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NHK『鎌倉殿の13人』第31回「諦めの悪い男」(2022/08/14放送)

www.nhk.or.jp

 

鎌倉時代大河ドラマは『草燃える』を毎週見ていた。

しかし、当時は、源頼朝死後の展開がよくわからなかった。

源頼朝を石橋山の合戦で助けた梶原景時(江原真二郎)が殺されたのも、比企能員(ひきよしかず)(佐藤慶)が殺されたのも理由がよくわからなかった。

 

大人になった今見ると、梶原景時(中村獅童)が殺された事件も、今回、比企能員(佐藤二朗)が北条時政によって謀殺された事件も、ドラマ中の一つの解釈ではあるが、その理由に納得がいく。

 

比企能員(佐藤二朗)が、コミカルだが真剣でいい演技をしていた。

架空の暗殺者、善児(梶原善)やトウ(山本千尋)もいい味を出している。

 

北条義時(小栗旬)は、最初は真面目ないい人だったが、陰謀をいとわない悪者になってきた。その変化していく演技がとてもいい。

 

何回か前だったが、北条義時が、最初は鎌倉殿の13人に入らなかったので、「なぜだろう?」と思ったら、彼は、当時「江間義時」だった。時政の後継者ではなかったのだ。だから、ドラマ中でも「江間義時」にしておくべきだと思う。

それで、父親の時政との距離の取り方が、理解できた。

 

比企能員(佐藤二朗)を滅ぼした後、意識不明だった源頼家(金子大地)が目を覚ます。

その時の北条一門の驚いた表情は面白い。次回が楽しみだ。