もくじ
はじめに―なぜ、「できる人」の手帳ほど書き込みがシンプルなのか?
1章 7万人が「できる人」に変わった!箱田式・シンプル手帳術
2章 「ムダな時間」が「充実した時間」に変わる!なぜか「目標を達成する人」の手帳術
3章 わずかな努力で仕事がはかどる!「忙しい!」がなくなる手帳術
4章 語学・資格、読書、ダイエット…「三日坊主」を退治する手帳術
5章 もう「忙しくてできない」とは言わせない!「やる気」がアップする手帳術
他の手帳術の本と比べて、特別なテクニックがあるわけではなく、基本的なことがわかりやすく書かれている。手帳フォーマットも紹介されており、手帳術として、役に立つ。
手帳初心者で、簡単でとてもわかりやすい手帳術をマスターしたい人には、★★★★。
いろいろと手帳術を試した方は、「ああ、知ってるよ。」ということが多いが、新たな気持ちで、いろいろなテクニックを再勉強しようと思って読むといいと思う。
第1章では、目標の設定についてまとめてある。短期目標(1年以内)、中期目標(5年以内)、長期目標(10年以内)ごとに、①仕事、②家庭・家族、③経済、④健康、⑤自己啓発・知的活動、⑥趣味・特技、⑦その他の項目に分けて、目標を設定する。そして、その目標を手帳の見やすいところに置き、常に見えるようにする。
第2章では、目標という大枝から、タスクに落とすこと(クリスマス・ツリー・テクニック)が紹介されている。。
第3章第4章のポイントは、エレファント・テクニックだ。大きなことも小さく分ければ、一日あたりの作業量は小さくなるということだ。小さくすることで、すき間時間を利用でき、そのテクニックがいくつも紹介されている。また、嫌な仕事からやる、というテクニックも紹介されている。確かに嫌なことが終われば後は楽なことばかりだから気は楽になる。
第5章では、計画を立てても三日坊主で終わることを防ぐためのいくつかのテクニックを紹介している。
モケジフォの法則(目標を立てる、計画に落とし込み、実行し、フォローアップしながら調整する)の紹介。三日坊主とは、自分を変えないことによる「快適ゾーン」にいることである。やるべきことを先送りせず今やる。どうしてもやる気の起こらないときは、簡単なことをやる。あえて締め切りを利用して自分を追い込む。あきらめずに続けた人だけが目標を達成できる。