマだった。
『2001年宇宙の旅』や『ターミネーター』公開時は、完全にSF映画の世界だったが、昨今のChatGPの進化などを見ると、もう現実のものになってきた。
そういう点で、とても恐ろしいドラマだと思った。