■森山康平
■はじめてのノモンハン事件
■出版社: PHP研究所 (2012/1/14)
■ISBN-10: 4569801811
■ISBN-13: 978-4569801810
■発売日: 2012/1/14
ノモンハン事件というのは、1939年に満州国とモンゴル国境で発生した国境紛争のことだ。日本軍とソ連軍がそれぞれ満州国とモンゴル軍を支援して大紛争になった。
この戦いは、後の大東亜戦争敗北につながる、旧日本陸軍の様々な問題点が露呈した戦いだった。ノモンハン事件については多くの本が書かれているが、本書は、ノモンハン事件や当時の日本を知らない世代向けに、たくさんの地図や写真を含めて解説した入門書だ。
ノモンハン事件について、まず最初に読む本として、最適だ。
最近、旧ソ連崩壊とともにソ連側からこの事件を扱った資料が出てきた。本書ではそれらの資料はあまり生かされていないのが残念だ。